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トーキング・トゥ・ストレンジャーズ~「よく知らない人」について私たちが知っておくべきこと~
- LanguageJapanese
- Publisher光文社
- Publication dateJune 30, 2020
- File size6.9 MB
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Product description
From the Publisher
これらの悲劇はすべて、人は初期状態では他人を信用してしまうという性質、そして、人の感情や考えは顔や態度を見ればわかるという根本的な間違いに起因している。「他者」はあなたが思うほど単純ではないのだ。ではわたしたちは、どのように他人について判断すべきなのか。
『第1感』『天才!』などの世界的ベストセラーを送り出してきたグラッドウェルが、多様な実例と鋭い洞察力によって、人間の性質の暗い側面についての定説の誤りを暴き、「他者といかにつきあうか」という人間の根源的な営みに新しい光を当てる。他者と出会う機会がかつてなく多い時代における必読の書!
About the Author
『第1感』『天才! 』『逆転! 』『犬は何を見たのか』『急に売れ始めるにはワケがある』などの国際的ベストセラーがあるノンフィクション作家・ジャーナリスト。イギリスに生まれ、カナダ・オンタリオ州で育つ。トロント大学卒業。ワシントン・ポスト紙のビジネスと科学分野の記者、同紙ニューヨーク支局長を経て、1996年よりニューヨーカー誌のスタッフライターを務める。タイム誌の「もっとも影響力のある100人」にも選出されるなど、圧倒的な人気と評価を得ている。ポッドキャストのRevisionist Historyのホストも務める。
訳者 濱野大道 はまの・ひろみち 翻訳家。ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)卒業、同大学院修了。訳書にジェームズ・ブラッドワース『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』、プリート・バララ『正義の行方』、リチャード・ロイド・パリー『津波の霊たち』、レビツキー&ジブラット『民主主義の死に方』など多数。
Product Details
- ASIN : B08BWWQ6VJ
- Publisher : 光文社
- Accessibility : Learn more
- Publication date : June 30, 2020
- Language : Japanese
- File size : 6.9 MB
- Text-to-Speech : Enabled
- Enhanced typesetting : Enabled
- X-Ray : Not Enabled
- Word Wise : Not Enabled
- Print length : 489 pages
- Page Flip : Enabled
- Amazon Bestseller: #311,737 in Kindle Store (See Top 100 in Kindle Store)
- #5,666 in Introduction to Psychology
- #6,501 in Psychology Reading Materials
- #6,551 in Psychology (Kindle Store)
- Customer Reviews:
About the authors

Malcolm Gladwell has been a staff writer at The New Yorker since 1996. He is the author of The Tipping Point, Blink, Outliers, and What the Dog Saw. Prior to joining The New Yorker, he was a reporter at the Washington Post. Gladwell was born in England and grew up in rural Ontario. He now lives in New York.

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Customer reviews
Top reviews from Japan
- 5 out of 5 stars
満足です。
Reviewed in Japan on March 26, 2024迅速に綺麗な状態で届けて頂きました。
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相手が思っていること
Reviewed in Japan on August 15, 2020相手がなにをかんがえているのか、それがわかるなら面白いなと思ってこの本を手に取った。
しかし、内容はもう少し複雑で、この答えを見つけるとしたら結論は相手の考えていることは結局わからない、ということになるだろう。
人は、相手をまず信用するところから始まるのが普通、嘘ついていたのを気づかなくても仕方ないんだと思えた。
BLM運動が盛んになっている昨今とてもタイムリーな話でした。
7 people found this helpfulSending feedback...Sending feedback...HelpfulThank you for your feedback.Sorry, we failed to record your vote. Please try againThanks, we'll investigate in the next few days.Sorry, We failed to report this review. Please try again - 5 out of 5 stars
読み始めたら止まらない!
