ペナンクラブでちょっぴりセレブ気分 シニアのドキドキ海外旅行
2025年12月中旬から2026年2月中旬まで、夫婦で2ヶ月間マレーシアに行ってきました。
この旅行は、「寒い日本から出て、暖かい国でゆっくりする」のが目的です。
プールで泳いだり、海岸沿いを散歩したりしていました。

今回は、ほんのちょっぴりセレブのお裾分けを味わったので、内容を紹介します。
地元の方と知り合う
ペナン島に渡るフェリーの待合室で、座っていたときのことです。
隣に座っていた初老のご婦人から妻に、「日本人ですか」と声をかけられました。
このご婦人は、日本語が割と堪能な通称マレさんという地元の方でした。
日本語が聞こえたので、声をかけたとのこと。
これがきっかけで、妻と少しおしゃべりをしていました。
私たちが、2ヶ月ほどペナンでゆっくりすることに、興味を持たれたようです。
ペナン島に着いた時、私たちがバスの乗り方がわからず、ウロウロしていたときにも、マレさんが助けてくれました。

マレさんも同じバスだったので、車内でも妻とおしゃべりをしていました。
親切にしていただいたお礼に、妻が日本から持参していた『小さな鈴』をプレゼントしたところ、大変喜んでくれました。
その時に、連絡先を交換したようです。
数日後、マレさんから「ペナンを案内するから、車で迎えに行くわね」と連絡がありました。
約束の日、アパートの前に現れたのは、ピカピカの高級車のベンツです。

運転しているのは、マレさんです。
道中、妻とのおしゃべりを聞いていると、相当な資産家のようです。
ご主人は、イギリス人で数年前に亡くなられたそうです。
娘さんたちはイギリスとアメリカに住み、マレさん自身も世界中に友人がいるという、まさにセレブだったのです。
フェリーに乗り路線バスにも乗るこのご婦人は、私たちとは桁違いの資産家のようです。
水源池と極楽寺
まず向かったのは、山頂にある「水源池」でした。
ネットで調べると、レイク・エア・イタム・ダムという名前で、4年ほどかかって1962年に完成したとありました。

イギリスの統治時代に作られたそうです。
地元の人が、ハイキングなどで訪れる場所のようで、水源池の周りは遊歩道が整備されています。
路線バスでは行くことができません。
車がないと行くことが難しい場所です。
ダムへと続く道は驚くほど狭く、車がすれ違うのもやっと。
マレさんによれば、ここはイギリス統治時代、イギリス人が『馬』で駆け上がるために作られた道なのだとか。

歴史の重みを感じる細い山道を抜け、静かなダム湖の景色を堪能しました。
ダムを後にし、山を下る途中で『極楽寺やジョージタウンが一望できるビュースポット』に立ち寄りました。

写真タイムを存分に楽しんだ後、いよいよ極楽寺の敷地内へと向かいます。
しかし、ここからが大変でした。
観光シーズンということもあり、寺院周辺は大渋滞です。
さらに、急勾配の細い坂道に車がひしめき合っています。
駐車場にも、車がひしめき合っています。
しかも高級車ばかり。

地元のドライバーたちの運転技術は、超一流です。
マレさんも涼しい顔で、狭いスペースに鮮やかにベンツを滑り込ませました。
極楽寺のすぐ近くには、ケーブルカーで登ることができるペナン・ヒルがありますが、ここも観光客で大混雑でした。
ペナンクラブ Penang Club
観光を終え、マレさんが『とっておきの場所へ』と連れて行ってくれました。
開設が1868年で150年の歴史を誇る名門『ペナンクラブ』でした。
開設が1868年というと、日本では明治元年です。
このようなクラブがいまだに残っているのが、不思議な感じです。
かつてはイギリス人専用だったというこのクラブは、今も非常に厳しい入会基準を持つ会員制の社交場です。
私たちは、入り口で「パスポートがないと入場できない」と制止されました。

しかし、ここでマレさんが窓口の人と交渉してくれました。
最終的に、私たちのクレジットカードの提示と、その場での顔写真撮影で特別に入場を許されました。

レストランのメニューを開くと、そこには一流の料理が並びます。
私たちはいつもの癖で、メニューの中で一番手頃な価格のものを選びました。
さすがに、写真をバシャバシャ撮るような雰囲気ではありません。
ふと周囲を見渡すと、イギリス人の紳士・淑女ばかりです。
マレさんのところには、次々と周りの人が来て挨拶をしています。
ペナンに来ているお友達のようです。
マレさんはマレー系の人ですが、このクラブではかなり顔が知られた人なのでしょう。
私たち夫婦だけが、なんか場違いな場所に来た感じです。
話しかけられても、緊張して英語が全く聞き取れなかったのが残念です。

おいしいごちそうをいただき、アパートまで送り迎えまでしていただきました。
ほんのちょっぴりですが、イギリス人のセレブの生活を垣間見た気がしました。
マレさんには、たまたまフェリー乗り場で声をかけてもらいました。
なんだか、不思議なご縁を感じました。
