坂本龍一を体感する@Ginza Sony Park
今日は平日一人休暇。「sakamotocommon GINZA」へ。
理屈抜きに坂本龍一を体感として感じ取れる魅力的な場所だった。日付は変わってしまったが。

事前には、どんな会場なのかあまり想像できていなかったが、想像を大きく上回る良さだった。

ただ、会期がとても短い。今日は会期5日目だったが、あと5日。週末だと今週末しかない。

私としては、アート・建築・音楽を楽しめる休暇は満足度が高いように思う。そこに音もあって面白いおしゃれな室内で、面白い選書の棚から読書もできた。何も言うことはないくらいに、ゆっくり楽しんだ場所。
いつもなら会期中を理由に内容を出さないが、写真でも動画でも伝わらない魅力のある場所。撮った写真はどんどん出しておく。

この記事で少しでも気になったなら、ぜひ行ってほしいと思い、できるだけ早くnoteに出すことにした。

ちなみに私は坂本龍一ファンとは言わない。ただ、かなり昔に現代アートな印象のコンサートには行ったことがある。坂本龍一はいろいろなことを、実験的にしてきた人だと私は思う。

他の人にとっては、ピアノで素敵な演奏してた人、という印象が大きいかもしれない。人によって印象が違いそうなくらい、いろいろな活動をしてきた人だと思う。

坂本図書でも体感できた。いろいろなジャンルの本がある。それでも何か通底する美意識というか、考えというか、体感できる場所だった。

背表紙を含め本は撮影不可だが、本棚から出して読める場所。サンプリングした音も楽しむ空間なので、そっちが気になったり、本の方が気になって聴いていなかったりはした。気ままにどちらも楽しんだ。

明日から数日は、1階でコーヒーを飲めたりするらしい。坂本龍一が好んだ飲料や和菓子が販売される様子。それもまた体感になるだろう。屋内へは持ち込めないように思うが。
(最新情報は「うぶごえ」クラファンサイトの「レポート」の中を確認ください。)

場所も魅力的。工事中でもカッコイイおしゃれな建築。
足場がある裏側のような状態を見たくない人もいるだろうが、表面的な仕上げの一歩手前でも、ステキなデザインの建築。
建築を楽しむ人なら面白いだろう。今春の建築祭の会場にもなっていた。
途中だからカッコワルイなんてことは全くない。工事中と言っても、あと1ヶ月くらいでオープン。ヘルメットが必要なんてこともない。

ただ、トイレは工事中のため展覧会場にないので、ゆっくり会場を楽しむ準備は必要。会場の出入口は、1階と地下2階のようだった。

入場料はクラファン参加で支払う。3000円からだと思う。会期中の再訪も可能。
(返礼品プランが増えたり、変更になったりもしているので、最新情報は「うぶごえ」で確認ください。)
ここからは、もう少し詳しく。



このフロア。
何が良かったかというと、坂本龍一の考えを反映して作られた自動演奏機能付きのピアノで、坂本龍一の演奏データから良い音で鳴っていること。
それで何が起きたかというと、無人の自動演奏のはずが、坂本龍一の息遣いを体感しながら曲を聴ける環境になっていた。
ピアノに詳しい訳ではないが、聴いているうちに、自動で動いている足下の右のペダルの動きに同期していった。ピアノの右のペダルというのは、ピアノの息継ぎのようなものではないのか。


私の写真からでは、空間のおしゃれさ程度しか伝わらないだろう。工事中でもカッコイイおしゃれな場所に私は満足。
坂本龍一に関しては、このフロアだけでも満足過ぎると思った。ピアノのすぐ近くで聴けるからこその体感だろう。お好きなら体感しに行ってください。





