2026.6.20.PM10:00〜6.21.AM7:00
嬉しいとか 悲しいとかもないんだけどね。
この度 誕生日を迎えた。
三十代も半ばを過ぎると 年齢に対してこだわりも 誕生日だからどうこうという事も気にならなくなった。
生きた時間の長さじゃない。
濃厚さと重厚さの方が大切だと考える価値観だから。
そんなあたすではあるけども。
やはり 憶えてくれているのは 嬉しいんだ。
胸の奥から熱が込み上げる。
「誕生日だし どっかで飲んでると思ったよ。」
そんなDMが不意に入った。
「勝手にお祝いしようと思って 小さいケーキ買っちゃったよ。」
笑顔で涙を流すスタンプが添えられてた。
「負けました笑…行くよ。」
そう返信して シャワーを浴びて身支度を整えた。
あたすは自宅で『V最協決定戦〜ストリートファイター6 第二幕』を鑑賞しながら感傷に浸っている真っ只中でしたとさ。
話が飛んでしまうんだけど。
あたすは まず『人として』好きになれそうにないと『異性』として見る間もない。
過去の事だけど 一度は好きになって告白を決意させてくれる程には魅力的な人から そんなDMが来てしまった。
いつからだろうか。
期待をするけれど その度合を考えるようになったのは。
してくれたら嬉しいよね。
メッセージをくれるだけで超Happy。
それは どんな生き方をしていても 自分の人生を受け負う覚悟を決めた日から始まったストーリーラインなんだろうな。
だからこそ。
そんな彼女の想いに突き動かされた。
お祝いをしてもらえることのスゴさと尊さ。
語れるほどの人生じゃない。
だからといって悲観をする気なんて更々在りもしないのよね。
結果や世間的な地位や名誉とは切り離した オリジナルライフ。
だれもが書店に並ばない一冊の本だから。
彼女はもともと夜の仕事しかしていなかったが ここ一年くらいで昼の仕事を始めて 週末だけ出れるタイミングでお店にいる。
今年は たまたま週末にあたすの誕生日が当たっただけ。
運命なんて軽々しく使いたくない。
偶然が引き寄せた幸運にしよう。
静かに確実に刻まれる時間。
隣合わせになったナイスミドルな御仁からシャンパンをご馳走になったり。
彼女と歌ってきた曲を『今日まで生きてきた2人バージョン』で歌う。
たまに元気にしてるかなって顔を出すお店の女の子達とも 他愛の無い最近の話をしてみたり。
満たされていく。
温かくなっていく。
雪が降り積もるように。
それも優しくフワフワな。
決めなくていい感じるままの色鮮やかさで。
派手な遊び方はしないよ。
だとしても どうして飲みに行くのか理解出来ないと言われたことが何度もある。
あたすの感覚からすると 飲みに行くのは小旅行みたいなモノなんだ。
その日。
その瞬間。
その人。
その状況。
そこじゃなければ起きない楽しい事件のトリガー。
放たれる弾丸は 誰かを傷付ける為にあるんじゃないんだよ。
心の奥に遺る。
過ごして良かった。
あたす以外のみんなが忘れてしまったって構わないよ。
自分に胸を張って。
楽しかった。
幸せでしかなかった。
そう言いたいだけなんだよな。
こんな考え方がある。
知らないことは悪いことじゃない。
知ろうとしないのが悪いことだ。
違うんじゃないかな。
そもそも 良いも悪いも本当は無くてさ。
知りたいと思ってるのに知ろうとしないで モヤモヤして立ち止まってしまう。
物語を足止めしちゃうのは 突き詰めれば いつだって 自分の行動と捉え方じゃないかな。
「なんだっけ…ヘクトパスカル?笑」
シャチやイルカの動画を見るのが好きなんだとさ。
「ヘルツな笑」
楽しそうに喋っている彼女を咎めたいわけじゃなくて。
フォローしてるのは伝わってるはず。
まぁ その後何回か聞いてきたから そこにこだわりは無さそうではあったんですが笑
とにかく あたすは恵まれてる。
それに運も良いな。
結構 無鉄砲で後先も考えないで生きてきて 何回か死にかけてるけど ここまで生き残ってるから。
目には見えない小さな温かさというサプライズを見逃さないで 受け取れる人でいたいな。
これからも。
