なぜ「水道、外資に売った」ら駄目なのか →自民党議員が懸念した宮城県の上下水道事業のコンセッション方式。「株式会社みずむすびマネジメントみやぎ」の51%株主はフランスのヴェオリア・ジェネッツ社?外資の日本法人は外資?
水道事業を外資系企業に売却すること、つまり「水道民営化」には、いくつかの大きな問題点が指摘されています。これは、水が人々の生活に不可欠なインフラであり、「公共財」としての性格が強いことに起因します。
主な問題点
料金の高騰:
民間企業、特に外資系企業は株主への配当や利益を最大化することを目的とするため、水道料金の値上げにつながりやすいです。
海外での民営化事例では、料金が数倍に跳ね上がり、支払えない貧困層が清潔な水にアクセスできなくなるケースが多数報告されています。これは、水が人権であるという考え方と対立します。
水質の悪化:
利益追求のため、水処理設備の更新やメンテナンスへの投資が削減される可能性があります。
水質管理がおろそかになり、公衆衛生上の問題や健康被害につながるリスクがあります。実際に、民営化後に水質基準を満たさなくなった事例もあります。
安定供給の不安定化:
災害時や緊急時に、企業が採算性を優先し、供給が不安定になる可能性があります。
漏水対策への投資が不十分になり、供給ロスが増えることも考えられます。
情報公開の不透明化:
民間企業は企業秘密を理由に、事業内容や契約の詳細、経営状況などの情報公開に消極的になる傾向があります。
これにより、住民による監視が困難になり、不正や不適切な運営が起きても発見しにくくなります。
雇用の不安定化と技術継承の問題:
コスト削減のために人員削減が行われる可能性があります。
長年培われてきた水道技術やノウハウが失われるリスクもあります。
国家主権・安全保障上の問題:
生活に不可欠なインフラである水道が外資の管理下に置かれることは、国家の安全保障上、大きなリスクとなります。
有事の際に、外国企業の意向によって水の供給が制限される可能性もゼロではありません。
公的責任の希薄化と住民への影響:
水道事業が民間企業の手に渡ることで、自治体や国といった公的な機関の責任が曖昧になり、住民の声が届きにくくなることがあります。
トラブルが発生した場合の責任の所在が不明確になる可能性もあります。
海外の事例
多くの国で水道事業の民営化が行われましたが、料金高騰や水質悪化、住民による抗議活動の結果、再び公営に戻された事例も少なくありません。例えば、ボリビアやフランス、イギリスの一部地域などで、こうした動きが見られます。
これらの問題点を踏まえると、「水道を外資に売る」ことには、安易に進めるべきではない多くの懸念があると言えるでしょう。水は、単なる商品ではなく、国民の生命と健康を守るための最も基本的なインフラだからです。
宮城県の上下水道事業のコンセッション方式導入と、それに伴う自民党議員の懸念についてですね。特に外資系企業の参入と経済安全保障、そして先行導入への疑問、さらにコンセッション方式自体の問題点が論点となっているようです。
宮城県の「みやぎ型管理運営方式」と自民党議員の懸念
宮城県が導入を進める「みやぎ型管理運営方式」は、上水道、下水道、工業用水の9事業をまとめて20年間、民間に運営を任せるものです。この方式は、公共サービスの民間開放を促し、経済成長を期待する新自由主義政策の一環として推進されています。
外資系企業参入への懸念「経営方針が変わる危険性がある」
宮城県議会で特に議論となったのが、実際に運営を担う新OM会社「株式会社みずむすびサービスみやぎ」の株式の51%をフランスのヴェオリア・ジェネッツ社(ヴェオリア社の傘下)が保有している点です。
自民党議員が「外資は経営方針が変わる危険性がある」と懸念を示したのは、主に以下の理由が考えられます。
利益優先の経営への転換: 外資系企業は、株主への利益還元を強く意識します。そのため、日本の公共事業に求められる安定供給や質の維持よりも、コスト削減や収益最大化を優先する経営に転換する可能性があります。これにより、将来的な料金高騰やサービス低下につながるリスクが懸念されます。
