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「LAZARUS ラザロ」第13話脚本チームアフタートーク メモ

第13話。監督回。いやー終わった。終わってしまった。最後までみっちり楽しめました。最後のほうメモがあやふやかもです。

これまでのアフタートークメモはこちらから。スタッフ名を調べるのにアニメスタッフデータベースさんを活用させてもらってます。



脚本チームの感想

佐藤さんの感想

  • 「終わってよかったな」というのが第一声。終わらないと思った瞬間は何回もあった。

    • まず企画で呼ばれてから、一回音沙汰がなくなったときに、もう企画がなくなったのでは疑惑があった。

    • 連絡があって、大変なことになったんだがどうしよう、というときに「これできんのか?」となった。

    • しかし近藤さん、小沢さんが参加してからはできるだろうという気持ちになった。

  • 完パケもらった時にも感想を送ったが、一番最後のリップ、信本さんクレジットがあったときに、感慨深さを感じた。

  • 思った以上に「ちゃんと終わったな」と思った。最初に脚本をもらった際は何案か終わりがあった。そのいくつかのエンドの中でも一番いいエンドだったんじゃないかと思った。

    • B案もいいんじゃないか、という気持ちもあったが、今にして思えば本当にやめておいてよかった。

    • (監督の補足)信本敬子さんはこの企画の一番最初に係っており、監督と二人で一緒に新しいものをやろうということで始まったのがこの作品。途中で病気になり、離脱せざるを得ない感じになり、最後のほうは病室からリモート会議したりしていた。入院して無理なので、別の人にやってほしいということになって、佐藤さんに相談が行った(上の話で、佐藤さんはこの時に一度終わったと思った)。

      • しかしタイトルのラザロにあやかるように、一度死んだが蘇った。急遽招集された寝耳に水の小沢さん、近藤さんも含めたチームができ、脚本を完成させた(4年くらい前)。最初から数えると長い時間がかかっている。何とか引き継いで完成できてよかった。

      • 病室からのリモート会議の際も、全然元気よ!という感じで、全くそういうそぶりを感じさせない感じだった。病室から見える外の景色を一生懸命見せてくれるような、そんな感じだった。

    • そんなことで、信本さんに見せても恥ずかしくないような作品にする、ちゃんと完成させてちゃんと世に広める、ということだけを考えて4年間やってきたので、無事完了できてよかった。

近藤さんの感想

  • 信本さんとは面識がなかったが、関わらせていただいたことに感謝。いろんな人の気持ちがこもっていることを数年感じたので、ものすごく大きい作品に参加させていただきありがとうございました、という気持ち。

  • 普段は北米作品に係っているが、日本向けアニメに係った際は放送中や公開中に見られないことが多い。そんな時期にリアタイの人と話をしたり、盛り上がりを感じられたり、というのがうれしかった。

小沢さん(うめ)の感想

  • うめ、という名前の由来に質問が来ている。

    • 回答がてら自己紹介すると、本業マンガ家でユニット名がうめ。「うめ」の由来は飼っていた猫の名前。

  • 元々佐藤さんからは「ラザロという作品を作るから、半年くらい手伝ってくれ」と言われたが、参加したら結局2年くらい係わった。(まるで僕が詐欺師みたいですけど!by佐藤さん)

  • アニメの脚本は以前もやったことあったが、こうしてチームで毎週集まって、特に全然作品と関係ない話もしながら進んでいくのは楽しかった。

  • マンガは少ない人数で作る醍醐味があるが、たくさんの人数で作るうねりのようなものを体験できてよかった。

  • 親戚や昔の知り合いから連絡が来て、作品の広がりを感じた。人生を見直すいいきっかけになった。

監督の感想

  • 終わってよかった。1クールでここまで時間をかけて作ることはあまりない。いつもはもっと放送に追われて泣きながら作っている。ちゃんと作り切れてよかった。

  • 作中でいろんなことが起こっているが、見せたかったのは「人間」。いつもそうかもしれないが、特に今回は人物、人間を見せたかった。回り道することもあれば、いろんな変わった見せ方をすることもあるが、結局は人間を見てもらえると嬉しい。それを第一に考えているし、そういうことがやりたいんだなと今見て思った。

