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江戸六地蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

江戸六地蔵(えどろくじぞう)は、宝永から享保年間にかけて江戸市中の6箇所に造立された銅造地蔵菩薩坐像である[1]。

歴史

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江戸深川の地蔵坊正元が、1706年(宝永3年)に発願し江戸市中から広く寄進者を得て、江戸の出入口6箇所に丈六の地蔵菩薩坐像を造立した。病気平癒を地蔵菩薩に祈願したところ無事治癒したため、京都六地蔵に倣って造立したものである。

鋳造は神田鍋町の鋳物師、太田駿河守藤原正儀により、像高はいずれも270cm前後である。造立時には鍍金が施されていた(東禅寺の第二番は弁柄色の漆)が、現在では金箔の痕跡をわずかに残すだけとなっている。それぞれの像内には小型の銅造地蔵菩薩坐像や寄進者名簿などが納められていた。また、像や蓮台には寄進者の名前が刻まれており、寄進者は合計すると72000名を越える。

江東区永代寺の第六番は富岡八幡宮の二の鳥居付近にあったが、1868年(明治元年)の神仏分離令による廃仏毀釈により、旧永代寺が廃寺になり取り壊された。現存する第一番から第五番までは、すべて東京都指定有形文化財に指定されている。

信者によって再造された第六番が、上野の浄名院に祀られている[2]。

江戸六地蔵一覧

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番
巡拝
寺号
宗派
造立年
像高
現状
街道
所在地
画像
第1番第1番品川寺真言宗醍醐派1708年(宝永5年)2.75m現存旧東海道東京都品川区南品川三丁目5-17
第2番第4番東禅寺曹洞宗1710年(宝永7年)2.71m現存奥州街道東京都台東区東浅草二丁目12-13
第3番第2番太宗寺浄土宗1712年(正徳2年)2.67m現存甲州街道東京都新宿区新宿二丁目9-2
第4番第3番真性寺真言宗豊山派1714年(正徳4年)2.68m現存旧中山道東京都豊島区巣鴨三丁目21-21
第5番第5番霊巌寺浄土宗1717年(享保2年)2.73m現存水戸街道東京都江東区白河一丁目3-32
第6番第6番永代寺高野山真言宗1720年(享保5年)不明現存せず千葉街道現:東京都江東区富岡一丁目15-1

脚注

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  1. ↑ 『六地蔵』 - コトバンク
  2. ↑ 東叡山寛永寺淨名院(通称:へちま寺)天台宗東京教区