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SONY WH-1000XM6からTechnics AZ100に「聴き方を変えた話」、据え置きと持ち歩きの棲み分け

こんにちは。九州在住のフルリモート勤務のITサラリーマンです!


ノイキャンヘッドホンがあるのにイヤホンを追加で買う人の気持ち、正直ずっとよくわからなかったんです。

「ヘッドホンがあればそれで十分じゃない?」って。でも気づいたら自分がそっち側にいた(笑)。WH-1000XM6を持っていながらTechnics AZ100を買い足して、今はそれなりに使い分けが定まってきたので、そこまでの話を書いてみます。


ヘッドホンで満足してたのに、何かが違う気がしてた?

WH-1000XM6は本当によくできたヘッドホンだと思います。2025年5月に発売されたばかりで、前モデルからの変化点がいくつかあって、個人的に一番うれしかったのは折りたたみ機構が復活したこと。XM5ってたたまないじゃないですか。あれ、持ち運びに微妙に不便で……。XM6になってケースもコンパクトになったので、外に持っていくハードルがだいぶ下がりました。

ANCの性能も上がっていて、プロセッサーがQN1比7倍以上の処理速度というQN3になっています。マイクも左右6個ずつの12個構成。数字だけ並べてもあまりピンとこないんですが、体感として「あ、静かだな」と思う場面が増えました。カフェとかで作業するとき、周りの声がほぼ気にならなくなる感じ。

ただ、いくら性能が良くてもヘッドホン型って、つけっぱなしにはしんどいんですよ。

フルリモートで仕事しているので、作業中ずっと音楽かけたい派なんですが、2〜3時間も経つと耳が蒸れてくる。本体重量253gって数字で見ると大したことないように思えるんですが、長時間だとじわじわ疲れてきます。これは構造上どうしようもないことで、XM6が悪いわけじゃないんですけどね。

あと単純に、家の中での移動がめんどくさい。ケーブルはないけど、ヘッドホンをつけたままキッチンに水を取りに行くとか、ちょっと別の部屋に移動するとか、そういう場面で外したり付けたりするのが地味にストレスになってきた。

じゃあイヤホンのほうが向いてる場面があるかもしれない、と思い始めたのが出発点です。


Technics AZ100、使い始めて最初に思ったこと

Technics AZ100はパナソニック傘下のTechnicsブランドのフラッグシップイヤホンです。価格帯でいうと5万円台後半〜6万円台あたりで、WH-1000XM6と似たような価格帯。安い買い物ではないので、正直かなり迷いました。

買おうと決めたのは試聴してからなんですが、最初に聴いたときの印象が「あ、これ鳴らし方がちゃんとしてる」でした。うまく言語化できないんですが、音の重心が低くて落ち着いている感じ。高音が刺さらない。

普段WH-1000XM5(XM6の前モデル)も使っていたので比較的わかりやすかったんですが、ヘッドホンって低音の広がりや空間表現が得意で、イヤホンとは根本的に鳴り方が違う。AZ100はイヤホンの中では音の密度が高くて、ヘッドホンに近いリッチな聴き心地があります。

90年代の洋楽をよく聴くんですが——U2とかオアシスとかニルヴァーナとか——あの時代の音源って妙にAZ100に合う気がしていて。CDリマスター音源をLDACで流してると、録音の粗さも含めて味として出てくる感じが好きです。


「どっちを使うか」の判断軸、どこに置いてる?

今のわたしの使い分けはこんな感じです。

  • WH-1000XM6を使う場面: 外出先(新幹線・空港・カフェ)、がっつり集中したい作業タイム(1〜2時間の短め)、映画を観るとき

  • Technics AZ100を使う場面: 在宅ワーク中の長時間BGM、家の中をうろうろするとき、ランニングやちょっとした外出

ポイントは「遮音性能」ではなく「つけ続けられるか」で決めている、ということです。どちらもANCは優秀なので、静音性で選ぶ意味がない。むしろ自分がどれくらいの時間それを装着し続けるかで判断するようになりました。

在宅だと、朝から夕方まで計6〜7時間くらい何かしら耳に入れてることがあります。ヘッドホンでその時間全部は無理。イヤホンなら3〜4時間続けても疲れない。AZ100は装着感もよくて、カスタムフィットのイヤーピースが合えば、耳の中に収まってる感覚が自然です。

ただ、イヤホン全般に言えることですが、音の「広さ」という意味ではやっぱりヘッドホンのほうが有利。特に映画を観るときは迷わずXM6を選んでいます。360 Reality Audio Upmix for Cinemaという機能があって、ステレオ音源を立体的に広げてくれる。これ、思ったより効果が出ていて、Netflixで洋画を観るときなんかは普通にいい体験ができます。