経済安全保障上のリスク: 水道は国民生活に不可欠なライフラインであり、その運営を外国企業の意向に左右されることは、国家の安全保障上の大きなリスクとみなされます。有事の際や国際情勢の変化によって、安定供給に影響が出る可能性を排除できないという懸念です。アメリカのサリバン大統領補佐官の発言にもあるように、自由貿易の前提を見直し、インフラへの政府投資の重要性を認識すべきという動きは、まさにこの経済安全保障の観点からのものです。
情報開示の不透明性: 民間企業は企業秘密を盾に、事業内容や財務状況の透明性が低下する可能性があります。特に外資の場合、本国の意向や経営方針が優先され、日本の自治体や住民からの情報開示要求に応じにくいケースも考えられます。
技術やノウハウの流出: 水道事業には長年培われた高度な技術やノウハウが蓄積されています。外資系企業が運営を担うことで、これらの技術やノウハウが海外へ流出し、国内の水道技術の発展が阻害される可能性も懸念されます。
「宮城県だけが先行している」という懸念
他の自治体に先駆けて宮城県が大規模なコンセッション方式を導入することへの懸念も表明されています。これは、
前例の少なさ: 水道事業におけるコンセッション方式は、まだ国内での導入事例が少なく、特に宮城県のように大規模な事業を一括して民間委託するケースは初めてに近いです。そのため、先行導入によって予期せぬ問題が発生するリスクが高まります。
ノウハウ不足: 自治体側にも、長期的なコンセッション契約を適切に管理・監督するためのノウハウが不足している可能性があります。特に外資系企業が相手の場合、交渉や監視の難易度が高まると考えられます。
他の自治体への影響: 宮城県の先行事例が、今後の全国的な水道民営化の方向性を決定づける可能性があり、その影響への懸念も含まれます。
コンセッション方式のメリット・デメリットと課題
コンセッションのメリット(一般論)
財政負担の軽減: 老朽化した設備の更新費用など、自治体の財政負担を軽減できます。
民間ノウハウの活用: 民間企業の効率的な経営手法や技術、ノウハウを導入することで、コスト削減やサービス向上が期待できます。
安定した事業運営: 長期契約により、計画的かつ安定した事業運営が可能になります。
コンセッションのデメリット(一般論と宮城県の懸念点)
料金高騰のリスク: 民間企業は利益追求が目的のため、料金値上げにつながる可能性があります。
サービス低下のリスク: コスト削減が過度に進むと、サービス品質や水質の低下を招く恐れがあります。宮城県の事例でも、コスト削減がサービス低下につながらないか懸念されています。
情報公開の不透明性: 企業秘密を理由に情報公開が不十分になり、事業の透明性が損なわれることがあります。宮城県の「情報公開規定」についても、透明性の確保が課題とされています。
契約・モニタリングの難しさ: 長期にわたる契約の変更や、民間企業の業務を適切にモニタリングする難しさがあります。特に、県が契約を結ぶのは特定目的会社であり、実際の運営を行う新OM会社とは直接契約がないため、再委託先のモニタリングが不明確という懸念も指摘されています。
自治体職員の専門知識の喪失: コンセッション導入後、水道事業に精通した自治体職員が減少し、将来的に民間企業への監督能力が低下する可能性があります。これにより、契約更新時に民間企業に有利な条件を飲まざるを得なくなる「丸投げ」状態に陥る危険性が最大のデメリットと指摘されています。
災害対策への影響: 効率化ばかりを追求すると、災害時の対応に必要な人員や設備への投資が不足し、市民保護に支障をきたす可能性も指摘されています。
新自由主義、グローバリゼーションの終焉と今後の方向性
米国が自由貿易、グローバリゼーションに懐疑的な姿勢を見せ、経済安全保障や国内への投資の重要性を強調している点は注目に値します。これは、宮城県の事例に限らず、今後の日本の公共インフラ政策全体に影響を与える可能性があります。
公共サービスを民間、特に外資に委ねる際には、単なる効率性や経済効果だけでなく、安定供給、安全性、公平性、そして国家の安全保障といった多角的な視点から、より慎重な議論と厳格な管理体制が不可欠であると言えるでしょう。
