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古墳症 (ショートショート)
某地の古墳が世界遺産登録されたこともあり古墳ファンが増えた。種々の古墳を見て歩くことを、墳活というらしい。A子はそれを隠れ蓑に、埋葬品目当ての盗掘をしてマニアに売り捌いていた。実は古墳の数はコンビニより多い。ろくに調査もせず放置しているところを狙いうちをした。
しかし、暗い古墳のじめっとした独特の空気が我が身にまとわりつくようになった。そして何やらのつぶやきが聞こえる。
A子はバチが当たったと思った。警察に自首して刑を受け、その後は各地のの古墳にお詫び行脚をした。でも治らない。医師は罪悪感からきているといって安定剤を処方したがそれもダメだった。
とある歴史学者がA子を見て言った。
古墳症です。これは史跡盗掘者のみかかるものです。そもそも古墳を作る権力者は魔除けにも詳しい霊能力者も多い。現代医学も治せない。言わば祟りですね。
祟りならどこかで祈祷したら治りますね
知ってても紹介できません。一生治らないままでお過ごしください。
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