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  • ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商―

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ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商―

5つ星のうち4.2 (28)

19世紀からアメリカに進出し、日本美術品を大量に販売した骨董商・山中商会。20世紀初には清朝崩壊で大量放出された中国美術の大オークションをニューヨークやロンドンで開くが、日米開戦で莫大な資産を失い、所蔵コレクションは全て売り払われる。歴史の荒波に揉まれて消えた、世界的美術商の知られざる六十年。

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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B0099FE54E
  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社
  • アクセシビリティ ‏ : ‎ 詳細はこちら
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/2/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 2.4 MB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • タイプセッティングの改善 ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 356ページ
  • Page Flip ‏ : ‎ 有効
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  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.2 (28)

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カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
28グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中5つ
    貴重な歴史本
    2025年1月3日に日本でレビュー済み
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    安く入手できて感謝。

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  • 星5つ中5つ
    本自体の状態もコメントと同じで良かったです。
    2023年2月10日に日本でレビュー済み
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    本の梱包が大きすぎる気がしました。

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  • 星5つ中3つ
    文章力
    2019年2月18日に日本でレビュー済み
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    まだ、読んでいる最中です。少し説明が細かすぎる所があり、途中で疲れる時があります。

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  • 星5つ中4つ
    爆買い
    2016年2月5日に日本でレビュー済み
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    「第2次世界大戦前、山中商会は、日本、中国、韓国などの美術品を扱う

    東洋美術商として世界的に有名で、かつスケールの大きな商いで知られていた。

    ……大規模な東アジア美術コレクションを持っている美術館の美術品在庫データ

    ベースを覗くことが可能なら、山中商会が供給源である美術品を数百点、いや

    それ以上の規模で見つけることができるだろう。……当時、日本の美術商でこれだけ

    大規模に海外進出したのは山中商会だけであり、そして現代に至るまで、かつての

    山中商会に匹敵する規模の日本美術商は存在しない。

     しかし、その山中商会の名前は、現在ほぼ完全に歴史から消えている」。

     まずひときわ圧倒されるのはその「スケールの大きな商い」。

     全盛期にはニューヨーク、ボストン、シカゴ、ロンドンに店を構えるのみならず、

    セレブリティ目当てでバカンス地にまでその営業を拡大。世界的大富豪がこぞって

    その品を買い求める。

     サクセスストーリーの頂はニューヨークの一等地、家主はかのロックフェラー一族。

    当時の記事によれば、「中央入口は、まさに寺院の入口のようだ、壁はアリゾナから

    運ばれたソフトな黄色の石材で作られており、白木の柱の上には力強い寺院の梁が

    のっている。磁器製の巨大な狛犬が、2階へ昇る美しいデザインの階段を守っている。

    階段は有名な寺院の階段の複製でやはり白木で作られている」と、その地に恥じぬ

    ラグジュアリーな空間を提供していたことを偲ばせる。

     何がすごいと言うに、例えば元従業員の林愛作なる人物。この男、後藤新平の誘いで

    帝国ホテルの支配人へ引き抜かれるのだが、後にヤマナカ時代の上顧客、F..L.ライトに

    あの建築設計を依頼した、という。こんな凄い話が、本書ではわずか1ページ足らずに

    押しやられてしまうというのだから、その華麗なる人脈にはただただ恐れ入るばかり。

     ただし、そんな栄光の日々も景気には勝てない、ましてや戦争となれば。

     太平洋戦争開戦とともに、「山中商会はアメリカ政府の管理下に入ることになり、

    最終的には商品と店内の家具や調度品すべてを没収されて、売り払われた。

    世界最大の東アジア美術品の輸入業者としてコレクターや美術館に愛顧され、

    洗練された日本や中国の美術コレクションをアメリカで作り上げるために貢献してきた

    山中商会は、戦争が始まると、最も目立つ敵国資産として接収され、『解体』された」。

     その閉店セールは盛況で幕を閉じた。

     片や本国は、「贅沢は敵だ」とのスローガンに息巻く日々、敵国文化などもっての外。

     こんなところからも、国力の差を否応なしに突きつけられる。

     エドワード・サイードの指摘するオリエンタリズム文脈に必ずしも従うものではなく、

    世界のV.I.P.を魅了せしめた東洋美術。受ける印象はひたすらに華やか。

     しかし、目の眩むような豪華絢爛を構築したのは、まさに山中商会のブランディング力。

    こうしたソフト・パワーもまた、紛れもなく国力を担う重要なファクター。対して現代の

    クール・ブリタニアを丸パクリした恥ずべき広告代理店商法のみすぼらしさたるや……。

     単に一美術商の枠を超えた、異色の日米外交史。

    2人のユーザーが役に立ったと感じています
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  • 星5つ中5つ
    全うな「美の担い手」であった
    2024年12月10日に日本でレビュー済み
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    明治維新後の日本ブームに乗じて海外に進出した美術商が

