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虎狼狸(コロリ)の小話-水道橋さんぽ裏話

コレラの謎の絵


東京都水道歴史館にてコレラの流行の展示です。

コレラとは1882年(文政5年)に日本で流行した感染症で、インドや中国を経て日本へ入り、九州から関西、東海道と順に江戸の近くまで伝播してきたと言われています。

コレラに感染すると下痢や吐き気に見舞われ、水分不足に陥り瞬く間に亡くなってしまう病気とされ、その速さは『コロリ』や『見急』などの別名もあり、さらには『虎狼痢(コロリ)』と当て字をされるほど恐れられていたのだとか。

虎列刺退治

こうしてこちらのイラストが描かれたわけなんですが、よ〜く見ると陰嚢(金玉)がめっちゃデカいんですよ。

コレラにそんな象皮症(フェラリア症)みたいな症状があったのか?とこの時思ったので、帰って調べてみました。

葛飾北斎による浮世絵
右上の男が象皮症

すると単純な話、前述した『虎狼痢』。
あちらの絵も顔が「虎」で体が「狼」、では下半身(というか股間部)は何なのかというと「狸」なんですね。
なので「痢→狸」と言う変換をした結果、このような絵が完成したというわけでした。



空想の残虐性

続いては明治大学博物館に行った時の話です。
こちらで恐らく一番有名なのでこのアイアンメイデン。

使用方法は言わずもがな、中に人を入れて串刺しにするためのものですが、実はこれ史実では使われていなかったらしいんですよ。そう係員の人が解説してくれました。

こちらのアイアンメイデン、歴史というのがしばし曖昧で、実際に使われていなかったという説が濃厚なようです。

ではなぜあるのか。

実際アイアンメイデンというのは複数タイプあるようで、僕たちが想像するのは明治大学博物館にあるタイプですが、顔の造形が違っていたりと多岐にわたるようです。

右奥のがアイアンメイデン

アイアンメイデンのオリジナルというものは恐らく世界に存在せず、今あるのはそれらを元に作られた複製品達。
その中で様々変化していき、どこかの時点で内側にトゲが付けられたと言われているそうです。

ここまで有名な拷問器具(というか処刑器具?)も本当は使われてないどころか、当時は実在もしていなかったと考えると、歴史というジャンルの面白さがありますよね。

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