目標を達成しても幸せが続かないのはなぜ?満たされない心の仕組み。

こんにちは、井口です。
ぼくは個人事業主として、小資金でも実践できるWEB集客や販促の方法を探求しながら、日々仮説と検証を重ねています。
このnoteでは、なんとなく聞いたことはあるけれど、意外と曖昧なまま使われているマーケティング用語にフォーカス。自分で調べたり、実体験をもとにしながら、できるだけ噛み砕いた言葉でまとめています。
専門用語が苦手な方でも、「なるほど、そういうことか」と思えるような形でお届けできたらうれしいです。
頑張って書いても読まれなかったnote。原因は、文章力じゃなかった。ゼロから43日で月間2万ビューに変わった理由 ➡ 続きを読む。
ところで、「頑張ってるのに満たされない…」そんな感覚を覚えたことはありませんか?
売上が伸びたり、フォロワーが増えたり、新しい仕事が決まったり。
嬉しいはずなのに、しばらくするとまた次の目標を追いかけている。
まるで、どこまで走っても景色が変わらないランニングマシンの上にいるような感覚。
ぼく自身、成果を出した瞬間は「やった!」と喜ぶのに、数日後には「次はどうしよう…」と焦り始める自分に、何度もモヤモヤしていました。
実は、その正体に名前があったんです。
それが 「ヘドニック・トレッドミル」。
この記事では、「なぜ満たされないのか?」という感情の仕組みを、なるべくやさしく、身近な例を交えながら一緒に理解していきます。
読み終える頃には、「あ、そういうことだったんだ」と、心が少し軽くなるはずです。
「ヘドニック・トレッドミル」って、一体どういう意味?
ぼくがいろいろな情報を調べてみて、一番しっくりきたのは「人間は、どんなに良いことや悪いことが起こっても、時間が経つとまた元の幸福度に戻ってしまう傾向がある」という考え方、ということでした。
「ヘドニック」は「快楽」や「幸福」といった意味。
「トレッドミル」は、ジムなどにあるランニングマシンのことです。
つまり、「幸福のランニングマシン」とでも訳せるでしょうか。
イメージとしては、どんなに早く走っても、景色が変わらずその場に留まっているランニングマシンのように、何かを達成して一時的に幸福感が高まっても、結局は元の感情の状態に戻ってしまう、ということを示しているんです。
まるで「新しいスマホ」を手に入れた時みたい?
この「ヘドニック・トレッドミル」、身近な例で考えてみます。
例えば、ずっと欲しかった最新のスマホをようやく手に入れたとします。
「わー!やったー!サクサク動くし、カメラも綺麗だし、最高!」
最初はものすごくテンションが上がりますよね。
毎日が楽しくて、早く誰かに見せびらかしたくてウズウズする。
まさに「最高の幸せ!」と感じる瞬間です。
でも、どうでしょう?
1週間、1ヶ月、半年と経っていくうちに、その感動って、だんだん薄れていきませんか?
もちろん便利だし、気に入ってはいるけれど、最初に感じた「あの興奮」はどこへやら。
いつの間にか、それが「当たり前の日常」になっていて、また次の新しいモデルが出ると「あれが欲しいな…」なんて思ったり。
これこそが、まさに「ヘドニック・トレッドミル」!
新しいスマホという「幸せ」を手に入れたのに、結局は元の感情レベルに戻っちゃう現象なんです。
この話を聞いた時、「あー!あるある!」って、ぼくも思わず膝を打ちました(笑)
個人事業主・フリーランスの僕らにも関係してる?「頑張っても満たされない」の正体かも
この「ヘドニック・トレッドミル」は、特に目標に向かって努力し続ける個人事業主やフリーランスのぼくらにとって、すごく考えさせられることだと思います。
例えば、
「月商〇〇万円達成したら、きっともっと幸せになれるはず!」
「あの大きな案件が取れたら、もう安心だ!」
「フォロワーが〇万人になったら、自分の価値を認められる気がする!」
こんな目標を立てて、必死に頑張ること、ありますよね。
そして、目標を達成した瞬間は、確かに「やったー!」と最高の喜びを感じる。
でも、その高揚感って、案外長く続かないこと、ありませんか?
