熱狂の根源
今から15、16年前までの
ライブスタッフ時代には言語化してこなかった。
というより、出来なかったこの感覚。
今なら少しだけ言葉に出来る気がするのでつらつらと。
浪人時代終えてからの19歳からおよそ10年間。
1000人弱〜70,000人強の観客で埋め尽くされた会場の
ステージ最前ど真ん中、あるいは上手下手のいずれかで、
お客さんの表情を見ながら背後で躍動する国内外のアーティストたちのパフォーマンス、エネルギーを浴び続けてました。
だからこそ断言できることがある。
生のLIVEでも、映像作品として観るLIVEでも、
Michael Jacksonの「Live in Bucharest: The Dangerous Tour (1992)」ほど
観客が熱狂しているライブを自分は知らない。
失神嗚咽号泣鳴き叫び。
マイケルが立っているだけで崩れ落ちる。
彼の何がそこまで人を熱狂させるのか?
今回の映画を観ながらずっと考えていました。
もちろん映画なので脚色もあるだろう。
それでも感じたのは、
超絶技巧のダンスパフォーマンス以上にセンスがあり、
センスの奥に魂があり、
そしてその魂が愛と接続していたのではないかということ。
ただ、それだけでも足りなくて
マイケルは
人類史レベルの技術とセンスを併せ持ち、
その奥に魂があり、さらには愛の塊のような人間性を持っていた。
そのすべてが一人の人間の中で統合されていたからこそ
あの異常な熱狂が生まれたのだと今は思います。
主演を務めたジャファー・ジャクソンはマイケルの甥で
正直、顔はそこまで似ているとは思わなかった。
けれど、どれだけのトレーニングを積んだのだろうと
思わされるほどのパフォーマンスがスクリーンで躍動してました。
画角の影響もあるのだろうけど
一瞬だけ本当にマイケルに見えてゾワッとした場面もあったり。
ちなみに、『Off the Wall』(1979)と、自分が生まれた年の前年にリリースされた次作『Thriller』(1982)。
あまりにも『Thriller』が有名なので、サブスクでもそちらを聴くことが多かったのだけれど、映画を観終わったあと最初に再生したのは『Off the Wall』だった。