Reviewed in Japan on August 30, 2021まだ読了していません。が、読み進めるのがもったいないほど、面白い!!!極上のミステリードキュメント。著者のリサーチ、取材力、ストーリーテリング力に脱帽です。あまりに面白く、かなり以前に読んだ同著者の「第1感」を引っ張り出してきて、並行して読み始めました。で、こちらもやっぱり面白い!!!人が「認識している(した)」と思っていることの思い込み、それがイメージによって簡単に操作されてしまうこと、そして無意識の世界。ついでに、著者のTEDの動画まで探してみてしまいました。読み終えるのが惜しくて少しずつ読むのがとても楽しみな本に出合えたのはほんとに久しぶりです。寡作な著者の次回作が待ち遠しいです。
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心が表情に現れるとは限らないことを知ったうえで、人付き合いしよう
Reviewed in Japan on March 15, 2026人は他人のことをデフォルトで信用する。それは進化的に意味のあることで、互いを最初から信頼することで、人は一人では成し遂げ得ないことを協力して成し遂げられるようになった。ただ、このデフォルト信用の副作用として、悪者や嘘つきに簡単に騙されてしまう。少しの証拠では不十分で、十分な証拠がないと、他人のウソを見抜けない。キューバのスパイがアメリカの最高機密を扱う機関に紛れ込んでいたことに誰も気づかなかった。ミルグラムの服従実験でも、多くの参加者がこれはやらせではと少し疑ったが、結局は信じてしまった。クイズでずるをした人を表情や行動から見破れない。性犯罪者を、限界まで信じ続けてしまう。「いかにもありそうな状況」と「想像を絶する状況」のどちらを信じるかという二択では、前者を選んでしまう。
では、どうすれば?これからは他人を疑ってかかるようにしましょう、ということではない。人によって、正直者だけど犯人のようにふるまってしまう人や、逆に嘘つきだけど正直者のように振舞える人がいる。目を合わせて話さないからといって、不正直者とは限らない。つまり、心が表情に現れる、とは限らないことを知ったうえで、人付き合いしましょう、ということのようだ。(少し文脈は違うが、元気な時に顔色悪いねと言われたり、逆に元気がないときに元気そうだねと言われたり、あてにならないもんだなあと感じることがある)
書き方がうまく、どのエピソードも面白い。のだが、「知らない人と話す」ための付き合い方の科学のようなものを勝手に想像していた私にとっては、かなり違う内容だった。ラジオで本書が紹介された経緯もあって、本書とは逆に、他人は善人だと思って付き合いましょう、という内容を勝手に想像してしまっていたのだ。
また、行動科学の確証バイアス、つまり自分の先入観に合う証拠を探してしまいがち、ということにも関連するだろう。さらに、デフォルトで他人を信じることは、自分の心の平安を保つために必要という面もあるだろう。こういった説明がないため、本書の説明は一本調子でワンパターンと感じる。挙げられている事例も、ヒトラー、スパイ、テロリスト、性犯罪者など、ちょっと非日常な説明が多いところも、あまり参考になるようなならないような…という感想になってしまった。
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ミステリのように、ある一つの事件の謎を提示した後に伏線を張り、最終的に全ての伏線が回収され謎が解き明かされるノンフィクション。アメリカが抱える人種問題の見方が変わる、コロナ禍の今読むべき本。
Reviewed in Japan on July 6, 2020・どんな本?
今アメリカを代表するコラムニスト、マルコム・グラッドウェルによる「見知らぬ相手を理解することの難しさ」をテーマにした本。
まるでミステリのように、ある一つの事件の謎を提示した後に、その手掛かりとなる多くのエピソードを次々に示して伏線を張り、最終的に全ての伏線が回収され謎が解き明かされるという仕掛けが施されたノンフィクション。(この本、自己啓発書の棚に置かれたけど、本来はノンフィクションの棚に置かれるべきだ。)
最後まで読めば、著者がなぜこの本をわざわざこんな複雑な構成にしたのか、その意図がわかるだろう。
また、「ある事件」とは、黒人の女性が不当とも思われる逮捕の末に自殺を図ったというものだ。まさにこの本の邦訳が出版された、コロナ禍の真っ只中の2020年6月に話題となった人種差別撤廃を訴えるデモ「ブラック・ライヴズ・マター」に通ずるタイムリーなものだと言えるだろう。ついでに言えば、「見知らぬ相手を理解することの難しさ」の問題として、泥酔した男女が関係を結んだ場合のトラブルについても一つの結論を示している。これもある意味タイムリーな話題だ。
この本を最後まで読んだ読者なら、これらの事件が、単なる人種差別や女性の扱いの問題ではないことがわかると思う。
・謎の提示:サンドラ・ブラントの事件
2015年7月、テキサスの郊外で、サンドラ・ブラントという若いアフリカ系アメリカ人の女性が車を運転中に警察官に止められた。車線変更時に指示器を出さなかったという軽微な理由だった。それにも関わらず彼女は逮捕され、3日後に独房で自殺を図った。
なぜ彼女は死ななければならなかったのか?