宮城県の水道事業に関する参政党神谷宗幣代表の街頭演説に対する県の抗議について、要点を箇条書きでまとめます。
宮城県の主張(抗議理由):
「完全民営化」との指摘は誤り: 県は施設の所有権と最終責任を保持し、運営と管理を民間に委託する「官民連携事業」であり、完全民営化とは異なる。
「外資に売る」との指摘は誤り:
運営権は国内10社共同出資の「株式会社みずむすびマネジメントみやぎ」に売却されている。
最大株主は国内企業である。
唯一の外資系企業も日本法人である。
これらの誤った情報発信は、県民に過度な動揺や不安を与え、許されない行為であると主張。
宮城県の水道事業の現状:
料金収入減少による厳しい経営状況が背景にある。
2022年から民間に運営と管理を委託する方式を開始している。
参政党神谷宗幣代表の発言:
「上下水道を民営化している」「なぜそれを外資に売るのか」と宮城県の水道事業を批判。
根本的には国の政策の問題であると考えている。
「外国資本もだめ、日本の会社であっても民営化はだめ」との考えを示している。
株主企業 メタウォーター株式会社、ヴェオリア・ジェネッツ株式会社、オリックス株式会社、株式会社日立製作所、株式会社日水コン、株式会社橋本店、株式会社復建技術コンサルタント、産電工業株式会社、東急建設株式会社、メタウォーターサービス株式会社(10社)
メタウォーター 概要:
東京都千代田区に本社を置く総合エンジニアリング会社。
水処理専業では国内最大手(東証プライム上場)。
日本ガイシ(機械設備)と富士電機(電気設備)の水環境部門の対等合併により2008年発足。
事業内容:
水道分野(セラミック膜ろ過システム、オゾナイザ、計装設備など)
上下水道分野(高速雨水処理システム、監視制御設備など)
環境分野(リサイクルプラザ、ガス化溶融システム、メタン発酵システムなど)
上下水道事業を支援するウォータービジネスクラウド (WBC) サービスを提供。
特徴・強み:
水処理専業で国内最大手。
セラミック膜ろ過システムなど独自技術を持つ。
PFI事業やコンセッション方式にも参画(例:宮城県女川町、愛知県下水汚泥燃料化事業)。
概要(ヴェオリア・エンバイロメント全体):
フランスの多国籍総合環境サービス会社。
1853年創業のジェネラルデゾー社(フランス・リヨン市)が母体。
主要事業は「水」「廃棄物」「エネルギー」の3つ。
世界66か国で事業を展開し、従業員約17万9千人、売上高260.1億ユーロ(2020年現在)。
「エコロジカル・トランスフォーメーションのベンチマーク企業」を目標に掲げる(中期経営戦略IMPACT2023)。
水事業(ヴェオリア・ウォーター部門):
世界で水事業を展開し、上水道・下水道サービスを1億3900万人に提供。
3,362か所の浄水場、2,737か所の下水処理場を管理。
企業向けの工業用水処理事業も展開。
日本におけるヴェオリア(ヴェオリア・ジャパン):
ヴェオリア・エンバイロメントの日本法人(非上場)。
2002年設立。
事業内容:
上水・下水処理施設の運転維持管理(自治体向けにプラント建設から料金徴収まで包括的サービス)。
再生エネルギー事業(木質バイオマス発電所、バイオガス発電所の運転維持管理)。
産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の収集・処理。
主なグループ会社: 西原環境(主に上下水道施設向け)、ヴェオリア・ジェネッツ(水処理技術部門、民間企業向け)。
従業員数約3,600名(連結)。
宮城県が導入した「みやぎ型管理運営方式」は、上下水道運営権の民間売却により、2年間で約4億円のコスト削減効果が見られました。しかし、県議会議員らは人員確保などインフラ維持に関する課題を認識し、今後も議会として事業を厳しくチェックしていく方針です。
水道の「運営権を民間企業に売却」“みやぎ型”導入から1年「浄水場は変わったのか」現場検証
東北放送 2023年3月31日(金) 06:00
宮城県の**「みやぎ型管理運営方式」**は、水道管などの設備の所有権は県に残したまま、運営権を民間企業に売却する全国初の取り組みです。導入から1年が経過し、現場では以下の変化が見られます。
「みやぎ型管理運営方式」導入1年の現場変化
