ゲムマ2025春の備忘録
起きたこと・感じたことを自分用に記録。
ゲムマとはこうだ!運営に物申す!といったものではありません。
当日
箱騒動
最初から不安がありました。発送した荷物、160サイズ8箱を含む合計13箱のダンボールが、果たしてブースに入るのか。
「縦に積み上げればなんとか……」などと思いながら早めに現地へ行くと、いきなり希望を打ち砕かれます。
既に形が変わっているダンボールの山が待っていました。
説明書を入れるという(この段階であってはならない)作業もあり、とにかく開封。
梱包材を敷き、どんどん作品を広げます。ブースを超えて通路にまで。ご迷惑をおかけしたかもしれません。すみません。
向かいのみさき工房さんがいらっしゃって「いやいや、すごい物量だね」と言われたときには、「そうなんですよー」と笑顔で返しましたが、恥ずかしさで顔から火が出るかと思いました。実際に噴き出てたのは汗でした。
説明書封入の作業をしながら、ブースメンバーで協議。このダンボールたちはもう使えないと満場一致。さりとて他人様にお売りするものを10も20も積み重ねるわけにはいかず。
新たなダンボールを求めて宅配受付へ走りました。
スタッフさんも困惑したことでしょう。ほとんどの出展者がまだブース設営も終えていないというのに、大きなダンボールを求める客が来たのですから。「もう返送の準備してんの?始まってないよ?」と。
箱から作品を取り出して並べ、箱を畳んで捨て、箱を買って組み立て、箱の中に作品を入れる。こんなことをしてるうちに10:40を過ぎてました。
––––近隣の方にも頭のおかしい連中だと思われたかもしれません。しかしなんとかブース内に収めました。150個の【色里】を。
こうして、箱騒動により心身を消耗して私たちのゲムマは開幕しました。
来場者
たくさんの方にお越しいただきました。「写真取ってもいいですか」もとても多かったです。卓に展開したもの(盤面・化粧箱・小判コマ・イラスト・ダブルレイヤーボードetc.)に吸引力があったのだと思います。山積みのダンボールが目を引いたのではないと信じたい。
「どんなゲームなの」と質問していただくのがとても嬉しく、「豪商となって太夫を身請けするんです」とお答えしたときの反応もまた嬉しく。
私が面白いと思ったひとつの世界を、同じように面白そうと感じてもらえるのは、なんとも言えない感動があります。
再会があったり、熱い応援や次回作への期待をいただいたり、推しの太夫を語ったり、私でも知ってるような制作者さんが買いに来てくれたり。
ゲムマは本当に得難い経験を得られます。
前作【和を以て貴しと為す】についても望外の反響がありました。好意的な感想はもちろん、「買いたい」とのお話も多く、制作者として大変ありがたい一方、供給が不足し申し訳ない気持ちもあります。ご要望にお応えできないか、検討してみます。
出展者
他の出展者さんとの交流もゲムマならでは。特に前述のみさき工房さんには繰り返し気にかけていただきました。
お隣のどすこい喫茶やま工房さんはフォアシュピールでもお隣で、合間に色々教えていただきました。初出展が23秋の同期とのことですが、感覚的には先輩です。箱騒動の最中にいただいたチョコと飴は心に沁みました。
ここでしか会えない人が多く、それもまた「ここに戻ってこよう」という意欲になります。
事前:宣伝
やること・やらないこと
汎用の正解は多分ないので、自分なりに線引きしました。労力に見合い、届くべき人には届いたのではないかなと思います。
やること
・内容物の画像付きポスト
・ハッシュタグの利用
・ゲムマブログ
やらないこと
・事前イベント参加(フォアシュピといわてボードゲームフェスを除く)
・自薦他薦募集へのリプライ
・動画投稿者や界隈著名人への紹介依頼
大前提として「距離があり、人脈がない」というのはありますが、不向きな土俵で戦わない、が基準です。
事前イベント(試遊会等)でプレイ可能な作品のほとんどはプレイ時間10~20分程度のものです。参加者はその作品の制作者でもあり、好まれるのは基本的にそういう作品でしょう。中~重量級の情報を求める方は自薦他薦募集をしない印象もあります(探す時間が苦ではないはず)。動画や記事にしやすいのも当然、プレイや説明が簡単な作品です。
