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見えない月に、届ける願いごと。

月が1日ごとに満ちて
そして、1日ごとに欠けていく。

太陽の光を受けて、煌々と輝く月。

1ヶ月に一度、真っ暗な夜。
静けさを纏いながら、見えないけれど
確かにそこに存在している月。

新月。


「星とたんぽぽ」 金子みすゞ
青いお空の底ふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまで沈んでる、
昼のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

散ってすがれたたんぽぽの、
瓦のすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

その言葉に、ドキッとする。


見えないものを、見ようとする。
見えないものを、見ようとして、
そこに願いを込める。

そして、もしかしたら、今、
遠いどこかで、あの人も
同じように、新月に心を傾けて
願いを放つ時間をともに過ごしているのかも。

そんなふうに思うと
ただの新月が、かけがえのない贈り物に変わる。


とっとさんが私に向けて、
やさしく綴ったお手紙のように
素敵な投稿を贈ってくださった。

私は今、
森のようちえんの立ち上げに向けて
孤軍奮闘中。

開園まで間近に迫ってきた。

私の心の中には、ずっと
「私には価値がない」という強い観念があって。
もう目には見えないほど小さくなったけれど、
不意に顔を出しては、
「こんな私を受け入れてくれるのだろうか」
と自信をなくしてしまう。

とっとさんをはじめ、
noteで出会った数々の方が
私にとって大きな支えになっている
ということを、お伝えしたい。

「こんな私を…」
と感じた時に、
それでも受け入れてくれた場所がある。
どんな私であっても
応援してくださったあの方の顔が浮かぶ。

だから、挑戦できている
といっても過言ではないです。

参加者ゼロだとしても、
受け入れてくれるだろうな。
尊いことだよと思ってくれるだろうな。
と思えるから、私は未来を信じられている。



余談だけど、今、思い出したこと。
昔、童話をコンテストに応募するつもりで本格的に書いたことがある。新月の日にだけ会える、心に傷を負ったジギタリスという妖精のお話。

「ジギタリス」は植物の名前で。毒をもつ植物。
毒をもつがゆえ、大切な人を苦しめ、その人から離れて孤独に生きることを決断した妖精として、物語を書いた。私自身を投影していた。

見えない月に祈りを。
ジギタリスは新月の日だけ、ある場所に訪れる。その日に再会を果たすためにジギタリスに会いにいく。

その毒は、使い方を誤ると誰かを苦しめるけれど、使い方によっては、誰かを助けるものに繋がるということ。苦しめたと思っていたかもしれないけれど、本当はそれ以上に感謝していたのだということを伝えるために。

あのお話を書いてから、
もう8年くらいは経つのかな。

noteに「ジギタリス」を
イメージした詩が残ってた。


光の届かない場所から舞い降りた流れ星
わたしと世界をつなぐ光

まさに、とっとさんは、
その流れ星のように、私にとっての光です。


これから先も、ずっと、
見えない月を眺めながら
まだ出会ったこともない
あなたの優しさを思い出すのだろうと思います。


本当にありがとうございました。

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