【こども11】児童精神科初診
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仕事中に電話が鳴った。
でてみると「診察が可能な場合のみお電話します」と書いてあった児童精神科からだった。
フォームの送信をしてから1週間経っていない。
その代わり、キャンセルが出たとのことでその枠で受信できるか確認された。日時は選べない。でも、この機会を逃せない。
夫に相談せず、スケジュールも見ずに快諾した。
その児童精神科クリニックは、隣の県にあって、うちの最寄駅から公共交通機関では少なくとも2回は乗り換えと徒歩で1時間半の行きにくい場所であった。
救いは、自動車。家からクリニックまで自動車なら30分程度である。
ただ、運転免許はあるが、引っ越した家の前の道が狭すぎて私には無理。自動車の運転はパパがいないとできない。
初診は土日の朝9:30だった。
三度目の正直。どきどき。
受付を済ませて待合室に入ると、プレイマットの正面にテレビがあり、アニメが流れていた。
空は入った瞬間から釘付け停止状態。
アニメやほかの目につくものが近くにあると何もできない。
何か言っても耳に入らない。
文字通り「釘付け」である。
空はプレイマットに座ってアニメに夢中、夫と私は待合室の椅子に座って、呼ばれるのを待った。
待合室から見るとカラフルなドアが6つあった。
左から2番目のドアが開いた。
「モリタソラくーん」
上品で優しそうなスタッフがドアから出てきて呼びかけた。
夫と私が空の肩を叩いて、ドアまで促すと、
「お父様、お母様も一緒にどうぞ」と言われ、一緒に部屋の中に入った。
保健センターで臨床心理士さんと話した部屋と似ていた。
まずはスタッフの方が挨拶と自己紹介をして空と話した。どうやら心理士さんのようだ。
「空くん、自己紹介してください」
「空くん、困ってることあるかな?」
「空くんは何している時が楽しい?何が好き?」
一通り話すと、
「空くん、パパやママとお話しがあるからね、アニメの続きが見たかったら待合室でみててもいいよー」
空は部屋を出ていき、親のターンだった。
「どういうことが気になっていますか?」
私は堰を切ったように話し始めた。
比較対象がいないから、なにが「普通」から外れてて、外れていないのかわからない。
こういうものだと理解していたので、記録に留めていなかった。
記憶の限り、違和感を伝える。プリスクールのスタッフや幼児教室の先生に言われたことも、保健センターや発達支援施設で診断がなかったことも。
・目が合わない期間が長かった
・泣かない赤ん坊だった
・目に入るものがあると何もできない
・いつまで経ってもママとパパを使い分けられない。
・物への執着
・コミュニケーションがうまくとれない(毎回泣かされる)
・すごく体幹バランスが悪く、リズム感もない
・感情を抑えられない、行動をセーブできない
・癇癪ひどい
・言葉がうまく紡げない
「目に入るものがあるとなにもできない」だが、前述したように、何も動けないし何も聞こえないのだ。
そして、常に、だいたい何かしら目に映るのである。
あまりに話が聞こえていないので、耳の聞こえが悪いのかと耳鼻科で聴力検査をした。
英語を話すので全く聞こえないということはないと思ってはいた。
結果、聴力検査は正常であった。
APDの情報と診断をしてくれる病院も探した。
しかし、幼児教室で衝撃事実が発覚する。
耳、聞こえてる……!!!😳
これは個人的な感覚だが、小学校受験に出題される問題は、発達障害のトレーニングに通ずるものがあると思う。
小学校受験の設問は基本読み上げである。幼児だから文字が読める想定をしていない。
長い文章を読み上げ、それについて問うものもある。
私はこういう練習問題を見たとき、「受験落ちた〜!」とのたうちまわった😣
しかし、意外や意外、
空は、それができていた。
意外すぎる。
「おまえ、耳聞こえるやん😂」
と言ってしまったほど。
後に、小学校のスクールカウンセラーに目がよすぎる。視覚優位。と言われる。
そんなこんなで話し終えると最後に聞かれた。
「テストを受けて診断を受けたいと思っていますか。」
必要だと思った。
何がどう他の子と違うのかわからないと対処できないと思ったから。
個性かもしれないけど、初めての子育てで、毎回誰かに指摘されてこの壁にぶつかるのは違うだろう。
診断テストを受けることにした。
次回↓
