「粗探し」をする人
某自治体の教育委員会で教員研修を担当している指導主事の方から、こんな悩みを聞かされた。
今年度、この指導主事の方は特別支援教育に関する年間10回の連続講座を担当しているのだが、毎回の「振り返りアンケート」に、かならずネガティブなコメントを書き連ねる受講者がいるのだという。
たとえば、4月に行った1回目の講座の後には、こんなコメントが寄せられた。
1時間半の講座が、ずっと講義と伝達という一方通行になっていた。子どもたちのアクティブ・ラーニングを推奨している教育委員会の主催する講座が、こういうことでいいのだろうか?
・・・こうした声も踏まえて、2回目の講座ではグループでのディスカッションを中心にした内容にしたところ、同一人物からのコメントはこうだった。
グループ協議の時間が長く取られていたが、盛り上がりも深まりもないまま終わってしまった。
そこで、次の回のグループ・ディスカッションの際には、各グループにファシリテーターとして指導主事を1名ずつ配置してみたところ、今度のコメントはこうだ。
指導主事が話合いを一定の方向へ誘導したため、自由に話をすることができなかった。
・・・おそらく、どれだけ手を尽くしたとしても、この人物は「粗探し」をしてネガティブなコメントを書き続けることだろう。
様々な意見に対して謙虚に耳を傾けることは大切だが、それに振り回されるべきではない。
そもそも、すべての人が納得するような取組というものは、実際のところ極めて実現困難だからだ。
なにしろ、
「全員が賛成するなんて気持ちが悪い」
「みんなから好かれるような人は嫌い」
という人間だっているのだ。
あの大谷翔平選手にだって、アンチの存在はゼロではないだろう(たぶん)。
謙虚な気持ちは大切にしつつ、批判を恐れずに自信をもってやっていこうではないか!
世の中には、「支持率10%台」で総理大臣を続けている人物だっているのだから。