    やがては欧米の社会の中で愛される企業となっていく前半

    大恐慌とブロック経済の中でどんどん商いが「縮んで」いった先に

    第二次世界大戦開戦により精算に追い込まれるところまで

    タイトルとしては美術品流出に対して否定的な感じもあるが

    美術館などの美術品の鑑定のシステムが確立をしてない中では

    美術品を鑑定して情報をセットで売る、という体制を構築し

    また画廊のように展示して販売、というシステムも構築した

    その意味では全うな「美の担い手」であったという流れである

    適切に管理され鑑賞をできる体制があるのであれば

    美術品の流出をそこまで悪いことだと言い切るのもあれだしな

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  • 星5つ中5つ
    美術史に光を当てただけでなく、戦前の日米関係の悪化の過程を生々しく描いた
    2011年5月1日に日本でレビュー済み
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    成毛眞氏の選書だが、氏の選択眼に脱帽した。今までのところ、間違いなく2011年ナンバーワンの書といってよい。

    常々、我々は現在からの認識でもって歴史を見てしまい、誤った歴史解釈をしがちである。本書は、日本の美術史に光を当てただけでなく、戦前の日米関係の悪化の過程を、アメリカに残された日本企業の立場から、生々しくもリアルに描くことに成功した。以下、(1)美術史、(2)日米関係史という側面で本書の書評に試みる。

    ■美術史の側面

    本書を読むまで不思議に思っていたことがある。尾形光琳の屏風や安藤広重の浮世絵などの江戸時代までの美術品が、明治時代以降、なぜ欧米に大量流出したのだろう?同様のことは中国美術についても言えた。本書を通じて、その原因がよく理解できた。その原因とは以下の3つに集約される。

    認識の問題:価値のある美術品が日本や中国から流出したのではない。美術品としての価値を見出したのは欧米人であり、欧米に流出したからこそ、保護されて現在に至るのである。特に中国の美術工芸品については、義和団の変から第二次大戦まで、実質内戦状態にあった中国に留め置かれていたら、さらに多くの美術品が破壊しつくされていただろう。

    宗教の問題:明治時代になると、廃仏毀釈が引き起こされた。寺院への寄進は激減し、経済的に困窮したに違いない。本書でも美術品の流出源としての寺院が描かれている。

    経済の問題;幕末に開国して以降、外国製品の流入により、日本は大変な輸入超過、貿易赤字に陥っていた。明治時代以降、茶・生糸と並ぶ重要な輸出品が美術工芸品だった。そして、日本の美術工芸品は、日本人が思っていた以上に欧米人を惹きつけることになる。

    ■日米関係史の側面

    軍部の暴走により日米開戦に至った、戦前日本は軍部に牛耳られた暗い時代だった、といった歴史認識があるが、それは誤りである。日本人もアメリカ人も、誰も好んで戦争はしなかった。アメリカで事業を営み、アメリカに取り残されてしまったヤマナカ商会の視点から、戦前の日本とアメリカが、保護貿易でお互いが自分の首を絞め、抜き差しならぬ関係となり、戦争への転落の道を歩んでいった様子が、本書を通じてよく分かる。

    1930年代を通じて、ビジネス面での日米関係は友好的だった。雲行きが怪しくなり状況が一変したのは1941年である。7月2日に日本が仏印南部への進駐を決定すると、日米関係の亀裂は決定的になる。

    1941年7月25日、アメリカで在米日本資産凍結令が公布された。日米の往来が禁止されたのみならず、通信手段も凍結された。ヤマナカ商会を初めとする在米日本企業は、日本との連絡を取ることもできず、完全に孤立してしまった。

    戦争の火蓋が気って落とされると、ヤマナカ商会はAPC(敵国資産管理人)の支配下に置かれ、解体へと向う。ヤマナカ社員にとってなんと無念だっただろう。しかし、日本人もアメリカ人も、鮮やかなほどビジネスライクで紳士的だった。戦争開始後も店舗での販売は許された。しかし一方で、APCによりヤマナカの在庫は競売にかけられていった。

    ヤマナカで働いていたアメリカ人社員が、戦後、競売で売られたヤマナカの美術品を密かに買い集め、大阪の山中本社にニューヨークでの再起を促すシーンがある。ヤマナカはニューヨークでの再開は果たすが、結局はうまくいかずに閉店した。しかし、ヤマナカがアメリカ人社員と強い絆で結ばれていたことは、本書における唯一の救いと言ってもよいかもしれない。

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  • 星5つ中5つ
    中国美術の恩人の伝記
    2015年4月2日に日本でレビュー済み
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    忘れられた天才画商の伝記。中国美術の恩人とも言える画商。戦争がなければ世界一の東洋美術画商として君臨していたであろう。

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  • 星5つ中3つ
    成る程
    2014年4月15日に日本でレビュー済み
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    本としては、論拠やエピソードに面白みがなく話として書き上げた方がよいのでは?

    5人のユーザーが役に立ったと感じています
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