警戒心が9割
最近、10時間くらい寝ているので身体がめちゃくちゃ元気だ。精神もかなり楽な気がする。いや、これは感覚を鈍らせているだけか。
『話し方が9割』という本を買った。正直、こういう断言系の書籍を買うことに抵抗があった。しかし、最近は昨日のように上手く話せないことをストレスに感じていた。この機会に今まで手を伸ばしてこなかった書籍も読んでいこう。
めっちゃ話が上手い人になりますから!!!!待ってな!!!!!
その本を買った後、先生と卒論の面談。やはり、先生は飛び抜けた頭の良さだと驚かされる。私が詰まっていることに関して明確な道筋を示してくれる。賢いというか、理解力と思考スピードが段違いだ。もう少しこの先生のもとで勉強したいけれど、そんな美味いところだけをパクパクとはできない。
卒論の展望も見えた(一から組み直し)ので、ホクホクな帰り道。イヤフォンをした私を覗き込んでくる人が居た。何かと思ってイヤフォンを外して聞くと、とある銀行のATMを探しているという。生憎とその銀行のユーザーでは無かったので、知識が全く無かった。ただ、近くにあるコンビニやスーパーのATMを紹介して終わった。
幾らかやりとりをしながら、ふと「この人本当に銀行を探しているのだろうか」と疑問に思った。すぐにこの考えと結びつけるのは良く無いのだが、大学内で知らない人に話しかけられた時、大体よろしくない人なことが多かった。今回もそのパターンでは無いか。心の警戒心メーターが上がっていく。表情をできるだけ作らず、近づかず、最低限の声量で情報だけを伝えるようにした。
その人も何故か半笑いというか、真剣に探したいのかな……という感じ。それでも、本当に困っている可能性もある。しっかりと伝えることだけ伝えて帰ろうとした。だが、中々話を切り上げさせて貰えなかった。私はこんなにも貴方に興味はありませんと示しているのに……
どうしようかと考えあぐねていると、その人は笑いながら話しかけてきた。
「院生さんですか?めっちゃ落ち着いてますね。」
ごめんよ。年齢とか以前に警戒心で愛想が無いだけなんだ。きっと表情筋が1ミリも動いていないだろう。この人なりのコミュニケーションなのか、それとも何か他に目的がある人なのか全く分からない。その後もその人が銀行に向かう気配が一切無かったので、適当に切り上げて足早に立ち去った。
諦めて去るその人を視線で追ったものの、教えた場所に向かう様子は無かった。本当に何だったんだ。ナンパではないだろうけど、人通りが多くない場所で知らない人に親切心で対応するのは幾分か気をつけた方がいいなと思った。
やりたいことって大学2年生までに大体始めておいた方がいいぞ!!!!
行き道に寄ったコンビニでの会計が『444円』だったことが警戒心を上げるきっかけだったかもしれない。メンタル的にも良くない日だった気もする。迷信は信じないタイプだけど、不吉な数字は少し意識してしまう。
本当に困っていた人だったかもしれない。私の目が曇っていたのかも。あるいは何かの暗号だったのかも。