リベラル派が言うように人種差別のせいか?それとも保守派が言うように警官のやり方がまずかったのか?
どちらも一理はあるがそれだけではない。
この悲劇の根っこは、「見知らぬ相手を理解することの難しさ」という僕らの誰もが抱える問題にある。だから、それについて深く考えず、ただ「差別をやめましょう」とか「これからは気を付けましょう」とか言ってるだけでは根本的な解決に近づかないのだ。
著者は、この事件を軸として、「良く知らない人」同士でコミュニケーションを図るときに気を付けるべきことを、豊富なエピソードを用いて説明する。重要なキーワードは「デフォルトで信用すること」、「透明性」 、「結びつき(カップリング)」の3つだ。
・デフォルトで信用すること
人には、デフォルトで他人を信用してしまうという性質(真実バイアス)がある。
人間は、基本的に最初から他人を疑うように出来ていない。進化の過程で人はそういう能力を獲得しなかった。その代わり、人は見知らぬ他人を信用する能力を獲得した。その結果、他人同士の協力が可能となり人類は繁栄した。たまに騙されるくらいでは種の生存までは脅かされたりはしないが、他人を信用して協力できなければ人類の繁栄は実現しなかったというわけだ。
なので、訓練を積んだ人でも凡人と変わらず、他人のウソにたいしてビックリするほど簡単に騙されてしまう。
この裏付けとして多くのエピソードが紹介される。例えば、冷戦時代のアメリカがキューバに送り込んだスパイが、全員カストロの配下の二重スパイだったことにCIAの誰もが気づかなかったこと、「キューバの女王」とまで言われたアメリカの諜報機関の上級職員が、実はキューバ側のスパイであり、(一部から嫌疑がかけられていたにも関わらず)最近まで組織の上層部に居座っていたこと、ちょっと調べたらバレるような詐欺師が金融業界で長い間幅をきかせていたこと、目撃者や被害者の訴えがあったにも関わらず、アメフトコーチや医師による性的虐待が長年発覚しなかったことなどだ。これがまたいちいいち面白いのだ。
・透明性
人には、相手の行動や態度が内面の感情を示すヒントになる(透明性がある)という間違った思い込みを持つ傾向がある。実際は、人はドラマの俳優の演技みたいに表情や仕草と内面とが一致しているとは限らない。
そして、当然、嘘をついているのに堂々とした態度をしていてそうは見えない嘘つきや、本当の事を言っているのに挙動不審なため嘘をついているように見える正直者がいる。彼らは、行動や仕草、言動が一般的なイメージと内面と一致しない「不一致の人」だ。
・事例:アマンダ・ノックスの事件
「透明性」の問題が顕在化した事例として、以下の「アマンダ・ノックスの事件」が紹介されている。
イタリアに留学していた女学生ノックスは、ルームメイトが殺された事件の容疑者となる。彼女の行動はエキセントリックだった。周りの知人がみんな悲しむなか一人怒っていたり、そうかと思えば殺人現場でふざけてみたり、事件の翌日にボーイフレンドと赤い下着を買いに行ったり…そんな不思議な行動により彼女の嫌疑は深まった。
