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【単価?スキル?環境?】SESフリーランスエンジニアが案件を選ぶ基準——単価より大事な3つのこと

以前少しお話したかもしれませんが、今月は仕事を取らずに丸々休みにしました。おかげで時間の感覚が乏しくなり、こうして更新タイミングがバラバラになっています笑 申し訳ありません。

本日は案件を選ぶ基準についてお話します。

独立したばかりのころ、案件を選ぶ基準は「単価」と「今すぐ入れるかどうか」の2つだけでした。

それが今は、単価は判断基準の中の一項目に過ぎません。10年で気づいたのは、単価が高くても「合わない案件」に入り続けると消耗するということでした。



独立1年目の失敗

独立直後、私はエージェントから提案が来るたびに「単価はいくらか」と「いつから入れるか」だけを確認していました。

ある案件は単価が相場より高かったので即決しました。ところが入ってみると、私のメインスキルとはほとんど関係のない保守・運用作業が中心で、スキルシートに書けるような実績が何も積み上がらない半年間になりました。

単価は良かった。でも「この半年、自分のキャリアにとって何も得るものがなかった」という感覚は、思ったより消耗しました。


今の選び方:3つの判断基準

1. スキルシートに書けるか

案件に入る前に「この案件で得られる実績は、次の案件の提案書に書けるか」を考えるようにしました。

具体的に確認することは:

  • 使う技術スタック(自分のメインスキルに沿っているか、または意図的に広げたいスキルか)

  • 担う役割(実装のみか、設計・要件定義にも関われるか)

  • 成果物(何かを作った、改善したと言える実績が残るか)

特に「役割」は重要です。同じ言語を使っていても、実装だけの案件と設計も含む案件では、1年後の市場価値が変わってきます。

2. 稼働形態が自分の生活と合っているか

完全常駐・週5出社の案件は、フリーランスである意味が薄れます。一方で完全在宅に慣れすぎると、常駐案件への対応力が落ちるというリスクもあります。

私が現在意識しているのは「週に何日在宅で働けるか」です。移動時間のコストも含めて、稼働形態を単価と同じ重さで評価するようになりました。

2026年現在、在宅比率の高い案件は競争率が高く、完全在宅にこだわりすぎると案件数が絞られます。「週1〜2出社は許容する」という基準にしてから、案件の選択肢が広がりました。

3. 延長・継続の見込みがあるか

3ヶ月契約で確実に終了する案件より、6ヶ月以上の継続見込みがある案件を優先します。

案件探しには時間とエネルギーがかかります。頻繁に案件を乗り換えていると、探す手間と空白期間のリスクが積み重なります。

エージェントに「この案件、継続の可能性はどのくらいですか」と直接聞くようにしています。「わからない」という返答の場合は、継続率が低い現場だと判断して慎重になります。


単価はどう扱うか

単価を無視するわけではありません。「市場相場を下回っていないか」は必ず確認します。

ただ、相場より少し低くても「スキルが積み上がる」「上流工程に関われる」「在宅比率が高い」案件を選んだ方が、1〜2年後の単価アップにつながりやすいと経験上感じています。

逆に単価だけで選んで、スキルが止まった状態を続けると、気づいたときに市場価値が下がっているという状況になります。


2026年の追加基準:AIツールを使える現場か

最近、確認するようになった項目がひとつ増えました。

「現場でAIコーディングツールを使えるか」です。

セキュリティポリシーの厳しい現場では、GitHub CopilotやClaude Codeなどのツールが使えません。使えない環境と使える環境では、作業効率に大きな差が出るようになっています。

案件の技術スタックやポリシーを確認するタイミングで、AIツールの使用可否も確認するようにしています。


まとめ

  • 独立1年目は単価と空き状況だけで案件を選んでいた

  • 「スキルシートに書けるか」「稼働形態が合うか」「継続見込みがあるか」の3つを基準にするようになった

  • 単価は相場を外れていないかの確認に使う。単価だけで決めない

  • 2026年からはAIツールの使用可否も確認項目に加えている

案件を選ぶ基準を言語化しておくと、エージェントへの条件提示がしやすくなります。「どんな案件なら受けるか」が明確な人には、エージェントも精度の高い提案をしてくれるようになります。


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次回もフリーランスのリアルについて書いていく予定です。
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