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青磁の銘々皿の修理|Vol.2

前回までの工程
糊漆で接着をし、漆風呂で硬化させる

漆風呂で1週間硬化させました。
十分乾いていましたので、次の工程に入ります。

割れ目に生漆を充填

接着した割れ目に生漆を盛り上げるように置き、毛細管現象を利用して染み込ませます。
毛細管(もうさいかん)現象とは、細い管や隙間の中で、液体が重力に逆らって自発的に吸い上がったり、逆に押し下げられたりする物理現象のことです。

漆をおいたら30分程度放置して、漆が染み込むのを待ちます。

わかりづらいですが、盛り上がるように漆をのせています

染み込み完了したら、余分な生漆を拭き取って、漆風呂で硬化させます。

余分な漆を拭き取ったのち漆風呂へ

▪️本日の「繕い」を終えて
生漆を塗る時は、細筆を使います。
漆で使う筆は、筆に残った漆で固まらないように使用後は油を含ませておくのですが、使用するときはこの油を取り除かなくてはいけません。
毎回使用する前にテレピンで洗う作業があります。一見手間だと思いますが、私はこの作業が大好きです。
道具を大切に使っている気持ちになりますし、これから大切な漆を使うという心構えができます。
教室の先生がよく「筆は穂先が大切」とおっしゃられますが、漆で細い線を描くようになってその意味がよくわかりました。穂先を痛めないように大切に扱う気持ちを毎回思い出させてくれるので、心を込めて洗うようにしています。

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