「あれ? 達成したのに、思ったより満たされないな…」
「もう次の目標を立てなきゃ…」
ぼくも何度か経験があります。
新しいクライアントとの契約が決まって舞い上がったのに、数日経つと「次はどうしよう…」と、また別の不安が顔を出す。
まるで、ゴールテープを切ったと思ったら、また新しいランニングマシンに乗せられたような感覚なんです。
これは「もっと頑張らなきゃ!」という原動力になる一方で、頑張り続けても心が満たされにくいという「虚しさ」にもつながる可能性があるんですよね。
【ここがポイント!】マーケティングの観点から「ヘドニック・トレッドミル」を考える
さて、ここからがぼくら個人事業主やフリーランスにとって特に面白い部分かもしれません。
この「ヘドニック・トレッドミル」の考え方は、顧客の心理を理解し、満足度を高めるマーケティング戦略にも応用できるんです。
企業は常に、新しい商品やサービスで顧客の「ヘドニック・トレッドミル」を刺激しようとしています。
「もっと便利に!」「もっと新しく!」「もっと快適に!」
先ほどのスマホの例のように、新しいものを手に入れたときの高揚感は一時的でも、その一時的な幸福感を繰り返し提供することで、消費を促しているわけですね。
ぼくら個人事業主やフリーランスも、このメカニズムを知っておくことで、顧客満足度をより深く考えられるようになります。
【顧客を「幸せのランニングマシン」に乗せないために】
1.「買った時」だけでなく「使い続ける時」の価値を伝える
商品やサービスを購入した瞬間の「解決!」という満足感は、いずれ薄れていきます。
それよりも、購入後の「日々の小さな改善」「長期的なメリット」「継続することで得られる成長」といった、持続的な価値を伝えることが大切です。
例えば、Webライターなら「記事を納品して終わり」ではなく、「この記事が公開された後、読者からこんな反応がありましたね!」といったアフターフォローや結果の共有が、お客さんの満足度を継続させる鍵になるかもしれません。
2.「変化」だけでなく「安心感」を提供する
常に新しい情報を追い求めたり、より良いものを提供しようとすることは素晴らしいですが、お客さんが本当に求めているのは、実は「安心感」や「安定」かもしれません。
新しい機能ばかりを追求するのではなく、「いつでも相談できる」「困った時に頼れる」といった、信頼関係に基づいた安心できる体験を提供することで、お客さんは一時的な高揚感だけでなく、長期的なロイヤルティ(愛着)を感じてくれるかもしれません。
3.「期待値コントロール」の重要性
過度な期待を持たせすぎると、達成した時の感動が薄れるだけでなく、かえって失望につながることもあります。
マーケティングにおいて、サービスの「できること」「できないこと」を正直に伝え、現実的な期待値を設定してもらうことで、結果的に顧客の満足度を高めることができます。
ぼくら個人事業主やフリーランスは、企業と違って顧客との距離が近いのが強みです。
だからこそ、表面的な「一時的な幸せ」だけでなく、顧客が本当に望む「持続的な価値」や「安心できる関係性」を築くことに意識を向けていきたいですよね。
まとめ:幸せの「ランニングマシン」から降りて、本当に大切なことを見つけよう
今回「ヘドニック・トレッドミル」について調べてみて、ぼくが一番腑に落ちたのは、「外部の条件や達成目標だけに幸せを求め続けるのは、キリがない」ということでした。
もちろん、目標を立てて努力することは、個人事業主やフリーランスとして成長していく上でとても大切なこと。
でも、そこにばかり意識を向けていると、いつの間にか「幸せのランニングマシン」の上で走り続けている自分に気づかないまま、疲弊してしまうかもしれません。
そして、この考え方はぼくらのビジネスにも応用できる。
お客さんの「もっと!もっと!」という心理を理解しつつも、ぼくらが提供すべきは、一時的な満足感に終わらない「持続的な価値」なんだ、と再認識しました。
じゃあ、どうすればいいんだろう?
ぼくが思うに、大切なのは、「今ある小さな幸せ」や「日々の充実感」にも目を向けることなんじゃないかな、と感じました。
今日、美味しいコーヒーを飲めたこと
クライアントから感謝の言葉をもらえたこと
新しい知識を一つ学べたこと
晴れた日に散歩ができたこと
そんな、一見当たり前すぎて見過ごしがちな瞬間に、心の満足感を見つける練習をしてみる。
そして、走り続けることだけがすべてじゃない、と心に留めておく。
この「ヘドニック・トレッドミル」を知ったことで、ぼく自身も「もっと頑張らなきゃ!」という気持ちと、「今この瞬間を大切にしよう」という気持ち、そして「お客さんにどんな価値を提供し続けるか」という視点のバランスを、今まで以上に意識できるようになりました。
あなたも、この「幸福のランニングマシン」について知って、少しでも心が軽くなったり、新しい視点が見つかったりしたのなら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が「なるほど、そういうことだったのか!」という小さな気づきや、あなたのアイデアのヒントにつながっていたら嬉しいです。
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