参拾参 宇治暗夜の奇祭、あがた祭
2025年6月5日、京都府宇治市にて行われた「あがた祭」
そしてこの祭り、京都の中でも奇祭と呼ばれるとか。。
仕事を終え、車で京都府宇治市へ、同行者は宇治が地元のNさん。
宇治と言えば抹茶や平等院が有名である。
さてこの宇治で今夜行われるのは「あがた祭」別名「暗夜の奇祭」
沿道の灯火がすべて消された暗闇の中、梵天渡御が行われるのだ。
その前にまず行われる朝御饌の儀と夕御饌の儀。
神前に神饌が供えられ、巫女による神楽が奉納される。
数百店の屋台も立ち並び、宇治一盛り上がる祭となるそう。
そして、人々が家に帰りあたりが静まり返る頃、ついに動き出す。
私たちが宇治に到着した時には既に露店も終わり、人通りも無くなっていた
会場がどこなのか分かっていなかったが、勘を頼りに縣神社へと向かう。
境内の中に入るとカメラを抱えた人の姿、ついにたどり着いた。

1600枚ほどの御幣を束ね、神様の依り代とされる梵天の登場だ。
「ヨイヨイ」の掛け声の中、梵天が辺りを回り、人々もそれに従う。
しばらく練り歩いたあと、梵天は公道へと移動した。
そこで行われるのが今回の目玉、ブン回しや差し上げである。
この梵天を横に倒して回したり、勢いよく回転させたり、
静まった夜に暴れまわる梵天、中々に奇祭である。

意外にも観客は多く、円をつくるように梵天を囲む。
カメラを構える者、じっと見つめる者、見る者によって様々である。

梵天は子孫繁栄のご利益だけに、男根を象っているとか。。
縦に横にと暴れまわる姿を見るに、信憑性も高く感じる。
少人数の男たちが代わる代わる行うため、疲れも顕著に表れる。
神事、ひいてはこの地の重要な祭を成功させるために、力を出し切る。
同じような動作の繰り返しだが、見てるこちらも自然と応援し始めた。
そしてついに終盤に差し掛かり、梵天は再び境内へ。
そこで祈りというか最終の神事を全員で終え、祭は終わった。
最後に梵天の御幣を人々へ配り、我々もご利益をいただいた。

これにて京都宇治、暗夜の奇祭完!
平日の祭は中々気づきにくいし、今回は移動も煩わしかった。
同行者Nのおかげで少しも面倒なく、最後まで見届けることができた。
この場で感謝申し上げたい。
そして、ここから京都まで戻り、
カプセルホテルに泊まって翌日出社するのである。
ヨイヨイ