スイーツビュッフェに来た人たちに、「ちょっとこっちで天ぷら食べない?」と勧めてもなぁと。逆宣伝になりそうで。
人脈を広げる意味では参加した方が良いのだろうなとは思うのですが。
やってきたこと
宣伝については、やってきたこと=作り上げたゲームを信じるのも大事かなと思います。面白いと感じた人から広まるのが本来的な意味で宣伝です、無垢すぎるかもしれませんが。内容が伴ってこその広報活動。「売れたらしいけど、面白いって聞かないゲーム」になっては本末転倒です。
時間は広報より制作に充てるべきとの想いもあります。
最大の宣伝機会
ゲムマは販売機会として最大ではあっても最終ではないので、ゲムマまでに宣伝を完了する必要はないと思っています。むしろゲムマこそが最大の宣伝機会です。実際、日曜には「みんなの戦利品報告を見て知った」という方が何人も来られましたし、閉幕後には今後の販売機会や通販についての問い合わせもあります。
上述の件にも繋がりますが、真価が問われるのはゲムマの後・プレイされた後なのではないでしょうか。
事後:通販
やらない理由はない
ゲムマを宣伝機会と考えれば、終了後に購入できる場所の用意は必須です。
「完売は負け」といった言説を全面的に支持する訳ではないですが、需要に対して供給が少なすぎるのは応援・共感してくださる方に申し訳ないと感じます。
また、予約フォームから「ゲムマには行けないが【色里】を買いたいので通販してくれないか」といったメッセージもいくつかいただきました。当初から予定していたとはいえ、大変嬉しく、背中を押されました。
どこで通販すべきか
迷いましたが、今回はボドゲ―マ様・メロンブックス様に委託することにします。
BOOTH
自宅から発送:(商品価格+送料)×5.6%+22円
倉庫から発送:商品価格×5.6%+22円+26円(倉庫発送手数料)
ボドゲ―マ・メロンブックス等:売上の30%
上記の販売手数料だけ比べれば、BOOTHが良く見えます。実際、前作はBOOTHだけで取り扱いました。しかし、自宅発送は手間も時間もかかりますし、何よりダンボール+梱包材+送料は安くないです。
先日関西に送る際、合計で2,000円を超えました。【色里】は箱も小さくないですから、仕方ありません。
どうせ同じくらい費用が生じるなら、手間が少なく、購入者に早く届く方が良い、と判断しました。
あとはどこに委託するかですが、当初はボドゲ―マ様のみの予定でした。ゲームのレビュー機能など、私自身がアプリを利用していることが大きな理由です。初回ということもあり、委託が10個のみなのは残念です。
そして、メロンブックス様。実はボードゲームの通販をなさってること自体を知りませんでした。
ゲムマ前日にXのDMに「発行予定の作品を取り扱わせてほしい。会場回収なら無料で納品できるよ」という旨の営業?があり、売れ残った在庫の返送費用を心配していた私はホイホイ食いつきました。
結果残った二十数個をまとめて持ち込めて安堵はしてる訳ですが……先輩諸氏によると、全然売れない委託先のようですね。アニメ系の絵柄などが守備範囲らしく、いくつかでも売れたらラッキーと思うことにしてます。
ほかにもコノスやコロコロ堂などの通販委託先や、ボドゲカフェやボドゲショップなどの個別の店舗単位での委託もあるようです。伝手がないので、こういうのも開拓していく必要があるのかもしれません。
金額
ゲムマ価格8,000円のところ、通販では9,000円としました。(それぞれの委託先では更に消費税が上乗せされます。)
販売手数料30%が軽くないというのは当然あります。加えて、ゲムマはやはり特別な祭りです。応援の言葉や気に入ったところ、どこで見つけたかなどを直接聞ける、いわば「交流」を頂戴してます。通販が高いというよりは、その分だけゲムマが安いと捉えていただければ幸いです。
こちらから買えます。よろしければ、おひとつどうぞ。
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2996833
