透明な雫を探して〜白露の公園散歩〜
透明な湿気を含む空気に
日曜日の朝は包まれていた
台風一過の週末は
分厚く長い布団のような
雲を持ち去って行った

空が荒れる数日前に
燃え盛る雲を披露した
マジックアワーだったね
まるで赤く燃える炎を
消し去るかのような
厚い灰煙に巻かれた台風だった
もう少しだけ
情熱的な熱さは残るけど…
秋の夜長で
ゆっくりと冷やされた汗は
透明な白露となって舞い降りた
今朝の空は透明感が戻り
どことなく爽やかだ
足元の芝生に
透き通る光が散らばる
可愛い雫たちが迎えてくれた

簡単なおにぎりと夕べの残りと
暑さが残る朝には
アイスコーヒーが似合う
食後の散歩をはじめよう
ここにも大きな雫が…
昨夜の雨なのか朝露なのかは
分からずに撮ってみる

今日見つけたのは
白く鮮やかに光る
サルスベリの花

雑草のような白い小さな花
名前はあえて言わないことにした

どことなく黄色い葉が
ちらほらと…
まだ、紅葉にはなれないみたい


赤くて繊細な花を咲かせた
ねむの木の手のひらは
長い指をいっぱいに広げていた

花壇に咲くのは
一輪の赤い薔薇
今日は雫からはじまる
秋を感じながらの
公園散歩だった

やっぱり
白露を感じるのは
この一枚かな…
今宵の空の月は
未明にお隠れになるらしい…
シロクマ文芸部、小牧幸助様の企画に
初めて参加させて頂きました。
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