でも、実際は彼女は犯人ではなかった。彼女はただ、一般人が思う友人が殺された女の子のイメージと一致しない、「不一致の人」だったのだ。
・結びつき(カップリング)
見知らぬ他人の行動は、「場所」や、「利用可能な手段」などの複数の要因が密接に結びついている。
自殺などはその典型で、実際に起こった自殺の裏には自殺に適した場所や利用しやすい手段の存在がある。
逆に言えば、その要素のいずれかを取り除くと自殺を減らすこともできるのだ。実際に、一酸化炭素を発生させるオーブンや車がなくなれば、自殺者自体の数が減った。一酸化炭素中毒が無理なら他の手段で何が何でも自殺しようとはならないわけだ。同じ理由で、自殺の名所の橋にフェンスを設置したらそれを超えてまで人々は自殺しなくなった。
・事例:カンザス・シティー式のパトロール
「結びつき」の理論は犯罪にも同様に当てはまる。都市の犯罪の多くはある「場所」に集中して発生している。その場所を集中的に警備することで、犯罪を半減させることができた。その手段とは、犯罪が起きやすい所定の地域において、交通ルールを違反した車をとりあえず止めて、その後に怪しい素振りを見せた者には銃の所持等をより詳しく操作することだ。
カンザス ・シティーで始められたこの「結びつき」を意識したパトロールは、その地区の犯罪を半減させるという驚くべき成果を挙げた。それまでにこれほど有効な手段はなかったので、アメリカ中の警察が、カンザス・シティー式のパトロールを真似した。
ただし、それは「結びつき」の理論を十分に理解していない不十分な形で広まった。
限られた地域で積極的に車を止めることがカンザス・シティー式のパトロールの肝であったのに、それを広範囲でやってしまったのだ。その結果、軽微な違反を口実に停車させて身体検査を行う やり方が蔓延した。
・サンドラ・ブラントの事件の真相
さて、冒頭のサンドラ・ブラントの悲劇は、この「結びつき」の理論を誤解したパトロールが端を発し、それに「デフォルトで信用すること」及び「透明性」 の要素が加わったことで引き起こされた。
その警官は、「デフォルトで信用すること」 をしないように心がけた。騙されないことに注意を傾け、常に最悪の事態を想定していた。実際、警察のマニュアルにもそのような記載があった。
また、警官は、「透明性」の罠に陥っていた。そうなっては、「不一致の人」の内面を大きく誤ってしまう。そして、サンドラ・ブラントもまた「不一致の人」だったのだ。実際、サンドラ・ブラントは、精神的な問題を抱えていた。
このように、サンドラ・ブラントの死は、よく知らない相手と話す方法を知らない社会で起こるべくして起こることだった。この本で紹介される様々なエピソードを見たあとでは、この悲劇は、単なるマイノリティの女性と悪徳警官の事件で終わる話ではないことがわかる。この悲劇は共同体の失敗なのだ。
それを伝えるために、サンドラ・ブラントの事件を軸にしつつ、あえて数多くのエピソードを挿入し社会のあらゆる側面に触れて話を展開している。
・「よく知らない人」とどう付き合えばいいのか?
では、このような事実を踏まえて、「よく知らない相手」と話す際に起こりうるリスクや犠牲についてどう考えればよいのだろうか?
