ドラマ「良いこと悪いこと」にフリースクールが出てきたので不登校問題のリアルを考察してみた【ネタバレ注意】
唐突ですがドラマ「良いこと 悪いこと」が面白いです。
考察系ドラマとして人気沸騰中でTverで再生回数が歴代1位なのだとか。
(日テレドラマ部門)
さらにはX(旧ツイッター)で世界トレンド1位にもなったそう。
それも納得という面白さ。

同級生の連続殺人という謎の事件が起きるのですが
制作側も相当に凝った作りをしていて、
推理をしていくとはまってしまうのです。
ネット上では多くの人が推理していて、
考察隊の方たちの観察眼がすごすぎて毎回感心。
*10話までのうち9話まで放送ずみ。
ネタバレのためそれが嫌な方はこの画面をそっと閉じていただければと。
さて、そんなドラマ「いいわる」ですが、
一部の考察ユーチューバーさんの予想通りフリースクールが出てきました。
(もちろん架空のフリースクールです)
そこでこのドラマを元に不登校について考察してみようかと。
よくある事件の考察ではありません。
ここからはあらすじを一気に暴露してしまいますので、
ネタバレが嫌な方は引き返してくださいね‼
さて、9話までのあらすじの復習です。
20年前くらい前の小学校5年生のクラスに
ピアノ好きの少女(瀬戸紫苑)がいました。
彼女はひょんなことから仲良し6人組にいじめられて、
不登校になってしまいます。
その後、彼女はフリースクールに通うことになりますが、
困難にも負けずに心の傷を克服して
大人になり夢をかなえます。
コンサートホールに聴衆がたくさん来るような
ピアニストになったのです‼
#イイワル 放送中🎬
— 良いこと悪いこと【公式】日テレ (@iiwaru_ntv) December 13, 2025
瀬戸紫苑!
ピアニストになったんだ🎹
リアルタイム配信📱https://t.co/RQg2bMjORN#間宮祥太朗 #新木優子#良いこと悪いこと pic.twitter.com/Wc0UwFiigk
辛い過去はあったけれど
夢をかなえて愛する婚約者もできて
本来ならばめでたし、めでたし。
ちなみに大人になった瀬戸紫苑役を
大後寿々花さんが演じられています。

しかし、彼女はある時に大人になった元いじめっ子に再会してしまい、
当時のトラウマがよみがえってしまいます。
精神的に苦しみ
ピアノをひけなくなった
2024年に彼女は自〇してしまうことに。
そのことを知った婚約者が
当時のいじめっ子6人+先生を〇害していくというのが
「イイワル」の基本的なストーリーです。
(2025年で元いじめっ子たちは34歳という設定)
今のところ、6人が〇んでいて、
残ったのは主人公であるいじめの主犯格のみ。
ちなみにいじめの主犯格は間宮祥太朗さんが演じられていて、
イケメンすぎます。
いじめっ子が大人になった時の役なのですがいい奴ではある。
そのあたりが単純な善悪のストーリーではないようです。
キングよ
— ガッテム竹内 (@gtt2144) December 13, 2025
イジメは永遠に許されないんだよ
全視聴者も把握しろ#イイワル#良いこと悪いこと pic.twitter.com/v7MzBBYt4p
9話では森本慎太郎さん演じるターボーが
〇されてしまいました。
この時はきっとターボーこと慎太郎はこの時期は犯人分からなかった状態で仲良く番宣してたんだろうな...
