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経済産業省×NEDO主催 AIエージェント賞を受賞した裏側

2026年3月、経済産業省およびNEDOが推進する「GENIAC-PRIZE」※にて、特別賞である「AIエージェント賞」を受賞しました!!!

グループデータアナリティクス2部主導のもと、FunnelSphere合同会社と共同で開発している「AIエージェントによる法人審査システム」ですが、最終選考にノミネートされ、特別賞を受賞することができました。

GENIAC-PRIZEとは
経済産業省・NEDOが推進する生成AIの社会実装を目的としたプログラム

前回の記事では、システムの概要や開発背景についてご紹介しましたが、今回は受賞に至るまでの“裏側”を振り返ってみたいと思います。

システムの概要や受賞の様子については前回の記事で詳しくご紹介していますので、まだご覧になっていない方はぜひこちらもあわせてご覧ください。

実はこのプロジェクト、順風満帆…とは言い切れない、なかなか濃い道のりがありました。今回は当時を振り返りながら、メンバーで率直に話してみました。


なぜグループデータアナリティクス部がAIエージェント開発を?

当グループのグループデータアナリティクス部は、その名の通りグループ各社のデータを読み解き、経営の意思決定を支える部署です。

普段はPCに向き合いながら様々なデータ分析を行い、見えてきた数値をもとにマーケティング戦略の提案や与信スコアの高度化に取り組んでいます。
そんな私たちが、今回「AIエージェント賞」を受賞するような取り組みをなぜ行っているのか。

背景にあったのは、法人審査(企業に対する融資可否を判断するプロセス)における長年の課題でした。個人向けの審査については、データベース化された情報をもとに自動化が進んでいますが、法人審査では決算書などの書類確認や企業ごとの状況に応じた判断が必要となるため、完全な自動化は実現できていませんでした。

与信領域はグループデータアナリティクス部の担当範囲であり、以前から「人の介入を前提としない審査プロセス」を実現できないか検討を続けてきました。

実はこの構想自体は2018年頃から議論されていましたが、当時は技術的な制約もあり、実現には至っていませんでした。しかし、近年のAI技術の急速な進化によって、これまで難しかった書類理解や対話処理が現実的なものとなり、「今なら実装できる」という判断に至り、本格的に開発へと舵を切ることになりました。ここからは、当時の様子を新卒入社で大抜擢された佐藤さんへチームメンバーでもある井手がインタビューしていこうと思います!!

▶インタビュイー

2025年新卒入社。
大学では、経済・経営課題に対してAIや統計モデルを応用した研究に取り組んだ。
趣味はダーツ。仕事帰りに同期と一緒に行くのはブーム。

▶インタビュアー



改めて受賞おめでとうございます!今回、特別賞を受賞しましたが、率直な感想をお願いします。

ありがとうございます。正直、もっと上位の賞をとれると思っていたので、悔しさもあります。

たしかに。嬉しい気持ちももちろん大きいですが、1位を目指していた分、悔しさもありますよね…(笑)

そうですね。最優秀賞を狙えるポテンシャルはあったチームだと思っています。

佐藤さんは最終審査で登壇して、大勢の前でプレゼンをしていましたよね。やっぱり緊張しましたか?

めちゃくちゃ緊張しました。練習はしていましたがが、本番は全然違いますね…。

すごく堂々としていたので、正直そこまで緊張しているとは思わなかったです(笑)当日は応援に駆け付けていたのですが、これまでの努力が評価される瞬間ということで、応援側もかなり緊張して見ていました。

応援している側も緊張してたんですね。でも、その割にはしっかりお参りしていましたよね(笑)

会場が神田明神の近くだったので、行くしかないですよね(笑)
勝負事は、最後はAIじゃなくて神頼みです。


審査会場から見える神田明神
1位になれるようこんな風に神様にお願いしていました

入社半年で大抜擢!?

佐藤さんは入社して間もない中で、プレゼンテーターという大役に抜擢されましたよね。

そうですね。正直、上長や先輩が登壇するものだと思っていたので、とても驚きました。ただ、学生時代にプレゼンの機会は多かったので、なんとか対応できました。

デモ動画(システムの動作や価値を説明する審査用動画)のナレーションを佐藤さんが担当した際に、「声が聞きやすい」と社内で好評でしたよね。それがきっかけで、「最終発表も佐藤さんでいこう」となりました。

入社して8カ月でこうなるとは思っていなかったです(笑)もともとはAIの音声(合成音声)でデモ動画を作っていたんですが、社内レビューで「人が話したほうが伝わるよね」という流れになって…。そこから一気に方向が変わりました。

その影響で、資料もほぼ全部作り直しになりましたよね…。
そもそもGENIAC-PRIZEへの参加と開発開始がほぼ同時期だったので、スケジュール自体がかなりタイトでした。

10月に開発を開始して、12月にはデモ動画と提案書を提出しないといけなかったですからね。


削っても、削っても終わらない

開発と並行しながら、デモ動画も提案書も何度も作り直しましたね。今ではいい思い出…ですかね(笑)

ほんとうですか???(笑)

……たまにブラック佐藤が出ますよね(笑)

デモ動画も最初は全然5分に収まらなくて、10分以上話していました(笑)何度も試行錯誤しながら内容を削って、ようやく5分以内に収めることができました。

削っても削っても「これも入れたい」が出てきて、終わりが見えなかったですよね。

そうなんですよね…。削ったはずなのに、なぜかまた増えるという(笑)
また、スライドの微調整に何度も対応していただいたデザイン室の皆さんには本当に感謝しています。
デモ動画の撮影もテイク50回を超えましたが、最終的には納得のいくクオリティに仕上げることができました。

ここまでは僕の担当部分の話が中心でしたが、実際にはシステムを開発してくださったFunnelSphere合同会社の小林さんや、デザイン室、AGBSの皆さんをはじめ、社内外の多くの方の協力があって受賞に至ったと感じています。

これからもチームの一員として貢献できるよう、引き続き頑張っていきたいと思います。

素晴らしいコメントですね…!(少し涙目)


今回の受賞は一つの通過点であって、ゴールは実際にシステムをリリースし、法人のお客様に価値を届けることですよね。今は導入に向けたPoC(テスト)を実施するために更なる追加開発および現場社員認識合わせを進めています。まだまだこれからが本番です。

担当:井手(データアナリティクス部)

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