著者は以下のことを提案する。
①まず、デフォルトで信用することについて、最悪のことを想定しなかったとしても、それについて自分を責めることを止めてみてはどうか?人間は見知らぬ相手を信用することで現代社会を築き上げてきた。騙されることを恐れるあまりに信用することまで止めることは、もっとひどい悲劇に繋がる。
②また、 見ず知らずの相手の心の内を読みとく能力に限界があることを受け入れるべきだ。例えば思い付く限りの方法で拷問したとしても、人の気持ちなんてわかりっこないのだ。
・まとめ
この本は、はじめにサンドラ・ブラントの死という謎を提示し、「見知らぬ相手を理解することの難しさ」というテーマを軸に様々なエピソードによる伏線を張っていく。それゆえ、この本の構成はやや複雑で話が転々とするが、各エピソードの語りが上手いのでぐいぐいと読ませる。
そして最後の章ではその伏線が見事に回収され、全てのパズルのピースがはまり真相が浮かび上がるミステリ小説のような仕上がりになっている。
ここまで読んだ読者なら、もうサンドラ・ブラントの事件や、他のアメリカで起こる警官とアフリカ系アメリカ人絡みの事件及びそれに抗議するデモが、単なる人種差別の問題ではないことがわかるだろう。
これこそがこの本の狙いだ。この本の構成そのものが、一つの事件の本質が、誰でも抱えている問題にあることを示している。 全く見事だと思う。
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ちょっと人生と社会の見方が変わる、素晴らしい書物
Reviewed in Japan on June 21, 2020マルコム・グラッドウェルは『第1感』が面白かったので、新作も一気に読みました。
他人の意外な言動に失望したり裏切られたりした経験をして、どうして誰もそれに気づかなかったか、自分の目は節穴だったのか、と嫌な気分になることもありますが、そもそも人間には、他人の嘘や悪意を見抜くことが非常に苦手なのだそうです。それがいかなる悲劇を生むかがこの本にも書かれていますが、悲観論に終わることなく、最終的な作者の提案はとても冷静で温かく、なるほどこれが「知性」というものなのだと感服しました。
とくに黒人への警官の暴行に端を発する抗議デモが続いているこんにち、この本を読んでおくことはとても重要だと思います(黒人と警官の話はこの本の主題でもあります)。単純に、人種差別がまだ根深くあるんだなあと考えておしまいになってしまいがちですが、実際のところ差別は一面にすぎず、なぜ警官は暴力に訴えることになったのか、なぜその人はつかまったのか、なぜ警官はそこにいたのかといったことを、この作家はそれを一つずつ、我慢強く、解明していきます。それは「要するに、なんなの?」というような知性の怠慢や、単に注目を集めたいだけの「逆張り」と呼ばれる態度とは正反対の態度です。
ほかにもこの本の実例は幅広くて面白いです。なぜ英国のチェンバレンはヒトラーと顔を合わせるたびに彼を信じるようになってしまったか、筋金入りのテロリストを拷問することに意味があるのか、といった歴史や政治の話から、なぜいま大学でレイプ事件が増えているのかといったことまで、いろんな事例を取り上げています。多彩なネタに飽きませんが、最後にはすべてが収斂し、それでいて単なる特殊な話なのではなく、明日からでも身近なことに活かして考えようという気になります。
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他人を勝手に決めつけないことだろう
Reviewed in Japan on January 19, 2021自分の想像以上に、自分は他人のことをわかっていないということ。そして、その状況の中でコミュニケーションをとること、ミスコミュニケーションの起こるところを回避することなんかを考えさせる。
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~「人間の知らない側面」を知る本~
Reviewed in Japan on July 12, 2020人間というものは如何に厄介な存在であるか、というのが読後の感想である。
我々は色々な人間を知っていて、その人の性格や特質を知っている(と思い込んでいる)が、本当にそうだろうか。更に云えば、初めて会う人のことでも、ある程度は理解出来ると思っているが、そういう考えを根本から覆されるような一冊である。
人間は相手が嘘をつくとは思っていないことや、人間の感情は表情に出るものである、ということは、我々の危険な思い込みである。また、人間は飲酒によって、複雑な物事を考えられなくなり、周囲の環境に対応する能力が低下し、記憶する能力も低下することは知ってはいるものの、我々が考える以上のレベルであることは認識しておく必要がある。
犯罪者の保釈に関する判断は裁判官よりも、AIの方がはるかに正しいこと、南太平洋の小島の住民は、表情と感情の結び付け方が我々とは大きく異なること、自殺する手段が身近にあるかどうかが、自殺者数の増減に大きく影響があること、米国の警察官が取り締まりを強化した成功事例が逆に大きな問題を惹き起こしていることなど、多岐に亘る社会の問題の根源に迫る筆者の洞察に感嘆する。
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![反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方](/https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/814wiWXbt6L._AC_UL165_SR165,165_.jpg)