— なみ (@natuakia) December 13, 2025
2人とも現役アイドルと現役声優なんだよな#良いこと悪いこと#イイワル pic.twitter.com/ZBHcgoOmeC
さて、いよいよあと1話を残すのみですが、
共犯がいると予告されています。
それはおそらく
フリースクール時代の仲間であろうというのが大方の予想。
左右に微笑みカノンを弾く瀬戸紫苑
— ガッテム竹内 (@gtt2144) December 13, 2025
左右は東雲とイマクニ
トラウマのドの無いカノンに救われた紫苑
彼女のカノンに救われた宇都見、東雲、イマクニ
キングが花音(カノン)と名づけた娘と再び現れカノンまで汚され紫苑は自死
タクトの意味は指揮
真犯人はタクトの仲間#良いこと悪いこと #イイワル pic.twitter.com/VHRL0FAkva
こうやって書くと暗い話でしかない「イイワル」ですが
コミカルなシーンも多いドラマで
軽いノリで見れたりもしたのです。
が、9話になるとあまりにも救いようがない話で
メンタルをやられたという方も多くいました。
よく間宮祥太朗さんはこの役を引き受けたなと。
考察系ユーチューバーの方の中にはここまで暗い話にはしないだろう、
そんな意見もあったのです。
さてここからがドラマを元にした不登校の考察ですが、
メンタルがこれ以上やられたくないという方は見ないほうが良いかもです。
(ドラマがよりリアルに見えれて楽しめる部分もあるかもですが)
*筆者は不登校の支援者をしていて
家庭教師や相談業務などを10年ほどしています。
逆にこれまでもこのブログを読んでくださっている方は
あまり問題ないと思います。
不登校でフリースクールに通うのは簡単ではない
まず、いじめられた瀬戸紫苑ちゃんですが、
ドラマではすぐにフリースクールに通っています。
#イイワル
— 牛蒡 (@2a_ichika) December 13, 2025
やっぱり紫苑はフリースクールに行ってた
そこで東雲と会った
「やったほうもやられたほうも無かったことに出来ない。それを背負って生きてる」 https://t.co/UwgbfO4bxD pic.twitter.com/opvvtPnK0E
しかし、現実には不登校の子が
フリースクールに通うのは簡単ではありません。
ある調査では不登校の子が外部の機関とつながるのは
1割以下というデータもあります。
そもそも多くの子は家から出られないのです。
下手したら部屋からも出られません。
実際、ドラマの設定を思い浮かべてみてください。
外を出歩けば、
いついじめっ子グループに会うかわかったものではありませんw
外で普通の同級生にバッタリ会うのすら
気まずいでしょう。
(メンタルやられている時なので)
小学生が平日の昼間に出歩いていたら
警察官に声をかけられる可能性もあります。
というわけで、
多くの子は家の中で
苦しい思いをしながら過ごすことになるのです。
もちろん塾にも習い事にも行けなくなります。
家庭教師に会うのも嫌がります。
ピアノを習っていたという子も多くいますが
ひかなくなります。
家の中でもひけない場合が多いでしょう。
オンライン家庭教師なども嫌がります。
というわけで、
子どももずっと家の中にいればストレスもたまりますし、
将来への不安や学校に行けない罪悪感で気が狂いそうになります。
思春期になると多くが親に八つ当たりしたり、
親と盛大な喧嘩をして警察沙汰になったりということもあります。
というのも、
多くの不登校の子は
自分がした経験というのを人に話したがりません。
そもそもそこまでの言語能力が育っていない場合も多い。
また、親も動転しているので話を聞くのも難しい状況。
なので、
「不登校の理由がわからない‼」という親も
困惑に困惑を重ねることになります。
場合によっては夫婦間の方針の違いで家庭崩壊になったり、
マスコミ報道によると強引な再登校によって
悪化してしまうケースも実際にあるようです。
(再登校が悪いわけではなく慎重さが必要)
小学生の頃にいじめっ子グループがしたことは
昭和の観点からだと子どものいじめにも見えますが、
人や家族の人生を崩壊させるくらいの大事だったのです。
実際、ドラマの予告編でも
いじめの主犯格であるキング(間宮祥太朗)の
家庭生活が一変する様子が描かれています。
キングの子どもである小学生の花音ちゃんのノートには、
「いじめリーダー」と落書きされ、
家の壁にも大きく非難の言葉が書かれます。
犯罪者扱いで花音ちゃんも学校どころではなく
相当な傷が残るでしょう。