運営主体の変化:
加美町の麓山浄水場など、上水道・工業用水・下水道の運営は、県から運営権を10億円で購入した民間企業「みずむすびマネジメントみやぎ」が行っています。
同社は水処理や金融サービスなど10社によって設立されました。
効率化の推進:
浄水場の中央管理システムが更新され、今後は「みずむすび」が管理する7つの上下水道処理場全てが、仙台の本社から監視できるようになり、業務の効率化が本格化します。
人材の効率的な配置(1人の保守点検担当者が複数の浄水場を担当)や、薬品などの資材のまとめて大量購入により、コスト削減を進めています。
導入から20年間で約337億円のコスト削減を見込んでおり、初年度も資材高騰や電気代上昇の中、値上げを抑える努力をしており、村井知事は「順調」と評価しています。
水質管理と透明性の確保:
運営会社は、水質試験の項目数や頻度を増やすなど、水質の維持に努力しています。
運営会社の中村社長は、県がこれまで行ってきたやり方と民間ならではの効率化を組み合わせ、官民連携がうまくいっていると自負しています。
根強い懸念:
「命の水を守る市民ネットワーク・みやぎ」は、水の安全・安心を確保する責任の所在が曖昧になることや、水道が公共サービスであることを強調し、導入に反対する立場から継続的に情報発信しています。
彼らは、今後も宮城県の水道事業を「ウォッチングしてチェックをして、しっかりそれを県民に皆さんに伝えていく」と表明しています。
「みやぎ型管理運営方式」は、コスト削減という点で一定の成果を見せている一方で、水道事業の公共性や安全保障といった観点からの懸念も依然として存在し、今後も県民による継続的な関心と監視が求められています。
みやぎ型管理運営方式・水道民営化の重要キーワード
基本概念と方式
#水道民営化 : 公営だった水道事業の運営を民間企業に委ねること。
#官民連携 : 公共サービスを国や自治体と民間企業が協力して提供する形態。
#コンセッション方式 : 公共施設の所有権は国や自治体に残しつつ、運営権を長期間民間に売却・委託する手法。
#みやぎ型管理運営方式 : 宮城県が導入した、上下水道・工業用水事業のコンセッション方式。
#運営権売却 : 事業の運営・管理を行う権利を民間に譲渡すること。
#所有権維持 : 施設や設備の所有権が国や自治体側に残ること。
#公共サービス : 国民生活に不可欠なサービスで、水道もこれに該当する。
#公共財 : 誰でも利用でき、消費しても減らない性質を持つ財。水は代表例。
#PFI : プライベート・ファイナンス・イニシアティブ。民間の資金・ノウハウを活用する手法。
#O &M: オペレーション&メンテナンス。施設の運転・維持管理。
法的・制度的側面
#改正水道法 : 2018年に成立し、コンセッション方式の導入を可能にした法律。
#未来投資会議 : 政府の経済政策会議で、水道事業の民間開放が議論された場。
#内閣府 : 未来投資会議を主導した省庁の一つで、規制改革などを推進。
#厚生労働省 : 水道事業の許認可や水質管理基準を所管する省庁。
#経済産業省 : 公共インフラの産業化や海外展開を推進する省庁。
#国土交通省 : 下水道事業などを所管する省庁。
#条例改正 : 宮城県が「みやぎ型管理運営方式」導入のために行った法整備。
#実施契約書 : 自治体と民間企業の間で交わされる、具体的な契約内容を定めた文書。
#情報公開規定 : 業務の透明性を確保するため、情報公開に関するルールを定めたもの。
導入の背景と目的
#財政負担軽減 : 自治体の水道施設更新や維持管理費用を民間委託で削減すること。
#老朽化対策 : 全国的に老朽化が進む水道インフラの更新費用を賄うための手段。
#人口減少 : 水道料金収入の減少により、公営事業の経営が悪化している状況。
#水需要減少 : 人口減少や節水意識向上に伴う水需要の低迷。
#コスト削減 : 民間ノウハウによる効率化で運営コストを削減すること。
#経営効率化 : 民間企業の経営手法を導入し、事業運営を効率化すること。
#民間ノウハウ活用 : 民間の技術力や経営手腕を水道事業に導入すること。
#安定供給維持 : 厳しい経営状況下でも、住民への安定した水供給を維持する目的。
