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AIに乗り遅れた人ほど、これから有利になるかもしれない。

こんにちは、井口です。

ぼくは個人事業主として、小資金でも実践できるWEB集客や販促の方法を探求しながら、日々仮説と検証を重ねています。

このnoteでは、なんとなく聞いたことはあるけれど、意外と曖昧なまま使われているマーケティング用語にフォーカス。自分で調べたり、実体験をもとにしながら、できるだけ噛み砕いた言葉でまとめています。

専門用語が苦手な方でも、「なるほど、そういうことか」と思えるような形でお届けできたらうれしいです。

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ところで最近、こんなふうに感じたことありませんか?
「AI市場に参入するの、もう遅いかも…」

「なんかもう、みんなやってるし…」

「今さら入っても差別化できない気がする…」

生成AIのサービスはどんどん増えて、「AIの専門家」も一気に増えてきて、気づけば「当たり前のスキル」になりつつある。

ちょっと前までは「AI使えます」だけで差別化できたのに、今はそれだけじゃ全然目立たない。

むしろ、「出遅れた」と感じる人のほうが多いんじゃないかなと思います。

でも、ここでひとつ知っておいてほしいことがあります。
それが「ハイプサイクル」という考え方です。


「もう遅い」と感じたとき、実はフェーズが変わっている

世の中の新しいものって、ただ気まぐれに流行っているわけじゃありません。

実は多くの場合、「盛り上がり → 失速 → 定着」という流れをたどります。これを整理したものが「ハイプサイクル」です。

ハイプサイクルとは、米国の調査会社ガートナーが提唱しているもので、新しい技術や概念が世の中に登場してから、本当に社会に定着するまでの期待値(hype)の変化をグラフで示したものなんです。

簡単に言うと、「新しいものが出てきたときに、人々がどれくらい盛り上がって、どれくらいがっかりして、最終的にどう落ち着くか」という流れを図にしたもの、と理解しました。

このサイクルは、大きく分けて5つのフェーズで構成されています。

  1. 黎明期(Innovation Trigger): 新しい技術やサービスが誕生したばかりの時期。「すごいものができたぞ!」と期待が高まり始める段階です。

  2. 「過度な期待」のピーク期(Peak of Inflated Expectations): メディアなどに取り上げられ、世間の期待が最高潮に達する時期。「これが未来を変える!」と夢が語られまくります。

  3. 幻滅期(Trough of Disillusionment): 「あれ?思ったほどじゃないな…」と現実とのギャップに直面し、失望感が広がる時期。多くの人が見向きもしなくなります。

  4. 啓蒙活動期(Slope of Enlightenment): 幻滅期を乗り越え、本当に使える部分や価値が見直され始める時期。少しずつ実用的な活用法が見えてきます。

  5. 生産性の安定期(Plateau of Productivity): 技術が成熟し、その価値が広く認識され、当たり前のように使われるようになる時期。安定した生産性をもたらします。

ちょっと冷静に見ると、人間の感情の波そのものですよね。


身近なもので例えてみよう!「タピオカブーム」を思い出してみた

この5つのフェーズ、いきなり専門用語で言われてもピンと来ないですよね。

そこで、ぼくらの身近にあった「タピオカブーム」を例に考えてみると、しっくりくると思います。

  • 黎明期: 台湾から新しい飲み物としてタピオカミルクティーが日本に入ってくる。「なんかモチモチしてて美味しい!」と一部で話題に。

  • 「過度な期待」のピーク期: インスタグラムなどのSNSで大流行! 原宿にはタピオカ店が乱立し、長蛇の列。「タピオカがないと生きていけない!」とまで言われるほどのフィーバーに。

  • 幻滅期: 「もうどこにでもあるし飽きたな」「並ぶの面倒くさい」「ぶっちゃけカロリー高いし…」と、急激に熱が冷めていく。閉店するお店も続出。

  • 啓蒙活動期: 一時的なブームは去ったけど、本当に美味しいお店や、定番として定着するお店が生き残る。多様なフレーバーやアレンジも登場し、改めてその価値が見直される。

  • 生産性の安定期: コンビニやスーパーでも手軽に買えるようになり、多くのカフェメニューの一つとして、すっかり定着。一部の熱狂はなくても、安定した人気を保つ。

どうでしょうか?タピオカで考えると、ハイプサイクルって、なんとなくイメージしやすくなりませんか?

新しいものには、必ずこういう「期待と幻滅の波」があるんだなって気づかされます。


AIは今、どこにいるのか?

ここが一番大事なポイントです。

今の生成AIは、間違いなく「ピーク(過度な期待)」を超えて、「幻滅期〜啓蒙期」に入り始めている段階です。
・思ったより稼げない
・ツールが多すぎて分からない
・結局どう使えばいいの?
こんな声、めちゃくちゃ増えてきましたよね。
これ、まさに「幻滅期のサイン」です。


ここから何が起きるか?

ここで重要なのが、「差別化の軸が変わる」ということです。
ピーク期までは「できるかどうか」が価値でした。
・AI使えます
・画像生成できます
・自動化できます
これだけで十分すごかった。
でも、これからは違います。

できて当たり前。
「効率化」が当たり前に。

ということは「効率化できる」は差別化のポイントではなくてなってきます。

ここからは、
・どう使うか
・どんな切り口で使うか
・誰に向けて使うか
・どんな人が使っているか

こっちが価値になってきます。


つまり、勝負はここから

これ、ちょっと冷静に考えると分かるんですが、後発のほうが有利なゲームに変わってきているんですよね。

なぜかというと、
・ツールは出揃っている
・情報も出揃っている
・失敗パターンも見えている

だからこそ、「どこで勝負するか」を選べる。


これから求められるのは「人の部分」

これからは、こういう要素が効いてきます。
・切り口(どんな視点で伝えるか)
・アイデア(どう組み合わせるか)
・人柄(誰が言っているか)

同じAIを使っても、「誰が、どんな文脈で使うか」で結果は全く変わる。

ここが勝負になります。


「出遅れた」は、むしろチャンス

もし今、「AIに乗り遅れた…」と感じているなら、それはむしろいい位置にいます。

なぜなら、
・無駄な投資をしていない
・過度な期待に振り回されていない
・冷静に見れるフェーズにいる

からです。
ここからは、確実に

「スキル勝負」ではなく
「編集力と人間力の勝負」

になっていきます。


まとめ

AIは終わっていません。
ただ、フェーズが変わっただけ。

「できる人が勝つ時代」から「使い方で差がつく時代」

そして、「誰がやるか」で選ばれる時代へ。

もしあなたが、「もう遅い」と思っていたなら、それはスタートラインに立ったサインかもしれません。

ここから、どう使うか。
そのほうが、よっぽど面白い勝負だと思いませんか?

新しい技術やトレンドは、これからもどんどん登場してくるでしょう。

その一つ一つが、タピオカブームのように、期待と幻滅の波を繰り返しながら、社会に定着していく(あるいは消えていく)んですね。

このハイプサイクルを知っていると、目の前の流行に一喜一憂するだけでなく、一歩引いた視点で物事を眺めることができるようになるな、と感じました。

ぼくたち個人事業主やフリーランスにとって、常に新しい情報にアンテナを張ることは大切ですが、同時にその情報の「根幹」や「波」を見極める力も同じくらい重要だと、改めて気づかされました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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