買い替えじゃなくて「追加」でよかったのか問題

これ、自分でも悩んだポイントです。

同じような価格帯のものを2つ持つのは無駄じゃないか、という話。結論としては、自分の生活スタイルに合わせて役割が分かれているなら、追加購入は合理的だと思っています。

買い替えで後悔しやすいのは、「旧製品の得意なことが新製品で失われている場合」だと思っていて。ヘッドホンをイヤホンに買い替えたら、ヘッドホンの音場の広さは失われる。でも追加購入なら両方の強みを場面で使い分けられる。

当然ながら予算は2倍かかります。そこは現実的に考えないといけない。

ただ、フルリモートで1日の大半を家で過ごすようになってから、「音環境」への投資は意外と費用対効果が高いと感じています。毎日使うものだし、仕事のクオリティにも多少は影響する。そう割り切ってからは、あまり罪悪感を感じなくなりました(笑)。


Technics以外も一応試した

念のため書いておくと、AZ100に決める前にいくつか試しています。

AirPods Pro 3も候補でした。持っているApple製品との連携はやっぱり優秀で、MacとiPhoneを行き来するときのシームレスな切り替えはAirPodsが一番スムーズ。ただ、音の質感でいうとAZ100のほうが好みで、そっちに軍配を上げました。Appleエコシステムにがっちりハマっているなら、AirPods Pro 3のほうが使い勝手はいいかもしれません。

Sony自身のイヤホン、WF-1000XM5も触りました。こちらはXM6と同じブランドなのでアプリでの連携が便利で、ヘッドホンと並行して使いやすい環境が整っています。音の傾向もSONYらしいというか、WH-1000XM6と世界観が近い。「SONYで揃えたい」という人には素直にこちらをすすめます。

あと、Technicsには上位機種のAZ100の他に、少し価格帯を下げたモデルも展開していて、そちらも検討しました。でも音の密度の差が体験として出てきたので、今回はAZ100を選んでいます。


ケアしてみると、また愛着がわく

余談になりますが、ヘッドホンやイヤホンって使い込むと見た目が気になってくることがあります。イヤーパッドの汚れとか、充電ケースの傷とか。

WH-1000XM6はホワイトパールみたいな明るい色ではなくブラックを選んだんですが、指紋が目立つのが気になっていて……。柔らかいクロスで拭くだけでもだいぶ違うので、素材に合ったメンテナンスを少しだけやるようにしています。

大切に使うと、それだけ愛着がわいてくる。道具って不思議なもので、手入れをするほど手放しにくくなります(笑)。


「WH-1000XM6とTechnics AZ100の使い分け」で迷ってるなら

この2つを比較するとき、「どっちが上か」という問いの立て方は多分ちょっとズレています。

どちらもカテゴリとしてのベストに近いところにいる製品なので、単純な優劣はつけにくい。むしろ「自分がどういう状況でオーディオを使うか」を先に整理したほうが判断しやすいと思います。

移動が多くて、外での遮音性を最優先するならXM6。長時間の作業や、家の中で気軽に使いたいならAZ100。もちろん両方という選択肢もあって、そのときは「据え置き派と持ち歩き派で棲み分ける」という考え方が使いやすいと思っています。

わたし自身、まだ完全に正解にたどり着いたとは思っていないですけど、今のところこの組み合わせで納得できています。同じように迷っている方の参考に少しでもなれば幸いです。


買って後悔したか、と言われたら

正直に言うと、後悔はしていないです。

AZ100を使い始めてから、音楽との向き合い方が少し変わりました。仕事中にBGMとして流すのとは違う、「ちゃんと聴く時間」が1日の中に生まれた感じというか。90年代の洋楽をあらためて聴き直したりしていて、これが思いのほか良くて……。フルリモートで仕事をしていると、オンとオフの切り替えが曖昧になりがちなんですけど、AZ100を耳に着けて音楽を聴く時間が、いいリセットになっています。

妻に「なんか最近イヤホンよく使ってるね」と言われたので、ちょっと説明したんですが、「ふーん」で終わりました(笑)。まあそんなもんです。

おすすめしたいのは、家でじっくり音楽を聴く時間を持ちたいけれど、大きなヘッドホンは煩わしいと感じている人。AZ100はその用途にかなりフィットすると思います。逆に、通勤や移動中のノイキャンを重視するなら、WH-1000XM6かXM5のほうが素直に合うと思います。

どちらか一本、と言われたら状況次第。ただ、「据え置き用」と「持ち歩き用」を棲み分ける使い方に踏み切ったことで、どちらの満足度も上がった気がしています。参考になれば幸いです。


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