主要プレイヤーと企業
#宮城県 : 「みやぎ型管理運営方式」を全国で初めて導入した自治体。
#村井嘉浩知事 : 宮城県知事で、「みやぎ型」の導入を積極的に推進した人物。
#株式会社みずむすびマネジメントみやぎ : 宮城県から運営権を譲渡された特定目的会社(SPC)。
#株式会社みずむすびサービスみやぎ : 「みずむすびマネジメントみやぎ」が出資して設立された、実際の運営・メンテナンスを行う新OM会社。
#メタウォーター株式会社 : 「みずむすびマネジメントみやぎ」の最大株主である国内の水処理専業大手企業。
#ヴェオリア・ジェネッツ株式会社 : フランスのヴェオリア傘下の日本法人で、「みずむすびサービスみやぎ」の議決権株式の51%を保有する外資系企業。
#ヴェオリア社 : フランスを拠点とする多国籍総合環境サービス会社で、世界的な水メジャーの一つ。
#スエズ社 : かつて世界有数の水メジャーだったが、2021年にヴェオリアに買収された企業。
#大手商社 : コンセッション事業に資金面や事業運営の面で参画する可能性のある企業群。
#金融機関 : コンセッション事業への資金提供やファイナンスを行う機関。
#建設会社 : 水道施設の工事や維持管理を行う企業。
#エンジニアリング会社 : 水処理プラントの設計・建設・運営を行う企業。
#専門家 : コンセッション方式の導入や評価、監視に携わる専門家。
懸念と批判
#料金高騰 : 民間企業による利益追求が水道料金の値上げにつながる可能性。
#水質悪化 : コスト削減が水質管理や設備投資の削減につながるリスク。
#安定供給不安定化 : 災害時や緊急時の対応能力低下や、利益優先による供給不安定化の懸念。
#経済安全保障 : 生活インフラが外資系企業に管理されることへの国家安全保障上のリスク。
#情報不透明化 : 企業秘密を理由にした情報開示の制限や透明性の低下。
#雇用不安定化 : コスト削減のための人員削減や労働条件悪化の懸念。
#技術継承問題 : 長年培われた水道技術やノウハウが失われるリスク。
#公的責任曖昧化 : 自治体の責任が不明確になり、住民の声が届きにくくなること。
#住民監視困難 : 情報不足などにより、住民による事業監視が難しくなること。
#過少投資 : 利益を優先し、将来的な設備更新への投資が不足する可能性。
#先行事例の少なさ : 国内で大規模なコンセッション方式の導入事例が少ないことへの不安。
#外資系企業の経営 : 外国企業の経営方針が、日本の公共性や安定供給の考え方と異なる可能性。
#国家債務 : 国の財政状況が、インフラ投資への制約となること。
#過少投資の脅威 : 国家安全保障にとって、国家債務よりもインフラへの過少投資が大きな脅威であるという考え方。
#インフラ投資 : 公共インフラへの積極的な投資の必要性。
#技術開発 : 長期的な競争力を決定する分野としての技術開発。
#教育 : 長期的な競争力を決定する分野としての教育。
#公共性 : 水道事業が持つ、営利目的とは異なる公共的な性質。
#公平性 : 誰もが公平に水にアクセスできるべきという考え方。
#透明性 : 事業運営における情報公開の度合い。
影響と課題
#コスト削減効果 : 民間導入により実際に生じるコスト削減の具体的な額。
#災害対策 : 大規模災害発生時の水道インフラの対応能力。
#危機管理 : 予測不能な事態への対応計画と実行力。
#資産管理 : 施設の所有権を持つ県による適切な資産管理の重要性。
#モニタリング : 民間企業による運営が適切に行われているかを自治体が監視すること。
#契約管理 : 長期にわたるコンセッション契約の適切な運用と変更への対応。
#職員の知見不足 : 専門知識を持つ自治体職員の減少による、民間企業への監督能力の低下。
#再委託先 : 運営会社がさらに業務を委託する企業への管理。
#DX (デジタルトランスフォーメーション): デジタル技術を活用した業務効率化やサービス向上。
#IoT : モノのインターネット。水道設備の監視などに活用される技術。
#CPS : サイバーフィジカルシステム。現実空間の情報をサイバー空間で分析し活用するシステム。