    • 絵コンテの山下明彦さんにも、すごくキャラクターが好きになったので、ぜひまたやらせてほしいと言われた。そういう風に見るんだなとその時も思った。

      • 後半はずっと山下さんがものすごい勢いでやってくれたので終われた。契約上の納期はあるのでそこに間に合わせるためにはスピードが必要だった。10話以降、ひと流れの話なので、ちゃんとつながるようにするのに、一人で書くのが最適。しかし普通はなかなかそんな時間が取れない。今回山下さんがやってくれたのはすごいこと。

エンディングのパターンについて

  • 曲が流れる中で、後日談っぽい映像が流れた。いろんな人が出てきたが、その中にいくつかのエンディングパターンも含まれていた。

  • 普段はパッと終わるのが好きだが、今回はどうなったか多少見せたほうがいいかなと思い、入れた。さらにそれとは別に、アイディアとしてB案というのがあった。これを脚本チームに見せたら、みんな苦笑い、みたいな反応だった。

    • 第三次大戦、北極領海をめぐって各国がもめている、というのを何話か見せてきたが、それがハプナ問題解決と共に一気に噴出し、各国から弾道ミサイルがジャンスカ撃たれ、空はミサイルで埋まる。飛ぶ飛ぶミサイル、というカットが入って暗転。その後フェードインし、30日後、核シェルターからコバヤシが出てくる。その時には世界が終わっていて「あれ?」で終わる。The end。これがB案。小林エンド。

    • 見ているうちに「それでもいいのでは…?」という気もしてきた。(佐藤さん)

  • 昨今まだ現地は予断を許さない状況なので、もしB案にしていたら放送が危なかった。現実がこんな状況になるとは思わず軽口をたたいていた。

  • 英語のニュースの字幕で、「北極の軍事緊張が高まる」というシーンは残っており、ハプナから救われても愚かな人類、というメッセージとして残っている。小林が出てくるのも小林エンドの名残。

チームラザロ再結成

  • 13話かけて、これはチームラザロ正式結成の話だった、というエンディングになっている。

  • 世界にはいろんな火種が残っているので、まだまだ活躍できるよ、というのは今までの監督作品にはあまりない感じだと思った。

    • 何シーズンでもできますよ!というやる気満々な気持ちだが、どこからもまだオファーは来ていない(視聴者の支援があれば続編も可能になるかも)。

もしシーズン2ができたら

  • Dr.909はラザロに入ってそう。司法取引で出てきた人がラザロに入れるか?という意味では、実際にNSAにそう言う人は結構いる。(そして909はすぐ裏切りそう。)

    • ちなみに909はエレイナにめちゃくちゃ怒られた(やれやれ、という感じで真面目に聞かないのでマジで怒っている)。

  • ハンナがスタバで感動しているのは、戻ってきた日常の演出。

    • ハンナはあの後、実はスキナーと同じ大学に入った。スキナーの写真に写っていたのと同じカフェテリア。生まれて初めてスタバを飲んで、「これは何?(おいしい)」となった。

    • 教団も崩壊して、社会に復帰できた、ということ。(よかったよかった。by生みの親の小沢さん)

警官大活躍

  • 最後に捕まえるのはこいつ、というのは本読みの段階から出ていた。脚本チームでは「こんな無能なやつにできるの?」という感じだった。

    • 猫と警官に関しては、最初からこういう風にしようと思っていた。

  • ラザロは世に出てこられない組織なので、警察に捕まえさせよう、という流れ。アクセルが警官に会った時の「呼んで来い」は、自分たちはいなかったことにして、警察の手柄にしよう、ということ。

    • 結果、「世界を救ったヒーロー」になっている。彼は「警官として当然のことをやったまでです」と答えている。このセリフも含めて監督が初期から話していた。マンセルという名前もここで初めて出る。

