懐かしのレシピは迷走しながら巡りだす🌿晩白柚尽しの元気を実感したレシピ。
3月の上旬に、珍しく九州から会いに来てくれた叔母が、しばらくして自家栽培の晩白柚を届けてくれた。
ある日、新幹線が到着する駅ビルで、食事をする予定だった私達は、叔母からの偶然の連絡を受けたことにびっくりしながらも… 同じ場所で、普段会うことのない叔母家族と会えたのは、とても貴重なことだったと、後でしみじみと思い返す。
いつだったか…実家に帰省した時に、たまたま叔母から届いた晩白柚を、美味しそうに頬張る様子を、叔母は母親から耳にしていたらしい。今回、予想外の数が段ボールいっぱいに届いたから記念に撮影しておく。

叔母が、皮まで剥いてくれたと思われる
大きなビニール袋と
埋もれる小さな晩白柚たち
大小合わせて8個の晩白柚は、子なし夫婦には多すぎるんだな~と、思いながらゆっくりと食べ進み…いつしか、大小の1個ずつが残ってしまった。
なんだかんだ言いながら、食べ進んでしまう晩白柚の魔力には勝てないのだ。早春のまだ肌寒い頃の身体を、この果実の甘酸っぱさが、じんわりと汗ばむほどに身体に巡りをもたらしてくれるのが魅力の理由。
ひと月ほど放置してしまうと、表皮がカリカリに硬くなってくる。時間が経つと、実が熟して甘みも増すのが愉しみの1つ。その、完熟した晩白柚の味わいが、いつしか私のお気に入りになっていた。
そんな中、前々から一度作ってみたかったものがあった。それは、晩白柚の皮の砂糖漬けを、優しいコクとミネラル豊富な黒糖で作ることだ。あの、大きな柑橘の、まるでお布団のようなフカフカした白い皮を、毎度、捨てるのはもったいないと思い始めた私。なにかに活用できないのかな…?と、気になり始めて、ネットで調べると出てきたのが「砂糖漬け」のお菓子だった。複数回ゆでこぼしたり、水に漬け置きしたりと… 結構手間が掛かるらしいのだけど。色んな作り方があり、なんとなく参考にしながらも、適当に作り始めてみる。
子供の頃の記憶を辿り、文旦で作られた懐かしの「ザボン漬け」の味が脳裏に蘇ってきた。
この懐かしい味の記憶を辿りながらも、迷走して、別物になっていく私のレシピは、作ってみて身体にも嬉しく、アレンジしてさらに作って良かったと思える味わいとなった。
これからは、毎年消費するのが楽しみだと思えるレシピとなってしまったのは、私にとっても予想外の出来事となった。
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