VRは感動とともに人間を壊す装置だった。オナ禁が続かない君へ
またやってしまった。
そう思ったことが、何度あるだろう。
僕もそのひとりだった。
何度も誓って、何度も崩れた。
そのたびに自分を責めた。
でも今日、はっきり言いたい。
意志が弱いんじゃない。環境が間違っていただけだ。
九州への旅と、揺れた心
納骨のために九州に帰った。
久しぶりに見る自然があふれた風景。
東京では感じられない静けさと空気。
親戚が車で送迎してくれた。本当にありがたかった。
移動中、いろいろ話をした。
向こうも男だから、自然と風俗系の話が出てきた。
僕はサラッと流しながら聞いていた。
でも心の中では、少し揺れていた。
オナ禁中の男なら、わかると思う。
何気ない会話の中でも、心が反応してしまう瞬間がある。
カプセルホテルの夜
納骨は無事に終わった。
東京に戻る前日、カプセルホテルに泊まった。
チェックインのとき「VR体験あります」という案内が目に入った。
VRという言葉は知っていた。
でも体験したことはなかった。
その夜は見なかった。
東京に戻ってから、キャンペーンで500円以内で体験できると知った。
「どんなものか見てみよう」
その好奇心が、すべての始まりだった。
VRは、感動とともに人間を壊す装置だった
最初は操作が全くわからなかった。
顔が伸びたり、身体と顔のバランスがおかしかった。
顔がゴムみたいに伸びすぎて、不思議な感覚だった。
でも、だんだん操作方法がわかってきた。
その瞬間、世界が変わった。
目線の動きに合わせて、映像が動く。
まるで自分がそこにいるような感覚。
リアルすぎて、身体が勝手に反応した。
見ているだけで、発射した。
正直に言う。
これは感動だった。
テクノロジーの進化に、純粋に驚いた。
でも同時に、これは人間を壊す装置だとも思った。
意志がまったく介入できない。
身体が先に反応する。
頭で「やめよう」と思っても、もう遅い。
今まで経験してきた刺激とは、次元が違った。
オナ禁を続けてきた僕でさえ、一瞬で崩された。
意志では絶対に勝てない
VRを体験してわかったことがある。
どんなコンテンツを見ていても、最終的にはVRに行き着く。
欲求を満たすための最短ルートだから。
そして、時間と体力が根こそぎ奪われる。
気づいたら何時間も経っている。
身体が重くなる。やる気がなくなる。
自己嫌悪のループが始まる。
「意志で我慢しよう」
これは間違いだ。
僕が何度も失敗してわかった。
意志で戦うから負ける。戦わない環境を作るしかない。
僕が今やっている「闘わない仕組み」
① 携帯を玄関に置きっぱなしにする
家の中に携帯を持ち込まない。
寝る前にメールチェックして、また玄関に置く。
それだけで誘惑の9割が消える。
入口を断てば、VRにたどり着けない。
② PCを仕事・勉強専用にする
家ではPCで好きなコンテンツを見たり、勉強している。
PCでVRを見るには、PCを大きく動かす必要がある。
物理的にできない環境になっている。
そして、普段から仕事・勉強用として使っているPCでは、
不思議とエロ系を見ようという気にならない。
使う用途を固定すると、脳もその用途でしか動かなくなる。
③ 1人で何もしない時間を作らない
これが一番大事だと思っている。
1人で何もしていないとき、心の中だけで闘いになる。
その闘いは、必ず負ける。
だから家では友人に電話する。
やることを増やす。
「それどころじゃない」状態を意図的に作る。
孤独な時間を、闘いの場にしない。
言い訳より、再スタート
「直接触っていないから」
そう言い訳することもできた。
実際、一瞬そう思った。
でも僕は再スタートを切ることにした。
言い訳は気持ちを楽にしてくれる。
でも言い訳した瞬間、次への扉が開く。
その扉の先には、また同じ失敗が待っている。
再スタートは、負けじゃない。
また始める勇気が、唯一の答えだ。
本当に学んだこと
正直に言う。
ずっと我慢していた。
禁酒もオナ禁も、我慢の連続だった。
切っても切れない人間関係がある。
仕事、家族、付き合い。
はけ口がなくなると、ストレスが溜まる。
そのストレスが、VRに向かわせた。
酒に向かわせた。
意志が弱いんじゃない。
健全なはけ口がなかっただけだ。
だから今は、エネルギーの向け先を変えた。
副業がある。事業がある。
資格を取りたい。情報を集めたい。
やりたいことが山ほどある。
VRや酒に使う時間と体力が、もったいない。
本当にそう思い始めた。
我慢してやめるのではない。
もっと大切なことに、エネルギーを使いたいからやめる。
これが、本当の再スタートだと気づいた。
人生の節目が、人間を変える
今回の納骨という経験で、気づいたことがある。
人生の節目には、特別な力がある。
決意とともに、環境が変わる。
心の深いところが、物凄く動く。
その瞬間を逃さず、マインドを設定し直すことが大切だと改めて感じた。
環境を整えるだけでは足りない。
心の土台を作ることが、すべての仕組みを支えている。
科学が証明したことを、自分流に使う
ヨガや座禅。
昔は「精神論」と思っていた。
でも今は違う。
これらは科学的に実証されてきている。
呼吸を整えると、脳の興奮が鎮まる。
静かに座ると、衝動が弱まる。
身体を動かすと、余計な欲求が消える。
僕はこれらを自分流にアレンジして日常に取り入れている。
完璧にやる必要はない。
自分に合った形で、少しずつ。
環境の仕組み+心の土台。
この両輪が揃ったとき、初めて続けられる。
完璧じゃなくていい
またやってしまった夜、この記事を思い出してほしい。
意志が弱いんじゃない。
環境と心の土台が整っていなかっただけだ。
明日、一つだけ試してほしい。
携帯を玄関に置いてみる。
それだけでいい。
僕も完璧じゃない。
今日も同じ場所に立っている。
でも今日、また再スタートを切った。
それだけでいい。
意志ではなく、動線で続ける。
そして心の土台が、その動線を支える。