#地域貢献 : 地域の雇用創出や経済活性化への貢献。
#社会価値 : 企業の利益だけでなく、社会全体への貢献度。
#住民サービス : 提供される水の品質や安定性、料金など住民が直接受けるサービス。
#官民連携の成功事例 : 今後の全国的な官民連携事業のモデルとなる可能性。
#国際比較 : 他国の水道民営化・再公営化の事例との比較検討。
#料金設定権 : 民間企業が料金設定にどこまで関与できるか。
#水質基準 : 法律で定められた水質の基準。
#漏水対策 : 水の無駄を防ぎ、供給効率を高めるための対策。
#資材高騰 : 運営コストに影響を与える資材価格の上昇。
#電気代高騰 : 浄水場などの運営コストに影響を与える電気代の上昇。
#最終責任 : 水道事業全体の最終的な責任がどこにあるのか。
#住民運動 : 水道民営化に反対する市民による活動。
#コミュニケーション : 自治体、民間企業、住民間の情報共有と対話。
今後の展望
#持続可能性 : 将来にわたって安定した水道事業を維持できるか。
#評価基準 : 事業の成果を評価するための客観的な基準。
#ガバナンス : 事業運営を管理・監督する仕組み。
#世論 : 水道民営化に関する国民の意見や動向。
#モデルケース : 宮城県の事例が他の自治体にとっての参考となる可能性。
#政府の役割 : 公共インフラにおける政府の適切な役割。
#長期的な視点 : 短期的なコスト削減だけでなく、長期的な視点での事業評価。
#教訓 : 過去の民営化事例から学ぶべき点。
ご提供いただいた複数のX(旧Twitter)の投稿を分析すると、宮城県の水道事業に関する参政党・神谷宗幣代表の街頭演説について、宮城県が「誤った情報を発信している」として抗議文を提出したというニュースが大きな話題となっていることがわかります。
以下に主な論点とユーザーの反応をまとめます。
1. 宮城県の抗議内容の要点
「水道、外資に売った」 という神谷代表の発言に対し、宮城県は「運営権を民間企業に委託する方式であり、施設の所有権や事業の最終責任は県が持ったままなので**『完全民営化』ではない**」と反論。
「外資に売る」 という批判に対しても、「運営権は国内10社が共同出資した会社に売却しており、最大株主は国内企業。唯一の外資系企業も日本法人である」と主張し、事実誤認であると強調。
2. ユーザーの反応と論点
「デマ」「嘘」「舌禍」といった批判: 多くのユーザーが神谷代表の発言を「デマ」「嘘」「悪質な嘘」と断じており、選挙期間中の「舌禍(失言)」として問題視しています。
「確信犯的」「有権者を騙している」との指摘: 神谷代表が意図的に誤情報を発信していると捉え、「ペテン師のやりたい放題」「有権者を一番馬鹿にしている」といった強い言葉で非難する声も。
「投票への影響」への懸念: デマが鵜呑みにされ、参政党への投票につながることへの危機感を表明する意見が見られます。
「外資の日本法人も外資ではないか」という疑問: 一部のユーザーからは、宮城県が「外資系企業も日本法人だ」と説明している点に対し、「外資系企業の日本法人も『外資』だろう」という疑問や反論が挙がっています。これは、実質的な支配権や最終的な利益の帰属がどこにあるのか、という点への懸念を示唆しています。
「国の政策の問題」という神谷代表の弁明: 街頭演説後の取材で、神谷代表が「本当は国の政策の問題だと思っている」と説明したことに対し、議論をすり替えているとの見方もできるでしょう。
公共性・安全保障の観点: 「水道はめちゃめちゃ大事なわけですよ」「国の政策の問題」といった神谷代表の発言は、水道の公共性や経済安全保障という論点に触れており、この点については議論の余地があると感じているユーザーもいるようです。
情報開示・透明性の重要性: この騒動を通して、水道事業の具体的な運営形態や契約内容について、より正確な情報開示と理解促進の必要性を改めて認識するきっかけとなっているようです。
総じて、このニュースは、選挙期間中の政治家の発言の正確性、公共インフラの運営における官民連携のあり方、そして外資系企業の関与の是非といった、複数の重要な論点を浮き彫りにしています。
外資の日本法人は「外資」ですか?
