大福は、困る。【激闘・減薬記③】
そろそろ激闘記が何番なのかわからなくなってきました。
大丈夫です、落ち着いています。
文学フリマ京都にやってきた私は、ブースの設営を終え、椅子に腰掛けて辺りを見回していました。
ブースは試し読みコーナーの真ん前でした。私も自分の本をそこに並べています。
誰かが手に取るのでしょうか。この時点では何もわかりません。
お知り合いらしい人たちが挨拶を交わすなか、私の両隣のブースは、
無人
えっ。
ちょっと待って。
しかしどう見ても到着していません。まさかの空ブースに囲まれて初文フリを過ごすのか?
ドキドキしながら座っていると、よくやく右隣の方が来場。慣れた様子で設営を始めます。
よ、よかった……
そして開会ギリギリに、左隣の方が滑り込みセーフ!
ドタバタと設営をされていました。
もうハイタッチしたい気分です。
お隣さんの用意が終わったあたりで、ついに開会!
来場者の皆様の姿が!
見ていると試し読みコーナーに人が集まっています。このブース位置は運が良かったのかな?
すると、スッとブースの前に1人の来場者さんが。
迷う様子もなく私の本を手に取りお買い上げくださいました。
こういうとき、嬉しいとかありがたいとかより先に、パニクってしまいます。
代金を受け取り、本を袋に入れてお渡し。
いまだに自分がちゃんとやっていたのかわかりません。
その後も数冊、お買い上げいただきました。
創作つながりの方とも初対面させていただき、テンションがバグり気味でした。
挙動不審ですみません……普段はただの低血圧なんです……
そんな中、やってきたのはThe・オカンバドミントンネットワーク。オカンのバドミントン仲間です。
まずオカン。
「これ、差し入れ」
でけえ菓子折りを持たされました。いや、どうやって消費するねん!
両隣のブースの方々と創作つながりの方々にばら撒かせていただきました……
ご協力ありがとうございます……
そして第2陣。
「坂口さん?」
やってきたのはおばさまふたり組。そうです、とこたえると見本紙をめくったりしてから差し入れを……
あ、ありがとうございます。
「それじゃあね!」
えっ、本はお買い上げいただけない?
いいのです。わざわざご来場くださったうえに差し入れれまで。それで十分です。
そっと紙袋を開けると、
大福
いちご大福が、白い粉をまとって鎮座ましましていました。
菓子折りの個包装洋菓子はまだいい。配れる。汚れない。
しかしである。
大福である。
その場で食らうわけにもいかず、かといってリュックに押し込むのもいかがなものかと思われる。
私は悩みました。
悩んで、悩み抜いたあげく、オカンの差し入れが入っていた紙袋に静かに大福をしまいました。
さらに、最終陣。あらわれたのはオカンの友人。もちろんバドミントンネットワークのひとりです。
最終陣はほがらかに、
「帰り送っていってあげる!」
いや、大丈夫です。
「帰りの約束してるの?」
いえ……
「いいから!」
The・オカンバドミントンネットワーク、つよし。
半ば押し切られる形で、私はオカンの友人の車で自宅付近まで送っていただきました。
初めてお会いしたのに申し訳ねえ……
ありがとうございます……
そして帰宅後、ヘロッヘロのグダッグダに疲れた私は、いただいた大福を食べて寝落ちしました。
本をお買い上げくださった皆様、創作つながりで初対面のテンパった私を見守ってくださった方々、私のブースに興味を持ってくださった皆様、菓子折りを受け取ってくださった両隣の方々、文学フリマのスタッフの皆様、来場者の皆様、そのほか書きそびれた皆様ーーー!
ありがとうございました!
続く……のか……?
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文学フリマ楽しかったのでまた出店します。
架空県史と短編集です。なんか詳しく知りたいぜってなったらこちらのWebカタログをどうぞ⏬️
