【KDDI】au PAY マーケットの歩み「ビッダーズ」「DeNAショッピング」Wowma!(ワウマ)「auコマース&ライフ」KDDIコマースフォワードとルクサ「au Wowma!」
au PAY マーケットの歩み(時系列)
• 1999年11月:オークションサイト「ビッダーズ」開始
• DeNAによって設立。当時は「楽天」「ヤフオク」と並ぶ、日本三大オークション・ショッピングサイトの一角を担っていました。
• 2011年10月:「モバデパ」と「ビッダーズ」を統合
• 携帯電話(ガラケー)向けに強かった「モバデパ」とブランドを統合。モバイルECの先駆けとして基盤を強化しました。
• 2013年1月:「DeNAショッピング」へ名称変更
• オークション形式から、現在の主流であるショッピングモール(BtoC)形式へとサービスを大きくシフトしました。
• 2016年12月:KDDIが事業を譲り受け
• DeNAからKDDIへ事業が譲渡され、KDDIコマースフォワード株式会社が運営を開始。「通信×EC」の融合が始まりました。
• 2017年1月:「Wowma!(ワウマ)」誕生
• 「DeNAショッピング」と、KDDIが展開していた「au ショッピングモール」が統合。ブランドを一新しました。
• 2019年4月:運営会社が「auコマース&ライフ」に社名変更
• KDDIコマースフォワードとルクサが合併し、現在の運営体制となりました。
• 2019年7月:「au Wowma!」へ名称変更
• auブランドを冠することで、auユーザーに対する認知度と信頼性を向上させました。
• 2020年5月:「au PAY マーケット」へ名称変更(現在)
• 決済サービス「au PAY」とブランドを統一。Pontaポイントとの連携を強化し、巨大な「au経済圏」の中核サービスとして定着しました。

■ 運営会社の変遷と統合の歩み
2010年8月: ビズリーチの一事業部として**「LUXA(ルクサ)」**が誕生。
2010年11月: 株式会社LUXAとして独立。
2015年4月: 株式会社LUXAがKDDIの連結子会社となる。
2016年12月: DeNAのショッピングモール事業等をKDDIが譲り受け、KDDIコマースフォワード株式会社を設立。
2019年4月: KDDIコマースフォワードとルクサが合併し、**「auコマース&ライフ株式会社」**が設立。
2024年6月: 本社を現在の住友不動産新宿南口ビルへ移転。
■ 総合ショッピングモール(現 au PAY マーケット)の歴史
2016年12月: DeNAショッピングおよびauショッピングモールの事業を継承。
2017年1月: 総合ショッピングモール**「Wowma!(ワウマ)」**として運営開始。
2017年8月: 「Wowma!」と「Wowma! for au」を統合し、ユーザー基盤を一元化。
2018年10月: 「Wowma!ふるさと納税」の提供を開始。
2019年7月: サービス名称を**「au Wowma!」**へ変更。
2020年5月: 現在の名称である**「au PAY マーケット」および「au PAY ふるさと納税」**へブランドを統一。
■ ルクサ(LUXA)事業の展開と深化
2012年12月: ブランドアパレル特化の「LUXA MODE」開始。
2014年3月: 高級レストラン予約「LUXA RESERVE」開始。
2015年8月: KDDIとの協業で**「au WALLET Market」**を開始(リアル店舗とECの融合)。
2015年11月: 実店舗セレクトショップ「Time mart」を渋谷モディに出店(後のLUXA SHOP)。
2017年9月: 体験型返礼品に強い「LUXAふるさと納税」を開始。
2020年1月: 新たな有料会員制度「&LUXA」をスタート。
■ 拠点の拡大と組織強化
2017年7月: 本社を渋谷キャストへ移転。
2018年2月: 開発・クリエイティブの拠点として**「渋谷ラボ」**を新設。
2019年4月: 酒類販売事業を子会社化し、ライフスタイル全般をカバーする体制を構築。
秘話:au PAY マーケットが「本気」になった瞬間とその理由
単なる名称変更の裏には、KDDIとDeNAの強い覚悟と、日本のECのあり方を変えようとした「ライフデザイン構想」がありました。
1. 「二つのモール」から「Wowma!」への統合(2017年)
かつては「auショッピングモール」と「DeNAショッピング」という二つの窓口が存在し、出店店舗様には二重の管理負担や、広告効率(CPC)の悪化という課題がありました。
統合の背景: 「店舗さんの負担を減らし、本気で寄り添いたい」という想いから、別々だったシステムと組織を一本化。
DeNAの遺伝子: DeNA創業時からの「Eコマースをやりたい」という熱い想いを持ったスタッフが、覚悟を持って新会社(KCF)へ移籍し、運営を継承しました。
2. 通信キャリアが「買い物」にこだわる理由:ライフデザイン構想
KDDIが通信の枠を超え、ECに注力したのは「お客さんの生活を丸ごと豊かにしたい」という構想があったからです。
無機質な契約から、ワクワクする体験へ: 電気や銀行(金融)は「契約」という無機質なものになりがちですが、ショッピングは「ワクワクドキドキ(Wow!)」を生むエンターテインメントです。
安心の窓口: 全国にあるauショップが、ネットショッピングや資産運用の相談窓口となることで、ネットとリアルが融合した新しい経済圏を目指しています。
3. 「勝てるMD」と「カテゴリーマスター制度」