はい、外資の日本法人は「外資」であると一般的に言えます。
これは、法人の国籍ではなく、その法人を支配する資本の源泉がどこにあるか、という点で判断されるためです。
具体的には、以下の点が理由として挙げられます。
意思決定権の所在: たとえ日本に登記された法人であっても、その株式の過半数や議決権を外国の企業や個人が保有している場合、その外国の親会社や株主が最終的な経営方針や重要な意思決定に影響力を持つことになります。
利益の帰属: 日本法人で得られた利益は、最終的にはその親会社や株主である外国企業・個人に還元されます。
経営方針: 外国の親会社のグローバル戦略や経営方針が、日本法人の事業活動に強く反映されることが一般的です。
例えば、フランスのヴェオリア社が51%の議決権株式を保有するヴェオリア・ジェネッツ社(日本法人)は、法的には日本の会社ですが、その経営はヴェオリア社の意向に大きく左右されるため、「外資系企業」と認識されるのが自然です。
公共インフラのような重要な分野においては、単に「日本法人」であるというだけでなく、その背後にある「資本の国籍」がどこにあるかという点が、経済安全保障や安定供給の観点から重要視される傾向にあります。
参政党の神谷代表が「水道を外資に売った」と発言したことに対し、宮城県が「誤情報」として抗議した件について、X(旧Twitter)上では様々な意見が交わされています。主な論点は以下の通りです。
「外資系企業の日本法人」の解釈
宮城県は、上下水道事業の運営を委託している「株式会社みずむすびマネジメントみやぎ」の最大株主は国内企業であり、「唯一ある外資系企業も日本法人だと説明している」としています。これに対し、多くのユーザーは「外資系企業の日本法人は実質的に外資である」という認識を示しています。
フランスの水道大手ヴェオリアの日本法人である「ヴェオリア・ジェネッツ株式会社」が、「みずむすびマネジメントみやぎ」の議決権株式の51%を保有しているという情報が複数のユーザーから指摘されており、これにより「実質的に外資が運営の主導権を持つ」と見なされています。
「日本法人だから問題ない」という宮城県の説明は「詭弁に近い」「言葉の揚げ足取り」といった批判的な意見が多く見られます。
「放送法などでは外資関与2割未満となっている」という指摘もあり、インフラ事業における外資の関与度合いについて懸念が示されています。
「売却」か「運営権の譲渡」か
神谷代表の「売った」という表現に対して、宮城県は「誤情報」と抗議していますが、Xユーザーからは「運営権を譲渡しているのだから、実質的に売却と同じではないか」という意見も出ています。
朝日新聞の報道姿勢への疑問
朝日新聞の記事が「唯一ある外資系企業も日本法人だと説明している」という宮城県の主張をそのまま引用している点に対し、「報道しない自由を発動している」「(ヴェオリア・ジェネッツが)株式の51%を保有していることを記載していない」など、情報の不十分さや偏りを指摘する声が見られます。一部からは「参政党憎しで、少しでも宮城県が悪くないと騒いでいる」「記者の水準が落ちている」といった厳しい意見も出ています。
その他の論点
「インフラに外資を入れるのは良いことなのか?」という、インフラ事業への外資参入の是非に関する根本的な疑問も提起されています。
麻生太郎氏の娘がヴェオリアの親会社の幹部に嫁いだとされる情報や、CSISで麻生氏が日本の水道事業を外資に売るとプレゼンしている動画が存在するという主張も一部で見られますが、これらの真偽についてはさらなる確認が必要です。
これらの意見から、今回の問題は単なる「誤情報」かどうかの問題だけでなく、「外資系企業の日本法人」の実質的な支配権や、インフラ事業における外資の関与の透明性、そして報道機関の情報提示のあり方など、多岐にわたる論点を含んでいることが伺えます。
水道事業の将来への懸念
外資が水道事業に関与することに対して、水道料金の値上げや水質の悪化など、将来的な県民への影響を懸念する声が多く見られます。
