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縁を切れない毒親と、月1回だけ会う私が編み出した“消耗しない距離の取り方”

「逃げられない」あなたが、罪悪感なく自分を守るための現実的なルール集

序章|「縁切れば?」って言われるたびに、ちょっと死んでた

「そんな親なら、もう縁切っちゃえばいいじゃん」

これ、もう何回言われたか分かんない。友達にも、カウンセラーにも、ネットの記事にも、だいたい書いてあること一緒なんですよね。逃げよう、距離置こう、関係切ろう。

でもさ、毎回それ聞くたびに、私ちょっとずつ死んでました。

だって、切れないんだもん。

嫌いになりきれたら、どんなに楽か。でもうちの親、たまに普通に優しかったりするんですよ。それがまたタチが悪い。孫の顔は見せたいし、きょうだいの手前もあるし、いつか介護どうすんのって話も頭よぎるし、世間体もある。なにより、心のどっかで「親に嫌われたくない」がまだ消えてくれない。いい歳して、何やってんだって感じですけど。

だから「縁切れば?」っていう正解、私にはまったく刺さらなかった。むしろ、それができない自分ってダメなのかなって、自分を責める材料が増えるだけだった。

もし今あなたが「逃げりゃいいのは分かってる。でも逃げらんないんだよ」って思ってるなら、この記事はあなたに向けて書いてます。

先に言っときます。あなた、弱くないですよ。切れないのは、優しさとか事情の多さの裏返しであって、欠点じゃない。そもそも「切るか・切らないか」の二択でしか語られないのがおかしいんです。第三の道、ちゃんとあります。

第1章|会うたびに3日寝込んでた頃の、しょうもない私

ちょっと昔の私の話をさせてください。

当時、月に2〜3回くらい実家に通ってたんですけど、行くたびに心がゴリゴリ削れていくのが分かった。玄関開けた瞬間の「あんた、また太った?」から始まって、結婚は、仕事は続いてるの、昔から気が利かない子だった——。一個一個は小さい刃なんだけど、2時間も浴びると、帰りの電車でなんか涙出てくるんですよ。自分でもびっくりするくらい。

で、家着いたらもう何もできない。スマホ握ったままソファに沈んで、気づいたら夜中。次の日もその次の日もずーんと重い。ひどいと3日くらい、マジで何のやる気も出なかった。

しかもですよ、今思うと笑っちゃうんだけど、それでも私、通い続けてたんです。行かないと「親不孝!」って言われるのが怖くて。

いちばん情けなかったの、母親から電話かかってきたとき。仕事中で出られなかったんですけど、留守電に「なんで出ないの、何かあったのかと思った」って入ってて、私、わざわざトイレ行ってかけ直したんですよ。会議中に。で、用件かと思ったら「今日の晩ごはん何にしようか迷ってる」って。それだけ。それだけのために、私はトイレの個室で「えー、何でもいいんじゃない?」って震えながら相づち打ってた。あのときの自分、抱きしめてやりたい。

決定的だったのは、ある朝、出勤途中で足が止まったとき。「あ、今日も実家のこと考えてるわ」って気づいて、ふと、自分の人生の何割これに持ってかれてんだろって思ったんです。たぶん、半分以上だった。

あなたにも、こういうの心当たりありません? 会った後しばらく使い物にならない、連絡来ただけで胃が重い。なのに切れない。あるある、ですよね。

第2章|気づいたんです。悪いのは「親」じゃなくて「会い方」だった

転機は、わりとあっけなかったです。

私ずっと、親を変えようとしてたんですよ。分かってもらおう、傷つけるのやめてって伝えよう、いつか普通の親子になれるかも、って。健気でしょ。でも、何年やっても1ミリも変わらなかった。なんなら、こっちが言い返すと火に油で、余計こじれた。

ある日もう力尽きて「あ、この人変えるの無理だわ」って完全に諦めたとき、ふっと頭が切り替わったんです。

——相手を変えられないなら、「会い方」のほう変えればよくない?

頻度、時間、連絡手段、話す話題。私がいじれるのは、親の性格じゃなくて、そっち側だった。そこに気づいてから、私は親との接触を、気持ちじゃなくて“ルール”で回すようにしたんです。

結論から言うと、今の私は、親と会うのは月1回・2時間まで。それ以上は近づかない。電話は出ない。これだけで、あの3日間の寝込みがほぼゼロになりました。

「えっ、それだけ?」って思いました? そう、やることはシンプル。でもこの“それだけ”を、罪悪感なしでやり切るのが、実はめちゃくちゃ難しい。そのためのコツと、自分への言い訳の用意が、山ほど要ったんです。

ここから先で、私が実際に使ってる「消耗しない距離の取り方」、あなたがそのままパクれる形で全部出します。中身はこんな感じ。

第3章|距離は「気持ち」じゃなく「ルール」で決める  頻度・連絡手段・話題。今日から決められる3つのルールと、その数字の根拠。

第4章|「親孝行しない罪悪感」とどう付き合うか  罪悪感、消えません。でも“同居”はできる。私が自分にかけてる言葉、全部公開。

第5章|会う前・最中・後でやる“消耗を防ぐ準備”  時系列の実践手順。終了時間の宣言のしかた、その場で使う逃げフレーズ、帰宅後の回復ルーティンまで。

第6章|相手を怒らせずに距離を取る「言い換え」フレーズ集  「もう連絡しないで」って言わずに距離を取る。コピペで使える言い回し10個。

第7章|それでも消耗しちゃった日の“緊急避難”リスト  うまくいかない日の逃げ場。自分を責めないための具体策。

終章&巻末特典|「距離の設計シート」  読んだその日に、自分専用のルールを書き込めるテンプレ付き。

「縁を切る」でも「我慢し続ける」でもない、第三の道です。昔の私が喉から手が出るほど欲しかったやつ、全部ここに置いていきます。

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