新・田貫のひとりごと15:過去目にした触れ込みはツッコミどころがあり過ぎた
Webライターで、月20万円の副業収入を得ましょう!
……なーんて、いつだったか、そんな触れ込みを見た記憶があります。
今のWebライター需要だと、相当大変だと思いますが……
かといって、以前はそれが簡単だったわけでもないでしょう。
まず、この触れ込みでは、文字単価1円以上の案件を受けて、毎日納品すれば月20万円の収入になるよ、という書き方だったと記憶しています。
まぁ、文字単価1円、1記事1万文字の案件を、月に20本やれば計算上は達成できますよね。
月に記事を20本、ほぼ毎日に近いペースで書き上げて納品すれば良いのです。
……でも、副業ということは……
本業のお仕事が終わってから、毎日1万文字書くのですか?
帰宅してから、食事や入浴などの時間を差し引いて、一体何時間、執筆にあてられるのでしょう?
家事とか、子どものお世話とか、介護とか……
そういう用事だって、帰宅後の時間に発生する人もいるわけですし。
そう考えると、文字単価1円では厳しいですね。
文字単価2円で、1記事5,000文字ならまだ可能でしょうか?
いや、それも書くのが早くないと難しそうですね……
文字単価3円、1記事3,500文字くらいってのが現実的なラインかもしれません。
でも、文字単価3円ってなると……
構成から作ってください、CMS入稿やってください、記事に関連した画像を選定してください、になって、結局工数が増えるのかも……。
そして、Webライターを始めてすぐ、文字単価3円で受けられるかというと疑問。
なかには、最初からそういう金額で書かせてくれるケースもあるかもしれませんが、かなり稀だと思うんですよね。
それから、目に見えない工数として、案件を受ける前後のやり取り。
募集しているところに応募して、採用されて、企画の説明やレギュレーションの共有を受けて……といった部分にかかる時間・手間を無視している気がします。
提出したらそれで終わりではなく、修正指示が入るかもしれませんよね。
場合によったら、修正対応と新規の執筆が同時進行する可能性も……
そうなると、文字単価3円で3,500文字を毎日っていうのも難しい気がしてきます。
あと、副業でWebライターやって稼ごうという話では、最初は初心者でもクライアントのフィードバックを受けてスキルアップすればいいという話が展開されることもあり……
えーっと、クライアントに育ててもらう前提で、仕事を受けるんでしょうか?
てか、クライアントにライターを育てる・指導する義務なんてないですよね?
フォードバックだって、してもらえるとは限らないんですけど……
なのに、やればやるほど上達するって、無責任な話を展開されても……と。
また、書いた記事は自分の実績になって、どんどん仕事が増えるみたいな話も眉唾です。
記名記事の案件ばかりじゃないですし、記名記事もクライアント側の都合で途中から記事そのものが非公開になるケースはあります。
リライトされて、ライター個人の名義からメディアの編集部名義に変わることだってあります。
そして、この手の触れ込みはWebライター以外の分野でも、似たようなものを目にしてきました。
Webデザイナーとか、イラストレーターとか、プログラマーとか、コピーライターとか……
今なら、AIを使った副業でって、なっているんでしょうか?
初期投資が要らなくて、自分の得意分野に関連した仕事を副業にするというのは合理的です。
でも、まとまった金額を恒常的に得られるようになるには……
相応の覚悟を持って、しっかり向きあわないと実現しないのではと感じています。
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果てしない自由の代償として、全て自己責任となる道を選んだ、哀れな化け狸。人里の暮らしは性に合わなかったのだ…。