ただ商品を並べるだけでなく、売れるための仕掛けを組織的に構築しました。
カテゴリーマスター制度: ジャンルごとに専任者を置き、有名店舗の誘致や「超肉祭」などのイベントを企画。
外部との強力な提携: 丸井(ファッション)など、強力なパートナーとのアライアンスにより、商材のバリエーションを劇的に強化しました。
【時系列まとめ:完全版】
1999年: DeNAにより「ビッダーズ」開始。日本のEC黎明期を支える。
2013年: ショッピングモール化が進み「DeNAショッピング」へ。
2016年12月: KDDIが事業を譲受。**KDDIコマースフォワード(KCF)**設立。
解説:ここからKDDIの「本気」のEC戦略が始動。
2017年1月: 二つのモールを統合した新ブランド**「Wowma!(ワウマ)」**誕生。
解説:「買い物に驚き(Wow)を」という想いが込められる。
2018年10月: 「Wowma!ふるさと納税」開始。
解説:au STAR(長期特典)などの会員基盤との連携を強化。
2019年4月: KCFとルクサが合併、**「auコマース&ライフ」**設立。
解説:総合モールに「高級・体験型サービス」のノウハウが融合。
2020年5月: **「au PAY マーケット」**へ。
解説:スマホ決済「au PAY」との完全統合により、国内最大級の経済圏が完成。
■ 経営陣の要点まとめ
代表取締役社長:桑田 祐二
経歴: 旧KDD出身。KDDIでポータル・EC企画・コマースビジネスの部長を歴任。
役割: KDDIコマースフォワード(KCF)設立時から副社長を務めるなど、auのEC事業を黎明期から一貫して牽引してきたリーダー。
代表取締役副社長:八津川 博史
経歴: DeNA出身。「モバオク」社長やDeNAのEC事業部長を歴任。
役割: DeNAのEC遺伝子を体現する人物。KCFの初代社長として「Wowma!」を立ち上げ、現在は副社長として実務・戦略の両面を支える。
取締役CFO:我妻 紀明
経歴: 北海道セルラー(現KDDI)出身。TELASA(動画配信)のCFOや、auショップ運営会社の経営管理を歴任。
役割: 経営管理・採算管理のスペシャリスト。グループ内での経理シェアードサービス立ち上げ経験もあり、強固な財務基盤を担う。
取締役:中森 健二
経歴: KDDIでコマースビジネスのサービス戦略を統括。
役割: プロパーに近い視点からコマースビジネスの現場戦略を執行役員時代から継続して推進。
取締役:小林 正和
経歴: auのモバイルインターネット企画や、au直営1号店の立ち上げに参画。
役割: ネットとリアルの両面で「顧客の声」を形にしてきた人物。プロダクトマネジメントのプロとしてサービス改善を主導。
取締役(非常勤):廣井 功一
経歴: UQコミュニケーションズ事業企画部長、KDDIパーソナル事業推進部長を歴任。
役割: 現KDDIサービス・商品副本部長。UQ mobileやau本体のサービス戦略とECを繋ぐパイプ役。
■ この布陣から見える強み
プロフェッショナルの融合: 通信インフラのプロ(KDDI系)と、ECプラットフォームのプロ(DeNA系)がトップを固めています。
現場と顧客視点: ネット通販だけでなく、実際の店舗(auショップ)立ち上げや、直接的な顧客ニーズを捉えてきたメンバーが揃っています。
グループシナジー: 財務やサービス戦略において、KDDIグループ(UQや動画配信等)との深い連携が保証されている体制です。
■ 勝木 朋彦 氏(かつき ともひこ)略歴・ステータス
【基本情報・株式保有状況】
役職: 社外取締役(2015年6月〜)
株式保有数: 0株(2015年3月期〜2019年3月期 継続して0%)
【キャリア・沿革】
1989年3月: 第二電電株式会社(現KDDI)入社。
2007年4月: KDDI コンシューマ事業企画本部 金融ビジネス部 副部長。
2008年6月: 株式会社じぶん銀行 取締役に就任。
2013年10月: KDDI 新規ビジネス推進本部 オープンプラットフォームビジネス部長。
2014年4月: KDDI 新規ビジネス推進本部 ビジネス統括部長。
2015年4月: KDDI バリュー事業本部 金融・コマース推進本部長に就任。
2015年6月: 当社(auコマース&ライフ関連)社外取締役に就任。
2016年6月: au損害保険株式会社 社外取締役。
2017年1月: KDDI Reinsurance Corporation(現au Reinsurance Corporation)President。
2017年4月: KDDI ライフデザイン事業本部 副事業本部長。
2018年4月: KDDI ライフデザイン事業本部 金融・コマース本部長。
2019年4月: auフィナンシャルホールディングス株式会社 代表取締役社長(現任)。
2019年4月: 株式会社じぶん銀行 取締役(非常勤・現任)。
■ 特筆すべき要点
「金融・コマース」の統合者: じぶん銀行の立ち上げから関わり、KDDIの「金融(フィナンシャル)」と「EC(コマース)」を融合させる戦略を一貫して主導してきた人物です。
ライフデザイン戦略の推進: 通信以外の生活サービス(保険、銀行、ショッピング)を「au経済圏」として一体化させる司令塔の役割を果たしてきました。
現在の立ち位置: auフィナンシャルホールディングスのトップとして、au PAYやPonta連携を含む巨大な決済・金融プラットフォームを統括しています。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます! 