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静けさが戻り自然が咲き誇る

 長期金利、一時1.855%に上昇。国債市場で長期金利の指標である新発10年債の利回りは一時1.855%に上昇した。日本相互証券によると、2008年6月以来、約17年半ぶりの高水準。進発5年債1.375%、長期金利1.87%に上昇。17年ぶりの高水準更新。日銀は今月に利上げを行う可能性を示唆。ビットコインは2時間で-4000ドル下落、大規模清算が再び発生する。金融情報を他所に、十二月の街を歩くと、不思議なほど風が澄んでいる。かつては肩がぶつかりそうなほどの大陸の波がまるで潮が引くように消えていた。駅前の巨大スクリーンも、銀座の免税店もどこか懐かしい静けさに包まれている。大陸の政府が「経済制裁」をちらつかせても「文化交流停止」を叫んでも通りをゆく人々の表情は、驚くほど穏やかだった。誰も怒っていない。誰も怯えていない。ただ、どこかで小さく笑っているような気がする。鏡の法則はある意味で冷酷だ。怒りで首を絞めれば、自分の首が締まる。恐怖を振りかざせば、自分が恐怖に呑まれる。だから私たちはもう「相手がどう出るか」を待たない。ソ連の最期を思い出すまでもなく、時代遅れの権力は自分で自分の棺を運ぶ。それはもう、誰の目にも明らかなのかも知れない。円安が続こうと、物価が跳ね上がろうと誰か止めてくれと叫ぶ声は減った。依存の鎖が音を立てて外れている。答えは外ではなく、自分の足元に、胸の奥に朝の六方拝のなかにあったことに、多くの人が気づき始めている。    

 意識はもはやお金ではない。経済や権威でも党でも大企業や大病院や学歴でもない。民主党も、共産党も、自民党も、エプスタイン島の影も、ハニートラップの罠もすべては同じ古い舞台の残照だ。世界は秩序が変わる直前の、深い深い混沌を味わっている。けれどその混沌の底に新しい土の匂いがする。耕されたばかりの、湿った、豊かな土の匂いがしないだろうか。大陸の若者は共産党から距離を取り、日本の若者は自民党から距離を取る。同じ空の下で、同じ静かな覚醒が起きている。やがて円は自然に円高へ戻り、ドルはただの紙に戻るだろう。権力の象徴は、時代原理によって、音もなく消えていく。街の静けさは、ただ人が減ったからではない。心の雑音が減ったからだ。私たちはもう、誰かを恨む必要もない。誰かにすがる必要もない。ただ、自分の鏡を磨き、自分の足で立ち、自分の笑顔を選べばいい。師走に入っても暖かい夕方はどこか春の匂いを孕んでいる。ありがとう。 この国は千代に八千代にこれからも、ゆっくり、新しい世を一緒に作っていくのだろう。

潮が引くとき
十二月五日、双子座の満月が空に浮かび 、再び新月へと月は欠けていく。太陽と月は真正面から向き合い冷たい光を投げ合いながら静かに離れていく。六ハウスに灯る満月の火は軍事と雇用と病の影を揺らす。けれど水のグランドトラインが深い海の底でそっと手を繋いでいる。蟹座の木星は母の膝のように温かく。魚座の土星は遠い鐘の音のように静かだ。蠍座の水星は唇を噛み誰にも聞かせぬ言葉を胸の奥に沈める。射手座の火星は十二ハウスを血の色に染め見えざる者たちが最後の叫びを上げる。けれど木星との百五十度の歪んだ糸は縁なき縁を無理やり縫い合わせ魚座の土星が冷たい水をかける。火は音もなく消えていく。


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