    • 声優のボルケーノ太田さんもちょい役の警官Aだと思っていた。「来週も出るんですか?」「来週どころかずっと出ますよ」というやり取りがあった。

    • 「にゃにゃにゃ」はアドリブではなく猫語でしゃべれという指示をした(それがアドリブでは…by佐藤さん)。

  • 誰かに「これ(最終話に)出さなきゃいけないんすか?無理ですよ」と言われた。8、9話の詰め込み方を考えると難しい印象だった。

タワー頂上の天使像

  • かなり初期から絵があったが、最後のバトルにするという構想はいつごろから頭にあったのか。

    • 1話に入る前から決めていた。タワーごと壊そうかと思っていたが、あまりにも大ごとなのでやめた。タワーは崩壊するもの。

    • 「天使の見つめる場所で待つ」というメールに対して、どこ?という視聴者の反応もあった。あの像が天使に見えていなかったのかも。

    • 制作現場からは「誰が?」「どうやって?」「やめてください。」「間に合いません。」といった声も上がった。最初から言ってるだろ、で押し通した。

  • 双竜と目で合図を送る感じは、双竜が人間に戻った瞬間、という感じでよかった。バトルの中で二人の関係が変化した瞬間。

    • 記憶が錯綜したりしているところから、あのタイミングで双竜の人格は混ざっている。いい人間に戻ったり、殺し屋に戻ったりを繰り返している(錯綜しているので戻った明確なタイミングは不明)。

    • 少なくともアクセルと目で合図した瞬間はいい人間に戻った感じ。戦いに邪魔なものを排除しようという意図。

  • ちなみに双竜が持っていたのはジャベリン。そんなあほな、と思うかもしれないが、あれで戦車を落としている。実際の使用例も世の中にたくさんある。

ヘリのシーン

  • シュナイダーが事前に送っていた陸軍保全コマンドの最後の指令が「生きる証拠であるアクセルを消す」。アベルがシュナイダーを逮捕した時点では命令が発令されていて、それを止められずあのシーンになった。

    • 発令者本人の許可がなければ取り消せないタイプの指令だった。逮捕されようが消せない。

  • NSAとしては、アクセルが生き延びること自体が大事。ハプナを広めたのはスキナー自身なので、陸軍自体を捕まえる証拠としてはアクセルにどうしても生きていてほしい。しかし規格外の殺し屋がずっと追っているので、それから守り切るしかない。だから殺し屋の正体を突き止めて、亡き者にするしかない。そうしないと証拠としてのアクセルが消えてしまう。

    • 世界が終わるのにアベル何やってんの?と言われる機会が多かったが、レイヤーが違う。

  • 最後はなりふり構わず、隠すことなく、殺そうとしていた。避難命令の後で、テロリスト発見というエクスキューズのための報告を入れ、ことが終わったら正当化しようとしていた。

    • これはスキポール空港の時と全く同じ手法。基本的には自分たちがやったことをテロリストがやったことにしてもみ消してきた。

  • シュナイダーは久々の本当に悪いやつ。小野賢章さんがうまく演じてくれた。(見てて本当に憎たらしいでしょう?by監督)

    • 小物っぽいわけでもなく、佇まいが小憎らしい、というのがいい。演じ方によっては小物感も出そうなところ、最後まで出なかったのが良かった。

    • 本当はもっとへらへらしてるのにものすごく悪い悪役を出そうとしていた。

  • 最後のアベルとの会話で、彼なりの愛国心が出ていて、最悪だが、ドラマとしてすごくいい。

    • エンディングで後ろ姿しかないが、軍事法廷で裁かれているシーンが出ている。ちなみに軍事法廷なので司法取引などはない(Dr.909のようなことにはならず、二度と出てこない)。

      • シーズン2があるなら、もしかしたら出てきてとんでもないことするかも?どうしてこいつをムショから出すんだよ!的な(実際にも大統領によってはとんでもない人を刑務所から出す人もいる)。

  • ハプナの特効薬については、日常的に身の回りにあるものを使えないか、という話はかなりやった。

    • 例えばペプシを飲んでた人は生き残り、コーラを飲んでた人は全滅といった感じ。全滅エンドより前から話していたが、そんなのできるわけないじゃないか、と反発を食らった。

    • 科学考証の人たちにこのアイディアどうですか?と聞いたら、みんな苦笑い。「いやいやそんな薬ないですよ、ペプシの何と結合するんですか」「何とかなりませんか」「いやあ無理ですよ」という流れで断念。監督としてはやりたかった。

    • ペプシじゃなくてドクペにして、世界中のオタクだけが生き残る、という話もし。

      • 佐藤さんはテキサスに行ったときに本社の前に行ったことがある。そこでしか売っていない瓶のoriginalというのを買った(注:ドクターペッパー博物館で売っているそうです)。

      • 監督や佐藤さんが小さいころは瓶で売っていた。ドクペと言えばまずい、誰が飲むんだ、という印象。その後佐藤さんはもっとすごいルートビアに出会う。シップの味がする、と言われているやつ。沖縄とかにはすごくある。

