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  • 古代文明アンデスと西アジア 神殿と権力の生成 (朝日選書)

古代文明アンデスと西アジア 神殿と権力の生成 (朝日選書)

5つ星のうち4.2 (7)

古代アンデスでは、人びとは農耕を開始する前から複雑な構造の神殿をつくり、それを繰り返し造替(神殿更新)することで社会を統合していった。そのなかから長距離交易を行う権力者が登場し、より大きな社会を形成することを、60年に及ぶ日本調査団の発掘調査が明らかにした。いっぽう、世界最古の文明とされる西アジア・メソポタミアでは従来、農耕・牧畜の開始、人口の増大、都市の発達、社会的余剰の蓄積、神殿の形成との順で文明の発展が見られたと言われてきたが、先土器新石器時代の遺跡のありかたから、アンデス文明同様に祭祀に関わる建物が農耕開始に先駆けて発達することがわかってきた。近年、この従来の史観をくつがえす大発見となった紀元前9千年紀の巨大祭祀遺跡、南東アナトリアのギョベックリ・テペ、アンデスで世紀の発見となった前800年代のワカ・パルティーダ遺跡の詳細も含め、神殿を中心にどのような社会が形成されたのか、権力はそのなかでどのように形成されていったのかをわかりやすく解き明かす。

【目次】
序章 アンデスと西アジア
――揺れ動く古代文明への眼差し
1. なぜアンデスと西アジアか
2. 西アジアの古代文明
3. アンデスの古代文明
4. 権力はどうやって生まれたのか

第1章 西アジアにおける神殿の出現
――新石器時代の公共建造物をめぐって
1. 西アジアの神殿
2. 早すぎた発見――チャヨニュ遺跡
3. ダム湖に沈んだ遺跡――ネヴァル・チョリ
4. 山上の祭祀センター――ギョベックリ・テペ
5. 新石器時代の社会と「神殿」

第2章 西アジア・メソポタミアの都市文明と神殿
1. メソポタミア文明の成立をめぐって
2. 南メソポタミアにおける都市形成
3. 北メソポタミアにおける都市形成
4. 南と北の都市形成
5. メソポタミアにおける都市形成と権力生成

第3章 古代アンデスにおける神殿の登場と権力の発生
1. 古代文明と神殿
2. 神殿の登場
3. 神殿と社会の関係
4. 形成期の神殿とその更新
5. 神殿更新と祖先崇拝

第4章 神殿・儀礼・廃棄
――聖なるモノとゴミとの間
1. 儀礼と廃棄
2. 饗宴と建築活動
3. 廃棄と記憶
4. 聖なるモノとゴミとの間

第5章 アンデス文明における神殿と社会の複雑化
――ワカ・パルティーダ壁画群の分析から
1. 海岸から見る神殿と社会の複雑化
2. ワカ・パルティーダ壁画群の発見
3. 壁画を読む
4. 神殿更新
5. 神殿と社会の複雑化
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 朝日新聞出版
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/8/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 本の長さ ‏ : ‎ 264ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4022630353
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4022630353
  • 商品の重量 ‏ : ‎ 200 g
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 12.5 x 1.3 cm
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 903,500位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.2 (7)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
7グローバルレーティング

日本からのトップレビュー

  • 星5つ中3つ
    徹底した行動原理主義へ
    2015年9月23日に日本でレビュー済み
    Brief content visible, double tap to read full content.
    Full content visible, double tap to read brief content.

    栗本史観からの興味で読んだ。感想はブログにて。

    [...]

    既存の考古学の定説からすると階層化していない社会における神殿更新は(メソポタミア文明との比較で)画期的な視座なのかもしれないが、経済人類学に慣れ親しんだ我々からするともうひとつ物足りない。第4章のゴミの話なんて、ヒトにとってモノはモノ自体ではなくてずーーと情報であったのだから、もう少し突っ込んで議論が展開されてしかるべきではないだろうか。全体的に、記号論的・文化人類学的分析が弱いと思う。

    それでも、2015/11の朝日カルチャーセンターでの関雄二氏の講演を楽しみにはしている。

    [・・・]

    3人のユーザーが役に立ったと感じています
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    フィードバックをお寄せいただきありがとうございます。
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    ありがとうございます。数日中に調査いたします。