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「あとでやろう」が一生終わらない理由。フリーランスを悩ませる「時間の錯覚」。

こんにちは、井口です。
ぼくは個人事業主として、小資金で実現可能なWEB集客・販促手法を探求・実践しています。
noteでは、なんとなくの理解で済ませてしまっているマーケティング用語にフォーカスし、自分自身で調べたり、実体験をもとに噛み砕いた言葉でまとめています。

頑張って書いても読まれなかったnote。原因は、文章力じゃなかった。ゼロから43日で月間2万ビューに変わった理由 ➡ 続きを読む。


ところであなたは、「やらなきゃ」と思っているのに、つい後回しにしてしまうことってありませんか?

たとえば、「今週中に経費整理しよう」と思っていたのに、気づけば金曜の夜。

「あとでやればいいか」と思っていたことが、気づけば「山積み」になっていた・・・そんな経験、ぼくも山ほどあります。

実はこれ、「意志が弱い」からではなく、人間の「脳のクセ」が関係しているんです。

それが今回のテーマ、「時間割引(Time Discounting)」という考え方。
簡単に言うと、「将来よりも今を高く評価してしまう」心理のことなんです。

この仕組みを理解すると、

「どうしてつい目先の仕事を優先してしまうのか」

「なぜ将来のための投資が後回しになってしまうのか」

がスッと腑に落ちて、自分の行動パターンを客観的に見直せるようになります。

この記事では、そんな「時間の感じ方のトリック」を、日常の例と一緒に分かりやすく紹介していきます。

きっと読み終わるころには、「未来の自分を喜ばせる行動」が、少しだけ選びやすくなっているはずです。

「時間割引」って、要するにこういうことらしい

まず、「時間割引」の一般的な定義からご紹介します。

時間割引(Time Discounting)とは、簡単に言うと「将来もらえる報酬や利益よりも、今すぐもらえる報酬や利益を高く評価する傾向」のこと。

たとえば、「今すぐもらえる1万円」と「1年後にもらえる1万円」があったら、多くの人は「今すぐもらえる1万円」を選びますよね?

これは、将来の不確実性(本当に1年後にもらえるのかな?価値は変わらないかな?)があったり、今すぐ使える便利さがあったりするからです。

つまり、時間が遠くなればなるほど、その価値が「割引」されて感じられる、というわけなんです。

経済学や心理学の分野で使われることが多いみたいですね。


「夏休みの宿題」と「ご褒美のお菓子」

これだけ聞くと「ふむふむ、なるほど?」とは思うものの、まだピンとこないかもしれません。

そこで、ぼくが「これだ!」と思った身近な例をご紹介します。

「夏休みの宿題」って、みなさんどうでしたか?

「夏休みが始まったばかりの頃は、まだ時間がいっぱいあるから、最終週にまとめてやろう!」って思って、結局ギリギリになって慌ててやった経験、ありませんか?

この時、「夏休み最終日の焦り」という「今すぐの苦痛」を避けたい気持ちが、「まだ時間があるから大丈夫」という「将来の宿題を終わらせるという利益」よりも大きく感じられているんです。

あるいは、目の前に美味しそうなケーキがあったとします。

「今すぐこのケーキを食べたい!」という気持ちと、「1週間我慢したら、もっと豪華なご褒美がある」という選択肢。

多くの人は、今すぐの誘惑に勝てず、目の前のケーキに手を出してしまうかもしれません。

つまり、「今、得られる満足感や快楽、あるいは今、避けられる苦痛」の方が、「将来得られる大きな満足感や快楽、あるいは将来避けられる大きな苦痛」よりも、魅力的に感じられやすい、ということなんですね。

「あー、それ自分のことだ!」って思う方もいるんじゃないでしょうか?

ぼくもこの例えで、「時間割引」がグッと身近に感じられました!


個人事業主・フリーランスにとっての「時間割引」の例

じゃあ、この「時間割引」って、ぼくたち個人事業主やフリーランスの働き方にどう関係してくるんでしょう?

いくつか具体的な例を挙げて考えてみましょう。

例1:目先の案件と将来への投資

  • 時間割引に流されると…
    今すぐお金になる短期の仕事ばかり引き受けてしまう。例えば、単価は低いけれどすぐに終わるタスク系の仕事など。

  • 時間割引を理解していると…
    目先の利益だけでなく、「来月、再来月、1年後の自分のために」と、スキルアップのための学習時間や、新しい事業の種まき(ブログ執筆、SNS発信、交流会参加など)に時間を投資できる。今は直接お金にならなくても、将来大きなリターンとなって返ってくることを知っているから。

例2:確定申告の準備

  • 時間割引に流されると…
    「まだ先だから大丈夫!」と、日々の経費入力や帳簿付けを後回しにしがち。結果、確定申告直前になって膨大な量のレシートと格闘し、多大なストレスと時間を消費する羽目に。

  • 時間割引を理解していると…
    「今、毎日少しずつやっておけば、未来の自分がラクになる!」と、日々のルーティンに組み込むことができる。未来の「大きな苦痛」を避けるために、今の「小さな手間」を受け入れることができるんですね。

例3:健康への投資

  • 時間割引に流されると…
    「今は忙しいから、運動はまた今度」「徹夜してでも仕事を終わらせよう」と、ついつい無理をしてしまう。

  • 時間割引を理解していると…
    「今、健康に気を遣うことが、将来の医療費や生産性の低下を防ぐ」と理解し、適度な休憩や運動、睡眠を意識的に取るようになる。未来の健康という「大きな利益」のために、今の「時間的な制約」を受け入れることができるわけです。

どうですか?
「あ、自分もやっちゃってるかも…」という場面、ありましたか?

ぼくも「健康への投資」は特に意識しないとすぐに後回しにしちゃうので、耳が痛い話です(笑)


まとめ:時間を「割引」しないで、未来の自分を喜ばせる

今回は「時間割引」について、ご紹介してきました。

ぼくがこの「時間割引」という考え方を知って一番感じたのは、「人は誰でも、目先の利益や快楽に流されやすい生き物なんだな」ということ。

でも、それを知っているだけで、将来を見据えた選択ができるようになるんだな、と。

個人事業主やフリーランスとして活動していると、本当に時間の使い方一つで未来が大きく変わってきますよね。

「今」を大切にするのはもちろん素敵なことですが、時には「未来の自分」を想像して、そっちをちょっとだけ優先してあげる選択も、大事なんだな、と改めて思いました。

「未来の自分が喜ぶ選択って何だろう?」

そう問いかけながら、日々の行動を選んでいく。
そんな風に「時間割引」を味方につけて、賢く時間を使っていこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が「なるほど、そういうことだったのか!」という小さな気づきや、あなたのアイデアのヒントにつながっていたら嬉しいです。

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