なんのはなしですか── Paradigm Shift《その122》「つくるんです®」ミニチュアハウス2軒目🏡
先日、
二軒目のミニチュアハウスを眺めていた。
今度は洋菓子店。
ショーケースには、
ケーキ。
ドーナツ。
マカロン。
焼き菓子。
どれも、
指先ほどの大きさしかない。

なのに、
なぜだろう。
ちゃんと美味しそう😋
もちろん、
食べられない。
いや、
食べたら怒られる🤣
でも、
お腹は少しだけ空く。
不思議である。
──考えてみれば、
本物のお菓子は、
食べたらなくなる。
でも、
ミニチュアのお菓子は、
永遠になくならない。
ショートケーキは、
ずっと一番美味しそうな瞬間のまま。
ドーナツも、
焼きたての記憶を保ったまま。
マカロンも、
誰にも選ばれないまま、
そこに並び続ける。
時間だけが止まっている。
──そう考えると、
甘いものって、
食べる瞬間より、
「どれにしようかな」
と迷っている時間の方が、
幸せなのかもしれない。
ショーケースの前で立ち止まり、
今日はチョコかな。
いや、
いちごかな。
やっぱりプリンも捨てがたい。
ちなみに、
サンリオの公式人気投票
「サンリオキャラクター大賞」では、
30周年を迎えた2026年に
見事2年連続・通算5度目の
第1位に輝いたのは、
ポムポムプリン🍮
その数分間だけは、
全部が、
まだ自分の未来になれる。
だから洋菓子店って、
食べ物を売っているというより、
"選ぶ時間"
を売っている場所なのかもしれない。
ミニチュアハウスも、
少し似ている。
この店には、
店員さんがいない。
お客さんもいない。
でも、
ついさっきまで、
「いらっしゃいませ。」
という声が聞こえていた気がする。
誰もいないのに、
時間だけが残っている。
それって、
どこか写真にも似ている。
一瞬を切り取っただけなのに、
その前後の物語まで、
想像してしまう。
人は、
形を見るのではなく、
時間を見ているのかもしれない。
小さなケーキ。
小さな店。
小さな世界。
でもそこには、
現実より少しだけ大きな、
想像の余白が残されていた。
……なんのお菓子ですか🍰
《A Drop Remains.💧》
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