うちのさるかに
柿がたくさん成りました。
さるがたくさん取ってきました。
「おれ、まだ硬いのが好きなんだ」
かには言いました。
「わたしは柔らかくなって、甘くなったのがいい。
子どもだったチャングムが、『この甘味は何でつけた?』と問われて『柿にございます!』って答えたときの柿くらい、めっちゃ甘いのがいい」
「あるよ、ほら」
かにはそれをもらいました。
ちょっとだけ、それを置いて用足しをしてきました。
用足しを終えて。
かには楽しみにとっておいた柿を食べようとしましたが、その柿が見当たらない。
おや?おや?と捜していたら、さるが来て言いました。
「食べないと思ったから、柿酢にしたよ」

残っているのは硬い柿ばかり。
明日にはさるに食べられちゃう。
かには、また取ってくればいいや…と思う気持ちと。
きっとまた、柿酢にされる。
今のうちに、わたしの柿の敵討ちを一緒にしてくれる仲間を募集しようか。
そんなことを思案中。