チューリップについて

  • チューリップが実は特効薬だったんではないか、という案もあった。

  • リーランド活躍していない問題の関連で、リーランドしか見ていない景色は意外とあるよねという話になった。リーランドはいろいろ観察しているので、そこが活きてくる、という形でつながった。

    • スキナーの自宅とおばあちゃんの家のどちらにも行ったのはリーランドだけ。

    • リーランドが思い出さなかったらスキナーを探し出せなかった。

    • ちなみにアクセルが監視カメラに語り掛けていたのをスキナーは観ていた。おそらくリン経由で、「こんなの来ているよ」と携帯に共有されていた。

  • あのチューリップは本当はあまり咲かない。小沢さんが調べてくれた。アニメではじゃんすか咲いているが、本当は何年に一回かぐらいしか咲かない。

    • 設定に入れ込みたかったが、チューリップの説明に時間をさけなかったのであまり説明しなかった。

タイトルについて

  • Nazのファーストアルバムに収録されている不朽の名曲。素晴らしい曲。

    • 9話で双竜が戦っていた団地、クイーンズブリッジ出身のスーパーラッパー。

  • スカーフェイスという映画から引用されていることで有名。

  • しばらく世界はスキナーの手のひらの上にあった。しかし自分を見つけてくれた人類に世界を返す、という意味がこめられている。

双竜の回想について

  • 教官が操り人形のようになっていたシーンが良かった。

    • 教官の声が、ベネディクト・カンバーバッチの吹き替えの三上哲さんなのが本当に最高。短時間で狂気をはらんだ演技が素晴らしい。

    • 小原さんがあのテイストで絵にしてあげてきてくれた。パカパカ動かしてください、という感じだった。常に発注の斜め上を行く人。

  • 双竜は催眠をかけられて記憶をずっとなくしていた。あのシーンを思い出せたので記憶のふたが開いた。

    • 暗殺者として最高傑作ができちゃったが、完璧すぎて自分すら殺されてしまう。そしてもう誰にも扱えないのでいったん記憶を消す、という流れ。

    • 記憶を消されて難民になってボートでNYに着いたという経緯や、もう一つの人格がいつできたか、というところまで考えていたが、書いてもあまり広がらないので入れなかった。

  • リズがウェントン計画の名前だけ知っていたのは、フォークロア、都市伝説的な感じ。NSAの中でこういう文書があるが誰も内容を知らないらしい、という噂だけが流れていたということ。

    • この情報は国家機密レベルで、アベルもある程度までしか知らない情報。長官だからと言ってすべて教えてもらえるわけではない。大国二国間の国際問題にかかわる問題なので出せない。

  • 双竜についてはメトロノームの辺りの設定も考えた。

    • 催眠状態に陥ってもう一つの人格を呼び出していた。シナリオ段階ではいろいろ書かれていたが、アクションに押されてあまり見せられなかった。説明する必要もないかということで、謎として残していいかと判断(でもこのアニメはだいぶ本編で謎に答えていると思う。by監督)。

過去に答えられなかった質問について

  • 初期のアフタートークで、声明でスキナーが嘘を言っている可能性がある、というコメントがあった。

  • 死を身近に感じていないときにはほとんどの人が実感はわかない。戦争やコロナ禍として表面化するよりもっと前の段階で、水面下で気づいている人が動いている、というのも本作の重要な側面だと思う。

  • スキナーはノーベル賞なども取っており、信用のおける人物なので、多少信じる人がいるかも。ただ、民衆への信用度合いのレイヤーは分けて書いている。

  • 小沢さんは割と信じない派閥寄りだった。淡々と日常を続ける人は多いのではないかという考え。

    • 4話のサムが「だれかが何とかしてくれんじゃね?」というのは、そういうことを想定して書いたセリフ。(佐藤さん)

アフタートークの試みへの感想

  • 小沢さん

    • 脚本家は比較的最初のほうで仕事が終わるので、放送とのタイムラグが一番あるかもしれないポジション。それが、アフタートークをやることでライブ感があり、今日初めて見てくれた人が感想をくれる。それがとても楽しかった。

