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「不自由でも、不幸じゃない」――アルフォンスの言葉が教えてくれる本当の幸せ

はじめに|「かわいそう」と決めつけていませんか

「だけど不自由である事と不幸である事はイコールじゃない 哀れに思われるいわれは無いよ!」

この言葉は、漫画『鋼の錬金術師』第12巻で語られる、アルフォンス・エルリックの名言です。
読んだとき、胸を強く打たれた方も多いのではないでしょうか。

今回はこの名言をテーマに、「不自由」と「不幸」の違いについて整理していきます。

どんな漫画?|『鋼の錬金術師』の世界

『鋼の錬金術師』は、兄エドワードと弟アルフォンスの兄弟が主人公の漫画です。
二人は亡くなった母を取り戻そうとして、やってはいけない人体錬成を行ってしまいます。

その代償として、
兄エドワードは右腕と左足を失い、
弟アルフォンスは体すべてを失い、魂だけが鎧に定着する存在になってしまいました。

物語はとても重たいですが、「人としてどう生きるか」をずっと問い続ける作品です。

第12巻の場面|スカーとの問答

この名言が登場するのは、第12巻でのスカー(傷の男)とのやり取りです。
スカーは、錬金術を憎み、否定している人物です。

彼はアルフォンスに向かって、
「そんな不幸な身体になってまで、錬金術を信じるのか」
というような問いを投げかけます。

つまり、
「体がない=不幸」
「だからお前は哀れな存在だ」
という価値観を押しつけているのです。

アルフォンスの答え|静かで強い否定

それに対してアルフォンスが返したのが、
「不自由である事と不幸である事はイコールじゃない」
という言葉です。

アルフォンスは怒鳴りません。
感情的にもなりません。
ただ、静かに、はっきりと否定します。

「哀れに思われるいわれは無いよ!」
この一言には、強い自分軸が感じられます。

この言葉の本当の意味|幸せは他人が決めるものじゃない

この名言が教えてくれる一番大切なことは、
「幸せかどうかは、自分で決めるものだ」
ということです。

体が不自由だから不幸。
失敗したから不幸。
結果が出ていないから不幸。

こうした考えは、ほとんどが他人の物差しです。
アルフォンスは、その物差しをきっぱり折りました。

できないことがあってもいい

この考え方は、子どもにもとても大切です。
足が遅い。
勉強が苦手。
みんなと同じことができない。

それだけで「かわいそう」と決めつけられることがあります。
でも、本当はどうでしょうか。

できないことがあっても、
笑えること、楽しめること、夢中になれることがあれば、
それは不幸ではありません。

ケガと向き合った時間

私自身、レスリングの中でケガを経験してきました。
思うように体が動かない時期もありました。

周りから見れば、
「大変そうだね」
「かわいそうだね」
と言われる状況だったかもしれません。

でも、その時間が不幸だったかと言われると、そうではありません。
体と向き合い、考え方と向き合い、
自分自身を深く知る時間でもありました。

「哀れむ」という行為の怖さ

アルフォンスの言葉には、もう一つ大事なメッセージがあります。
それは、「勝手に哀れむことの危うさ」です。

哀れむ側は、優しさのつもりかもしれません。
でも、相手の気持ちを聞かずに決めつけるのは、
相手の人生を軽く見ることにもつながります。

不自由でも、前を向ける理由

アルフォンスは、体がなくても、
仲間がいて、目的があって、希望を持っています。

不自由な中でも、
「自分はどう生きたいか」
を考え続けています。

だから彼は、不幸ではありません。

おわりに|あなたの幸せは、あなたのもの

この名言は、
「人と比べなくていい」
「他人の目で自分を決めなくていい」
と、そっと教えてくれます。

不自由があってもいい。
遠回りでもいい。
それを不幸と決める必要はありません。

あなたの人生を、あなたの言葉で説明していいのです。

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