忘れないで [詩]
天空にかかる月は
手を伸ばせば届きそうなほど近くに見える。
でも、届きそうで届かない。
まるで、あなたと私みたい。
昨日は七夕だったけど
私達は1年に1度さえ会えない。
最早会うことさえ絶望的。
あなたの記憶の中に
私は、まだいますか?
既に、忘却の彼方に
追いやられてしまったのでしょうか。
たった1秒、1ミリの記憶さえ
失ってしまったの?
あなたが囁いた愛してる、と
夥しい言葉の数々は
口にした瞬間から、さらさらと零れ
風がさらっていった。
言葉は何の意味もなかったように
時の狭間に消えていった。
あなたの言葉も笑顔も
私の記憶に、しっかり刻印されている。
忘れない。
忘れるわけがない。
だから、あなたも忘れないで。
私を、
私を忘れないで。