サンプリングの音に囲まれながら坂本文庫


音もいろいろな音がクリアで楽しんだが、集中してしまったのは読書。
3階を離れるときには、上の写真の赤い再生マークは、一つ下の「Album 12」になっていた。
いろいろなジャンルの本があり、たくさんパラパラとめくって楽しんだ。こういう本や装丁、考え方や世界観を好んだり楽しんだりしたのか、というのが全体からシャープに伝わってくる書棚だった。
印象に残った本は…
夏目漱石の短編集「文鳥・夢十夜」。夢十夜のいくつかを読んだが、長野まゆみを連想するような、不思議なのにクリアな幻想的な世界。「家守綺譚」、京極夏彦著書の作中の人物・関口巽の著作も何となく連想した。
澁澤龍彦・著「フローラ逍遥」。いろいろな花の名と植物画のあるエッセイ集。
ブックケースから出すと本の匂いした。ページをめくっているときにもした。どこの書庫の匂いだろうと思いながら、古い時代からでもシャープに伝わる文章と、シャープな植物画をいくつか楽しんだ。
珠寳・著「一本草」。生け花の本のようだったが、生ける動きから出来上がりまで、途中途中の考えが伝わる本のようだった。
全体的に読んだ訳ではないので詳細不明。だが、所作も含めた美しさ、センスの良さに繋がる考え方を感じた。
「宇宙と芸術」。2016年に森美術館で開催された展覧会カタログ。後ろ向きではない、宇宙への目線や関わり方、宇宙を表現する様子など、いろいろな考えが載っていた。
そのカタログには、夏に友人と行った麻布台ヒルズのチームラボボーダレスで、浮遊感を楽しんだ作品に似たタイトルと写真も見かけた。teamLab「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして衝突して咲いていく - Light Space」。



右側手前の黒いバー上の青いところが、
ダイヤル兼ボタンのコントローラ
銀座の見えない電磁波を検出し、可視化して表現している。ダイヤルを回して波長を選べる。演出というか表示形式は、そのダイヤルを押すことでローテーションする。

屋内3フロアと、外気と繋がる1・2階の建築を楽しんだら終了。順路はない。

面白いプロセスも共有されていくためのクラファン




坂本龍一はピアノ作品だけでも素敵だが、私の感覚では、完成品だけが遺産ではない人だと思う。いろいろな種類の面白い遺産がある。部分でも全体でも現代アート作品というか。
素敵に面白い遺産を体感できたGinza Sony Park。ここならではというか、Sonyならではというか。坂本龍一の理解者たちによる印象的な会場ということだろう。
もっと調べて向かえば、満足度が高くなりそうと知っていたかもしれない。が、「うぶごえ」内の情報しか見ていなかったので、想像をかなり上回った。
伝わってほしいことをシャープに体感で伝えられている会場だと思う。
写真はたくさん載せたが、そんなことでは伝わらない素敵さ、面白さを体感できた平日一人休暇。
他にもnoteに出そうと思うことはいろいろある。
が、まずは会期の短い「sakamotocommon GINZA」について共有したかった。
他の話だと…
今日はCharisma.com・いつかさんと同じカスタムでジョイフルメドレー ティー ラテを飲みたくて、レトロ建築の新東京ビルのスタバに行ったとか…
坂本龍一の体感後に行ったヤマハ銀座店エントランスには、サステナブルな楽器やクリスマス飾り。触り心地良い黒い白鍵の、カッコイイ電子ピアノにセットされた曲「きよしこの夜」を、右手だけだというのに壊滅的にひどい演奏をして「なんか聖くないんだけど、いつの夜?」と思ったとか…
気を取り直してオススメされた「聖者の行進」は、ちょっと間違えたが、カラフルなクリスマスの景色になっていく大きなディスプレイを見ながら、元気に弾いてきたとか…
先週末は、年末で工事のため閉館するレトロ建築、学士会館のカフェへ友人たちと行ったとか…
そのときは、東京ステーションギャラリーのおしゃれな「テレンス・コンラン」展と、新丸ビルのコンランショップを楽しんだとか…
書くべきか、書いていいものか、書かない方がいいものか、いろいろな話題はある。
夜中になったので他のことは考えずに寝ることにする。
次のnoteは、またそのうちに。
