人の話を聴くときの意識
人の話を聴くときに心がけているのは「相手の目線で同じ絵を見て考える」ことです。
これはつまり、目の前の相手が体験したことをできるだけありのままに理解して受けとめ、同じ感情を共有するように努めることです。
実際に「わかる」のはどうしたって無理なこと。
それでも、ある程度自由に、ご相談者さんの置かれた状況、悩みや夢を語っていただくことで、できるだけ同じ場面を想像し、その時本人が抱いた感情を理解するように努めています。
イメージとしてはラジオのチューニング。
最初はノイズの多いラジオでも、ラジオの周波数を微調整していく中で、だんだんと聞き取りやすくなっていきます。
面談の場もそのように、時折
「それってこういうことですか?」
と質問しながら、自分の理解度を確認し、認識を微調整していきます。
できるだけ自分の思考を働かせず、いい悪いの判断をせず、できるだけそのままを思い描いていきます。
だんだんとご相談者さんの見ている絵、抱いた感情が感じられるようになってきたら、これから進みたい方向性なども質問していきます。
なんとなくの意識イメージですが、
まずはお話を聞きながらご相談者さんと目線を合わせ、
だんだんと正面から隣に移って同じ絵を見る。
同じ絵が見えるようになってきたら、
ふたたび向かい側に意識を移動して、
専門家としてアドバイスをすべく、頭を働かせるというイメージです。
私の場合、数字などの思考に頭を使ってしまうと、心のチューニングができないので、
最初に目線を合わせて心のチューニングを十分に行ってから、
専門家モードに切り替えて、頭を働かしていきます。
ちゃんと話を聴いていると多くの方が信頼してくれますし、語りながら自分のことを自分で考えてくれます。
必要に応じて出したその後のアドバイスも、ちゃんと自分ごととして受け止めてくれます。