    • もうちょっと夜型だったらもっと参加したかった。

  • 近藤さん

    • リモート会議の際は近藤さんが逆によく徹夜していたので、リベンジできた感がある。

    • 眠いことは眠かったが、作業自体は楽しかった。リアタイでコミュニティ感を持って盛り上げていく企画は経験上なかったので、すごくうれしかった。

  • 佐藤さん

    • なぜか司会っぽい役目になってしまったが、コメントがありがたかった。タイミングであったり、感想ベースであったりという点で、いただいた質問に答えきれなかったところもいくつかあったのは申し訳なかった。でもやっててとても楽しかった。

    • 深夜ラジオが好きで、パーソナリティになった感じもあってよかった。

  • 渡辺監督

    • (佐藤さん→監督)こんなに表に出てくれると思わなかった。以前にスペースシャワーのディレクトターと一緒にカウボーイビバップのメイキングを作ろうといった時に、信本さんにも渡辺さんにも断られた。サングラス着用で出てくれたかと思ったら、嘘ばっかり言っていた。そこから考えると、今回は無理強いしたのでは?と思っている。

      • その時は若かった。インタビューでも嘘ばっかりついていた。

    • いろいろあって宣伝がうまくできず、80本以上の新番組の中に埋もれてしまいかねない感じだった。草の根でどうにか広められないかとお願いした中で、脚本チームがアフタートークはどうかと考えてくれた。お願いしておいて出ないわけにはいかないだろうという気持ちだった。本来表に出るのは好きではないが、そんなことも言ってられないということで、頑張って出た。やってみたらやっぱり、皆さんの質問や声が聴けて良かった。

    • ちゃんと見てくれている人、わかってくれている人もいるな、というのがうれしかった。

質問コーナー

nighthawksの次回作は?

  • 皆さん次第です!by監督

  • ちなみにnighthawksにはもうひとり、うえのきみこさんもいらっしゃる。今後はnighthawksとしても活動していこうという気持ち。

アベルが折っていた紙飛行機は何を象徴?

  • 脚本にはなかった。絵コンテで増えた部分。

  • アベルは手先が器用ですごい折り紙を作ってしまう、というのを最初考えていた。しかし意外とセリフがそんなに長くなく、短期間でそんなもの作れないよ、という話になった。

  • あの折り紙は紙飛行機ではなく槍の形になっていて、「やってやろうじゃないか」という戦闘モードになっている。アベルはAIと言われるほど感情が表に出ないタイプなので、表情ではなく折り紙で表現している。

アバンを入れることにした理由?

  • 各キャラクターを見せつつ、ハプナがそれぞれの世代や性別によってどのように需要されていたのかを示した。

  • 5人以外の登場人物は基本的に背景を知っているので、ちょっとやれないなということで5回で終わった。

  • アベルとハーシュがいろんなことをラザロに教えてくれないのはなんで?という質問に対しては、『24 -TWENTY FOUR-』などと一緒で、どこから秘密が漏れるかわからない(どこにスパイがいるかわからない)から。秘密にしたまま探してもらうしかない、という状況だった。

    • いつでも切れるように、というチームなので、そんな人たちに重要な情報を言ってはいけないという側面もある。

    • 上からそういう指令が来ていたが、ハーシュは何とか彼らを生かしてあげたいという気持ちがあり、ずっとそうならないようにお願いしていた。しかしチームラザロが大した成果を上げていないので、なかなか要望が通らなかった。最終話のシナリオでこのシーンも入れたかったが、入らず切った。

      • 物語の途中でハーシュがどういう人かがわかってしまうと、ノイズになっちゃっていたかもしれない。

9話でクリスが来ているピンクのシャツはアクセルの?

  • 違うんじゃないかな?そこまではまだ仲良くない。

アクセルはダンスはうまい?

  • めちゃくちゃうまいと思う。ブラジルだし、カポエイラできるし。

  • カポエイラは奴隷として連れてこられた黒人たちが始めた戦闘スタイル。踊りのように見せかけて格闘の練習をする、というもの。アクセルはカポエイラ的な動きをしているので、もうダンスみたいなもん。

4話でアクセルが酒を飲まなかった理由?

  • アクセルはナチュラルハイなので、酒飲んだりタバコ吸ったり、そういうものはいらない。アクセルは危険ハイ、アドレナリンジャンキー。

『100万回生きた猫』と双竜の関係?

