丹羽圭子
| 丹羽 圭子 (にわ けいこ) | |
|---|---|
| プロフィール | |
| 別名 | 中村 香 |
| 誕生日 | 1959年 |
| 出身地 |
|
| 主な作品 | |
| 映画 |
『ゲド戦記』(2006年) 『借りぐらしのアリエッティ』(2010年) 『コクリコ坂から』(2011年) |
| アニメ | 『海がきこえる』(1993年) |
| 舞台 | 新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』 |
丹羽 圭子(にわ けいこ、1959年 - )は、日本の編集者、脚本家[1]。兵庫県生まれ[1]。筆名として中村 香がある。
来歴
[編集]脚本を学ぶために松竹シナリオ研究所に通うが、途中で顔を出さなくなった[2][3]。
徳間書店に入社。アニメ雑誌『アニメージュ』に配属され、編集者として活動する[2][4]。
1993年にスタジオジブリに移った鈴木敏夫の依頼で日本テレビで放送されたアニメ特番『海がきこえる』の脚本を「中村香」名義で手がけたことをきっかけに、脚本家としても活動するようになる[5][6]。
2006年公開の映画『ゲド戦記』で監督の宮崎吾朗と脚本を共同で担当した。
2010年公開の映画『借りぐらしのアリエッティ』(監督は米林宏昌)で企画を兼ねる宮崎駿と共同で脚本を担当。駿が口頭で語るさまざまなアイディアを丹羽が文章にまとめることでシナリオを構築していったという。2011年公開の『コクリコ坂から』(監督は吾朗)、2013年公開の『風立ちぬ』でも同様に、駿がプロットを作ってそれを丹羽が脚本に仕上げる形で共同で担当した[7]。
2014年公開の映画『思い出のマーニー』で監督の米林宏昌と作画監督の安藤雅司との共同執筆で脚本を担当[8]。
2019年12月に新橋演舞場で上演された新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』の脚本を執筆、第48回令和元年度「大谷竹次郎賞」を受賞した[9]。宮崎駿作品としてもスタジオジブリ関連作品としても、歌舞伎舞台化は初めてだった[10]。
人物
[編集]スタジオジブリ制作のアニメーション作品に脚本家として関り、宮崎駿・吾朗父子の双方と共同執筆した経験を持つ。『海がきこえる』の脚本を「中村香」名義で担当した後、『ゲド戦記』で吾朗と、『借りぐらしのアリエッティ』、『コクリコ坂から』で駿と共同で脚本を担当した[11]。
編集者としては鈴木敏夫の下で『アニメージュ』の編集に携わったほか、小説家の碧野圭の作品などを手がけている[2][12]。
徳間書店での上司にあたる鈴木敏夫は、丹羽について「何を考えているんだか、よく分からない、いつも、ぼ〜っとしている」と評しているが、その筆力については高く評価している[2]。また、松竹シナリオ研究所の同期生である一色伸幸は、同期の中で丹羽が最もうまかったと指摘している[2]。ただ、丹羽は突然松竹シナリオ研究所に来なくなってしまったため、後年、徳間書店を訪れた一色は丹羽を見つけてひどく驚いたという[2]。
作品
[編集]テレビアニメ
[編集]映画
[編集]ラジオドラマ
[編集]- 風立ちぬ(TBSラジオ、2021年) - 脚本[11]
歌舞伎
[編集]著作
[編集]- 脚本 コクリコ坂から(2011年、角川文庫) - 宮崎駿との共著
脚注
[編集]- 1 2 望月智充、近藤勝也、田中直哉、丹羽圭子、高橋望、鈴木敏夫『「あれから10年 ぼくらの青春」(『海がきこえる』特典映像)』(DVD)ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント、2003年8月8日。
- 1 2 3 4 5 6 鈴木敏夫「企画はどうやって決まるのか」宮崎駿・丹羽圭子(著)『脚本 コクリコ坂から』、角川書店、2011年、165頁。
- ↑ “「風の谷のナウシカ」(宮崎駿原作)全てのストーリーを歌舞伎化 ナウシカ役に尾上菊之助、クシャナ役に中村七之助”. SPICE(スパイス). イープラス (2021年12月1日). 2025年4月4日閲覧。
- ↑ 倉田雅弘 (2023年12月24日). “「ジブリ作品=宮崎アニメ」のイメージはいつできた? 『海がきこえる』と『耳すま』に転機が”. マグミクス. メディア・ヴァーグ. 2025年4月4日閲覧。
- ↑ 宮崎駿・丹羽圭子『脚本 コクリコ坂から』角川書店、2011年、表カバー折り返し。
- ↑ 鈴木敏夫「企画はどうやって決まるのか」宮崎駿・丹羽圭子『脚本 コクリコ坂から』角川書店、2011年、166頁。
- ↑ “『コクリコ坂から』をジブリの歴史から読む 随所に込められた東映動画のメタファーの数々”. リアルサウンド. 株式会社blueprint (2020年8月21日). 2022年11月22日閲覧。
- ↑ “「ジブリ後継者筆頭」米林宏昌監督が『思い出のマーニー』にかける思いとは?”. cinemacafe.net. イード (2014年4月21日). 2022年11月22日閲覧。
- ↑ “『月光露針路日本 風雲児たち』と『風の谷のナウシカ』が大谷竹次郎賞、『本朝白雪姫譚話』が奨励賞を受賞|歌舞伎美人”. 歌舞伎美人. 2021年2月23日閲覧。
- ↑ “新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』元日にCS「衛星劇場」にて放送決定”. SPICE(スパイス). イープラス (2021年12月1日). 2025年4月4日閲覧。
- 1 2 “ジブリ作品「風立ちぬ」丹羽圭子脚本で初ラジオドラマ化 TBSラジオで8月放送”. TBSラジオ (2021年6月28日). 2025年4月4日閲覧。
- ↑ 碧野圭 [@aonokei] (2010年7月21日). “「ゲド戦記」のシナリオも丹羽さん。ちなみに、私の次回作の担当編集者^^。”. X(旧Twitter)より2022年11月22日閲覧.
- ↑ “「風の谷のナウシカ」が歌舞伎に ナウシカ役の尾上菊之助ら出演で原作全巻を描く”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム. 2018年12月13日. 2018年12月13日閲覧.