【SW2.5】女王様とお呼び!(3月例会レポート)
■はじめに
2026年3月15日に開催された、「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」3月例会で、「ソード・ワールド2.5」のゲームマスター(以下GM)をしました。
■成立卓と参加人数
・ソード・ワールド2.5
・ゆうやけこやけ
・トーキョーN◎VA THE AXLERATION
・ダブルクロス The 3rd edition
・クトゥルフ神話TRPG第6版
・総数 23名
・内新規参加者 1名
■ちょっとだけ宣伝
▼その1 大阪のTRPGサークル「TRPG circle F.I.N.」
Aketaが所属する「TRPG circle F.I.N.(エフ・アイ・エヌ)」は、大阪で活動するTRPGサークルです。月一回、TRPGのオフラインフリープレイ例会を開催しています。
新規参加者は常に募集中。TRPG初心者も大歓迎です。
参加方法については下記のページをご覧ください。
「『F.I.N.』公式ブログ(note)」
下記ページには過去の例会で成立した卓が載っています。参加するうえで参考になれば幸いです。
「過去に成立した卓一覧(note)」
※Xアカウントはこのページの末尾に掲載しています。
▼その1.5 「90秒でわかるTRPG circle F.I.N.」
TRPG circle F.I.N.の90秒紹介動画です。
字幕があるので倍速OK。むしろ推奨。
▼その2 サークルの宣伝用ショート動画
私・Aketaは、YouTubeにチャンネルを作っています。
主に、前述の「TRPG circle F.I.N.」の宣伝用に作っているショート動画をあげています。
「期待値なんてない!‐TRPG circle F.I.N.ショート動画置き場‐」
■「なにこの食材」
今回は自作シナリオ「ゴブリンの洞窟、そのさらに……」をプレイしました。参加キャラクターは下記のとおり。
▼“元悪ガキ格闘家”アデーレ
エルフの女性。17歳(エルフ年齢。エルフは300歳からゆっくり歳をとり、500年程度生きる)。
グラップラー2、スカウト1、エンハンサー1の格闘家。
かつては悪ガキであったが、イケメン冒険者に叩きのめされて改心。その人物に憧れるようになる。おそらく彼女が「師」と呼ぶのは彼のこと。
今はほかに生きがいがなく、冒険者をやっている。
▼“知恵者の神官戦士”ノリス
エルフの男性。99歳。見た目は20代だが、「わし」「~なのじゃ」口調で、ちょっとじじくさい。
プリースト(キルヒア)2、フェンサー1、セージ1の神官戦士。
役に立たない知識ばかりを持っている変わり者エルフ。しかし本人は、役に立たないとは思っていない。
郷では一番の物知りだったが、さらに見聞を広めるため冒険者になった。
▼“食材(?)魔法使い”ネーホ
タビット(うさぎ)の男性。11歳(タビットの寿命はおよそ50年なのですでに成人)。
ソーサラー2、コンジャラー1の魔法使い。
魔法にかんして競いあっていた友人が修業の旅に出たため、自分も旅に出ることを決意する。他人には話していないが、“神”になろうという誓いを立てている。
▼“友を捜す戦士”レオン
人間の男性。15歳。
ファイター2、スカウト1、レンジャー1の戦士。
農民の子として育ったが、拾った子供ドレイクの暴走により、家族を皆殺しにされる。いなくなった友人を捜すために冒険者となる。
今回のシナリオは「近くの洞窟に蛮族が住みついたため退治依頼を受ける」というものです。
久しぶりにファンタジーRPGらしいシナリオを作りました。昔とったなんとやらですが、現代風に多少のひねりは入れています。
◆ ◆ ◆
舞台は異世界「ラクシア」。剣と魔法、そして魔法で動く銃や機械が存在する西洋風ファンタジー。
ハーヴェス王国の北にある、要塞都市レッド・フォートレス(※)からセッションははじまります。
GM「小太りの男・ゲオルグ曰く『村の近くに蛮族が住みついたのです。このままではおちおち寝てもいられません。どうか退治していただけないでしょうか』」
レオン「蛮族と聞いて、やります、とこたえる」
レオンはドレイク(竜。蛮族の一種)に家族を皆殺しにされた過去があるため、食いついてきました。