  • 直接の関係はないが、監督も信本さんも好きだった本なので、引っ張られている部分はあるかもしれない。

  • 双竜が関わっていた計画を「ウェントン(混沌)」にするかどうかは考えていた。元々「ブドウ姫」としていた。

    • 『ブドウ姫』は話が長く、簡単に説明できなかった。何かに染まって毒になって、という展開が教育上どのような理念でやっていたか、というところにはめられそうではあったし面白かったが、今回は短時間でやる必要があった。またアクセルのネックレス(羽)とのつながりもあり、ウェントンでいこうという話になった。

    • 教育機関という側面を考えると、中国で子どもが読む絵本で連想できるものはないか、という話から始まった。

最後のメッセージの意味?いつから考えていた?

  • 「0 days Left for us」は終わってよかったね、ではなく、もう我々には1日も残っていない、ということを伝えたかった。最初からそう言う世界観で見せようと思っていた。

アクセルの強さの秘密?

  • 一案として強さの秘密を見せることも考えていた。双竜と同じところにいた、とか。それにしては人間味がありすぎるので違うんじゃないかとなった。

  • 強さの秘密はあまり説明しないほうがいいかな、というのが監督の持論。

    • とある漫画でとても強いキャラの強さの秘密が明かされた時、がっかりしてしまった。「やみくもに強いけど何なんだこいつ」と思っていた方がいいかなと思った。

  • これは今後も明かされないと思う。しかし、過去についてはちょっとしかしゃべってないので、シーズン2以降があったら出てくるかも。

    • ついにバナナが好物設定も出てくるかも。ガリガリ君の秘密をメンバーが探す話で半パートくらいやりたい。

  • 強さもそうだが、主人公が自分語りをすると話が終わってしまう。特に探偵モノ。

    • シャーロックホームズも妹のことを話し出したらとシーズンが終わってしまった。ホラー映画で言うところのホラーの正体がわかった瞬間アクションに切り替わってしまうのと同じ。ミステリーがなくなってしまう。

キャラクターデザインの林明美さん参加の経緯?

  • いい絵を描く人として前々から目をつけていた。この企画にあっているのではないか、ということでお願いした。

本作では結局何を伝えたかった?

  • 作品の中で表しているから自分なりに考えてくださいby監督。

    • 監督やスタッフが言っちゃうと答えになってしまう。答えを出すために話があるわけではない。

    • クイズ番組を作っているわけではない。正解なんてものがあるわけではない。これを見てどう受け取るか、それに正しい答えがあるわけではない。そこが面白い。

  • キャラが生に執着していないように見える、という点が質問者さんなりの正解の糸口になると思う。

    • 制作陣としてはそういうニュアンスでは書いていないが、質問としては世界がテンパっていて、それを救える立場にいるんだからもうちょっとがんばれ、ということかな?

  • 毎日世界中でいろんなことがあり、世界終わるんじゃないか、と思う瞬間もあるが、それと同じく明日のご飯を何にしよう、と思う瞬間もある。これは個人によって違って、そこから社会に対する関心と自分の人生の距離感が見えてくる。その距離感を自分で感じられるのはいいかなと思う。

    • 世界をどう捉えているかが視聴者によって違うのが浮き彫りになる。それは面白いこと。

    • 作品の中で頭抱えてうわーってなる人がいないから、ずいぶん落ち着いて見える人もいるかもしれないけど、いろんなシーンで見せている。例えば9話の長回しのシーンやニュースなど。普通は表情に出さないニュースキャスターからも感情が少し漏れてしまっている感じがある。

    • 表現法の問題。単純な表現に慣れていると、微妙な表現に気が付かないかもしれない。

  • リーランドはこの状況だからお姉さんと仲直りできたんじゃないか、という視点もある。

    • 状況が何を生み出すか、というのは一色じゃない。いろんなことが起こりえる。猫に着目すると餌をくれる人ができた一か月。

チャドさん、音楽担当から感想はもらった?

  • まだ来ていない。監督も聞いてみたい。

クリスからアクセルへの心残りは?

  • お礼でキスしたわけではない。コンテに書いてある心情をちょっとだけ言うと、アクセルから心残りは何にもないと言われたときに、クリスは最後にキスぐらいしとけばよかったとか言わないのかなと思った。そう思ったということは、キスぐらい、と思った自分のほうかな、と考えた、ということ。

キャラのジャケットなどの今後のグッズ展開は?

  • オフィシャルサイトなどに要望を送ってください。

  • 猫グッズを出したいというのは打合せからずっと言っていた。

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