第5文型 「状態」と「行動」に分ければスッキリ!
〜第5文型は実は2種類だった〜
第5文型は、主語(S)の働きかけによって、目的語(O)の状態や行動を表す文型です。
第4文型が「目的語が何を得るか・失うか」を表すのに対し、第5文型は「目的語がどんな状態になるか、どんな行動をするか」を表します。
第5文型は、主語(S)の働きかけ(V)によって、目的語(O)に結果が生まれます。
その結果には、次の2種類があります。
第5文型A: 状態が変わる(O = C)
第5文型B: 行動が起こる(O → 動詞)
この2つを区別すると、第5文型が理解しやすくなります。
●第5文型A(SVOC)
第5文型Aの例で説明します。
The news made him happy.
(その知らせで彼はうれしくなった。)
この例では、
主語(S:The news)の働きかけ(V:made)によって、目的語(O:him)が新しい状態になる(C: happy)という意味です。
つまり、第5文型Aは『主語(S)の働きかけ(V)によって目的語(O)が新しい状態(C)になる』ということを表現する文型です。
記号で表すと、S → [ O = C ] です。
(第5文型Aはイコール(=)が隠れているといえます。)
① make・keep ・find 系
【変化】【維持】【認識】の3つのパターンがあります。
【変化】
The news made him happy.
(そのニュースは彼を幸せにした。)
➔ 結果:he = happy(彼が幸せな状態になった)
【維持】
Please keep your room clean.
(部屋をきれいな状態に保ってください。)
➔ 結果:your room = clean(部屋がきれいな状態のまま)
【認識】
I found the book easy.
(その本は簡単だと分かった。)
➔ 結果:the book = easy(本が簡単だという状態だと気づいた)
主語の働きかけによって、Oが「どんな状態(C)なのか」が決まります。
◾️ポイント
どの動詞を使っても、後ろの2つの言葉の間に「O = C」というイコールの関係(状態)があります。
② call・name・think 系
(呼称・思考・認知)
「OをCと呼ぶ」「心の中で0=Cだとみなす」というグループです。
call (OをCと呼ぶ)
Please call me Tom.
name (OをCと名付ける)
They named the dog Pochi.
consider(OをCだと思う)
I consider him honest.
●第5文型B(SVOC)
第5文型Bの例で説明します。
My mother made me clean my room.
(母は私に部屋を掃除させた。)
この例では、
主語(S: My mother)の働きかけ(V:made)によって、目的語(O:me)が新しい行動を起こす(C: clean my room)という意味です。
つまり、第5文型Bは『主語(S)の働きかけ(V)によって目的語(O)が新しい行動(C)を起こす』ということを表現する文型です。
記号で表すと、S → [ O → 動詞 ] です。
第5文型Bは、
「主文の中にミニ文が入っている文型」
と考えると理解しやすくなります。
(上の例では、ミニ文: I clean my room.)
①使役動詞(強制・依頼・許可)
文法ルールが最も厳格なグループです。
Cには「原形不定詞(動詞の原形)」が来ます。
make (Oに無理やり~させる【強制】)
My mother made me clean my room.
(母は私に部屋の掃除をさせた。)
have (Oに当然のこととして~してもらう【依頼・義務】)
I will have him call you back.
(私は彼にあなたに電話をかけ直させます。)
let (Oが〜するのを許す・やりたいようにさせる【許可】)
The teacher let us leave early.
(先生は私たちを早く帰らせてくれた。)
② 知覚動詞(五感で捉える)
視覚、聴覚、触覚などで「〇が〜している(あるいは〜される)瞬間」をとらえるグループです。Cには「動詞の原形」「現在分詞(-ing)」「過去分詞(-ed)」のいずれかが来ます。
see(Oが〜するのを見る)
I saw her cross the street.
(彼女が道を渡ること(全体)を見た。)
I saw her crossing the street.
(彼女が道を渡っているのを見た。)
hear (Oが〜するを聞く)
I heard someone call my name.
watch(Oが〜するのをじっと見る)
We watched the sun rise.
③to不定詞型(Cにto doを取る動詞)
主語(S)の希望や期待が「Oの『これからの行動(to)』へ向かうグループです。
want (Oに〜してほしい)
I want you to help me.
tell(Oに~しろと言う)
He told me to wait here.
ask (Oに~してくれと頼む)
She asked him to come.
▪️第5文型のまとめ
第5文型Aは、S → [ O = C ] です。
S →(V)→ O
↓
O =C
『主語(S)の働きかけ(V)によって目的語(O)が新しい状態(C)になる』ということを表現する文型です。
第5文型Bは、S → [ O → 動詞 ]です。
S →(V)→ O
↓
O が動詞する。
『主語(S)の働きかけによって、目的語(O)の行動・動作が表される文型』です。