キングと花音ちゃんの仲むつまじい様子などは
ほっこりシーンですが、
これから中学高校となるわけですが、
修復はそれなりに大変でしょう。
花音ちゃんに矛先が向いた😭
— 眞田奈希 (@msa_naki) December 13, 2025
やめて、連鎖はやめて#イイワル#良いこと悪いこと pic.twitter.com/XnTHohiBNj
ポルノグラフィティのなつかしの歌が主題歌で
間宮祥太朗さんや新木優子さんの美男美女ぶりに目がひかれますが
思ったよりもシビアなドラマだなと。
諸外国並みにいじめっ子のほうを転校させる政策を
さて、大人になってから罪をつぐなうことになるいじめっ子達ですが、
当時は小学生でもあり酷と言えるでしょう。
社会制度的なものを変える必要があります。
それはいじめの厳罰化でしょう。
フランスでは加害者を罰する法律ができました。
韓国でも。
現状の日本の制度だといじめの被害者が転校することになります。
もしくはひきこもるか。
そうなると、新たな被害者が生まれるだけ。
実際、ドラマでは小学校のクラスに新しく転校してきた猿橋園子が
新たないじめのターゲットとなっていました。
「どの子」というあだ名まで同じ。
なんの反省も学習もなく
同じクラスで加害と被害をくりかえすことに。
ちなみに大人になった猿橋園子(どの子)は
新木優子さんが演じていますが、
閉所恐怖症でエレベータに乗れないという設定です。
(いじめで暗い倉庫に閉じ込められたトラウマ)
猿橋園子(元どの子)は今は一流企業の会社員ですが
エレベータに乗れないのはかなり不便でしょう(涙)
#良いこと悪いこと
— スベテ保存 (@KRMW1iisycpyBOD) October 11, 2025
一応チェックしとく。委員長はどの子が閉所恐怖症なのを知らない。 pic.twitter.com/A9RhnVGJfX
ドラマでは当時の担任の先生も〇害されていますが、
なんの権限もない性善説の優しい先生という設定で、
彼女に責任を負わせるのは酷でしょう。
学校において
制度的な枠組みが必要なのではないかと思うのです。
私もフランスでのいじめによる厳罰化は日本で是非導入してほしいと常々思います。
— TCR@永遠のアヴァロンプレイヤー (@TCR396) November 23, 2025
2年前にテレビ番組でフランスでいじめをした生徒が授業中に警察に逮捕、連行されたという内容が報道されていました。フランス政府のいじめに対する処罰が如何に本気なのかが分かります。 pic.twitter.com/qSaP9JrFBQ
不登校から夢をかなえることは普通にできる
さて、ドラマではバッドエンドでしたが、
不登校の子も大人になると夢をかなえている人も多くいます。
知り合いの元不登校の方は会社の社長が何人かいますし、
年収も数千万円という方も普通にいます。
医学部や東大に行くような子もいますし、
早慶やマーチくらいであればザラにいます。
就職人気ランキング上位の企業に就職する子もいますし
学校の先生になる子もいます。
美大に行って漫画家になるような子もいるのです。
専門学校で好きな分野に進み賞を受賞し、
有名企業に就職した子もいます。
実際、ドラマでもフリースクールの同級生は
一流企業の記者であったり、
バーの店主であったりと活躍しています。
(そのあたりはある程度リアル)
しかし、その道のりはなかなか険しい道のりだったりすることは
否めない気がします。
私が多くのケースを見てきた感じですと、
楽ちんでは全くない。
そんな道のりを歩んできたお子さんや親御さんには敬意を感じますし、
ドラマではピアニストになるという夢をかなえた紫苑さんの
努力と大変さは想像にかたくありません。
なので、私には夢をかなえた紫苑さんが
トラウマの再発で自〇というストーリーには
違和感があります。
そこまでに相当な試練があったはずで
そんなにもろくはないのではないかと。
実際のケースを見ていると
昔はふるえていた子も
たくましくなったなと思うことが多いのです。
不登校の親御さんでドラマを見た方は
不安が増大した方も多いかもですが、
ご安心いただければと。
*ドラマの最終話では
もう少し複雑な背景が明かされるのではないかなと。
そのあたりは事件の考察ですね。
というわけで、
いじめに関する政策が日本でも変わると良いなと。
そんな考察というか主張でした。
最終話も楽しみにしていますし、
(あくまでフィクションですし‼)
9.5話がHuluで見れるそうで見てみようかと。
ではまた。
最後までお読みいただきありがとうございました。
