野球を好きになった、たった一つのきっかけ
「野球が好きになったきっかけは?」
そう聞かれると、私は必ず思い出す出来事があります。
私が小学生の頃、家族でマツダスタジアムの隣にあるコストコへ行った日のことです。
屋上の駐車場に車を停め、何気なくマツダスタジアムを覗くと、
ちょうど選手たちが練習をしていました。
当時の私は、カープのことを何も知りません。
ただ、目に入った背番号に向かって、
駐車場から大きな声で呼んでみました。
すると、ひとりのカープ選手がこちらを見て、手を振ってくれたのです。
本当に、たったそれだけの出来事でした。
でも、その数秒が私の人生を大きく変えました。
「この選手のことを知りたい。」
「応援したい。」
その気持ちからカープの試合を見るようになり、
ルールを覚え、少しずつ他の選手のことも知るようになりました。
最初はひとりの選手を応援していただけだった私が、
いつの間にかチーム全体を応援するようになり、
気づけば野球そのものが大好きになっていました。
この数秒の出来事が、人生で一番夢中になれるものとの出会いになりました。
(今思えば、練習中の選手に向かって何をしているんだ……!
と少し恥ずかしくなります🥲)
そこからは、本当にあっという間でした。
もともと家族でマツダスタジアムへ観戦に行くことはありましたが、
それは知り合いから譲っていただいたチケットで
年に1回行くかどうか。
家で野球中継が流れていても、
「別の番組が見たい」
とすぐにチャンネルを変えてしまうような子どもでした。
それが、あの日を境にすべて変わりました。
テレビ中継を見るのはもちろん、それだけでは物足りなくなり、
球場へ足を運ぶ回数も少しずつ増えていきました。
実際に球場へ行くと、テレビでは伝わらない魅力がたくさんありました。
打球が響く音
応援歌を歌うスタンド
歓声に包まれる球場全体の一体感
そして、私が何より好きだったのは、
試合前にアップをする選手たちの姿でした。
テレビでは映らない何気ない表情や仕草を見ているうちに、
「もっとこの世界を知りたい。」
そう思うようになりました。
たったひとりの選手との偶然の出会いから始まった、私の野球ファン人生。
今では、その選手は近くで見ることも難しいほど大きな存在になりました。
それでも、あの日手を振ってくれた数秒の出来事が、
私に野球という大好きな世界を教えてくれました。
その数秒がなければ、
今の私は野球に出会っていなかったかもしれません。
あの日の偶然は、私にとって
一生の宝物です😌
7chan