※要塞都市レッド・フォートレス
シナリオを作るにあたって、「自分にとって使いやすく、かつ、公式設定と矛盾しない拠点」を用意しました。
簡単に説明すると、近くにある森林では〈奈落の魔域〉が頻繁に発生するため、街を要塞化して対処しています。“大森林辺境伯”ゴルド・リーヌスは武人として知られ、彼のおかげでハーヴェス王国は魔域から守られているという設定です。
冒険者ギルド「フロンティリニエ」には、魔域に対処できる冒険者が大勢そろっています(それ目当てでくる者もいます)。しかし、魔域の魔物は強力で、魔域の中で永遠に失われる冒険者も少なくありません。
なお、魔域が頻繁に発生する原因を突きとめた者には、相応の報酬と地位が与えられます。
◆
依頼を受け村へ向こうアデーレたち。ゲオルグの屋敷で一泊することになり、そのあいだに情報収集をはじめます。
ネーホ「屋敷の中をちょっと見てまわります」
GM「では、陶器がガシャンと割れるような音がしました。音の方へ行ってみると、屋敷の幼いメイドがゲオルグの娘・ユーリに蹴飛ばされています。『こんなまずいコーヒーを飲ませる気!? 私は砂糖がないと駄目だって言ったでしょ!』『も、申しわけありません』」
ネーホ「『なにをしてるんだ』ととめます」
GM「『はあ? タビット? なにこの食材』」
その後の夕食でも「うさぎが食べたい」と失礼なこと言う小娘でした。
なお食材ネタはリプレイにもあるらしい。
◆
翌日、一行は蛮族が住みついている洞窟に向かって歩き出します。途中、魔物と遭遇しますが、洞窟の蛮族もふくめて、割とあっさり倒されるのでした。
初期作成とあなどっていましたが、GM側はなかなか先攻がとれず、一方的にやられる展開が多くありました。特にアデーレの追加攻撃が思ったより強力なうえ、〈投げ〉に切りかえれば相手にペナルティを与えられるので手ごわい。
たどりついた洞窟はそれなりに複雑でしたが
ノリス「右手の法則だ」
ということで、だいたい右回りで洞窟を探索するのでした。
そして、洞窟の奥で知る衝撃の事実……といっても、事前の情報収集である程度知っていたわけですが。
GM「敵は君たちを指さして高らかに宣言します。『この洞窟のお宝は私たちのものよ! 大森林辺境伯を追い落とし、私たちが覇権をとるの! 私のことは女王様と呼びなさい!』」
レオン「言ってて恥ずかしくないんか?」
それなりに強かった敵ではありますが、すべて退けたのち、敵の処遇を大森林辺境伯にゆだねることになるのでした。
■終わりに
「ソード・ワールド」シリーズは『完全版』を結構遊んだものの、『2.0』は一度だけプレイヤーをするにとどまっています。その程度の経験で『2.5』のGMに挑戦してみたのですが、このシステム、面白い。ダンジョン探索を処理するのは楽しいし、基本戦闘だけでもみんなが結構考えてくれます。
特に「先攻をとった場合、誰も前衛に出さず、まず強化魔法を全員にかけてから突撃する」という戦法が一般的だと聞き、なるほどと思いました。先攻の利点は、敵を前衛に呼びこむことと先に攻撃できることだけかと思っていましたが、それ以上に強みがあると知りました。
あと、【エネルギー・ボルト】をはじめとした攻撃系魔法が強い。昔は冒険者レベルでダメージを減らせたのに、今は抵抗に成功しても半減、失敗したらそのまま通るので、HPを結構削られます。通常攻撃とは異なり、MPを消費してはなつわけですから、これぐらい強くないと割に合わないのかもしれません。
GMは敵が攻撃したときのダメージ判定でしかダイスを振らないのですが、「2D6で9以上が出たらダメージ+4」といった能力があったので、ダイスを振るたびに快楽物質がドバドバ出てきました。楽しい。
これまでは『トーキョーN◎VA THE AXLERATION』を主として遊んできましたが、プレイヤーの自由度がやや高いので、次はどんな行動をとるのか楽しみながらマスタリングをすることができました。
セッション後、ルールブックを読みなおすと新たな発見があり、「新しいシステムではこういうことよくあるなあ」と思うことしきりでした。
『ソード・ワールド2.5』、想像以上に面白い。もうしばらくGMをやりたいところです。
