ハッピーライティングマラソン#19「心がふっと温かくなった出来事は、どんなことでしたか?」
熊本の母から、野菜が届いた。
難病ALSの父の介護、施設に入っている祖母2人のことを気にかけながら、
母は毎日忙しく過ごしている。
そんな母の楽しみは、どんなに忙しくても畑に行って野菜を育てること。
「大変じゃない?」と聞くと、
「これが楽しみなの」といつも電話越しに明るい声が返ってくる。
結婚して広島に住み、今は少し離れているけど、
母の声を聞くと、不思議と心が落ち着く。
近くにいてあげられないこと。
父のことも、祖母のことも全部おまかせっきりなこと。
ちょっと申し訳ないなと思う。
きっと大変な毎日だろうと想像するけれど、
母は私にいつも明るく、元気に接してくれる。
私が幼い頃からずっとそう。
そして、それは私だけでなく、誰に対しても同じ。
なんでこんなに元気なんだろう。
母は、私にとってまるで太陽のような人だ。
時にネガティブになる私は、母と比べて
「こんなんじゃダメだな」と自分を責めてしまうこともある。
でも、比べるものじゃない。
きっと母は、私が心から笑っていることを望んでいる。
だから、無理しない。
感情をありのまま受け止めようと決めている。
どんな自分もOK。泣いたり笑ったりしながら自分らしく生きよう。
さて、「心がふっと温かくなった出来事」は――
そう、実家から野菜が届いたこと。
数日前の電話で「栗はいらんね?」と母が聞いてくれた。
「いるいる♡でも剥くのが大変だよね〜」なんて笑いながら話した。
届いた栗。母は皮を剥いて、下茹でまでして、真空パックにしてくれていた。
私はリウマチを患っていて、手が痛いことを母は知っている。
その思いやりに、胸がじんとした。
そしてよく見ると、ハート型の気泡。
思わず笑みがこぼれて、心がふっと温かくなった。

そういえば数年前、父がALSを患う前には
父が栗の皮を一生懸命剥いて送ってくれたことがあった。
「今回はね、お父さんが剥いてくれたよ」って、母が教えてくれた。
そのことを思い出して、また胸が熱くなった。
秋の実りを通して、今も昔もずっと変わらない
両親の愛を感じた。
そして、届いた栗で、息子のリクエストで栗ご飯を作りました。
下ごしらえしてあるから、とってもラクにできた!
家族みんなで、美味しくいただきました🍚🌰