過去にフランスのパリ市で水道事業を民営化した結果、料金が高騰し、水質も悪化したため再公営化した事例が引用され、日本の水道事業においても同様のリスクがあると指摘されています。
20年間の運営権譲渡後に、県にどのような施設やノウハウが戻ってくるのかという不安も表明されています。
宮城県の水道事業をめぐる参政党・神谷代表の発言について、宮城県が抗議文を提出した件ですね。神谷代表は街頭演説で「宮城県はおかしい!水道を外資に売るんですか」と発言し、これに対し宮城県は「誤った情報であり、県民に不安を与えることは許されない」として、謝罪と訂正を求めています。
宮城県の主張
宮城県は、神谷代表の発言について以下の点を「事実と異なる」としています。
完全民営化ではない: 宮城県が進める「みやぎ型管理運営方式」は、県が最終的な責任を負い、施設の所有権も保持する官民連携事業であり、完全民営化とは異なります。
外資に「売却」した事実はない: 事業運営会社には外資系企業も出資していますが、「外資へ売った」という事実はありません。
宮城県の水道事業に関する神谷代表の発言と、それに対する県の抗議について、ヤフーニュースのコメント欄には様々な意見が寄せられています。主な論点は以下の通りです。
1. 「民営化」と「外資の関与」への懸念
実質的な民営化・売却: 多くのコメントで、「共同出資と言ってもヴェオリアが50%以上の議決権を持つ主要出資者であり、実質的に売却や民営化と変わらない」という指摘があります。県が施設の所有権を持つコンセッション方式であっても、日常の運営、料金設定、保守などをヴェオリアが支配している点を問題視しています。
県民合意の不足: 「県民合意が十分得られていないのに強行された」と感じている住民もおり、これが不安や動揺の原因だと指摘されています。
外資の利益追求: 外資系企業が運営に加わることで、「採算度外視で老朽化した配管を直してくれるのか」「採算が取れなければ県民の税金で補填されるのではないか」「外資への配当金が水道料金に加算されるのではないか」といった懸念が表明されています。
海外の失敗例: イギリスの水道民営化の失敗例(インフラ老朽化、料金高騰、事業者破綻の危機)を挙げ、日本の水道事業で同様の事態が起こることを危惧する声があります。
2. 神谷代表の発言の評価
問題提起としての評価: 宮城県の水道事業の現状を多くの人が知るきっかけになったとして、「問題提起として評価したい」という意見があります。
「あながち嘘ではない」: 神谷代表の発言内容について、「あながち嘘ではないこともある」と、一定の正当性を認める見方が複数あります。
3. 宮城県知事や県の対応への疑問
知事への不信感: 長期政権の村井知事に対し、「変わってしまった」「利権絡み」「自分のやりたいようにやっている」といった批判的な声が見られます。
抗議文の正当性への疑問: 県の抗議に対し、「謝罪と訂正を求めるような間違いではない」「寧ろ県知事の方が不安や動揺を与えている」といった意見が多く、県の対応を疑問視しています。
説明責任の不足: 「県民に丁寧に説明した上で実行したのか?」「いい機会だから詳しくどうなってるのか、宮城の水道事情を経緯含めて報道してほしい」と、県の説明不足を指摘する声があります。
4. 水道事業の特殊性
重要インフラとしての位置づけ: 水道事業が「人の生活の根幹をなす水事業」「めちゃくちゃ大事なインフラ」であるため、民間企業、特に外資に運営されることへの不安が強く示されています。
財務省の関与: 「小泉内閣の時に水道も民営化できるようにした」「ウォーターPPPを導入しなければ補助金を交付しないと財務省が半強制している」といった背景を指摘し、国レベルでの民営化推進に疑問を投げかけるコメントもあります。
全体的に、コメント欄からは、宮城県の水道事業における外資の関与や、その結果として懸念される料金高騰・水質悪化、そして県民への十分な説明がないまま進められていることへの強い不安と不信感が読み取れます。神谷代表の発言は、これらの懸念を改めて浮き彫りにした形となっています。
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