うちのさるかに

柿がたくさん成りました。

さるがたくさん取ってきました。
「おれ、まだ硬いのが好きなんだ」

かには言いました。
「わたしは柔らかくなって、甘くなったのがいい。
子どもだったチャングムが、『この甘味は何でつけた?』と問われて『柿にございます!』って答えたときの柿くらい、めっちゃ甘いのがいい」

「あるよ、ほら」
かにはそれをもらいました。

ちょっとだけ、それを置いて用足しをしてきました。

用足しを終えて。
かには楽しみにとっておいた柿を食べようとしましたが、その柿が見当たらない。

おや?おや?と捜していたら、さるが来て言いました。

「食べないと思ったから、柿酢にしたよ」


半年くらいすると柿酢になります。


残っているのは硬い柿ばかり。
明日にはさるに食べられちゃう。


かには、また取ってくればいいや…と思う気持ちと。

きっとまた、柿酢にされる。

今のうちに、わたしの柿の敵討ちを一緒にしてくれる仲間を募集しようか。
そんなことを思案中。



#なんのはなしですか

いいなと思ったら応援しよう!