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著者の本をもっと見つけたり、似たような著者を調べたり、おすすめの本を読んだりできます。

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華厳経『入法界品』の全訳である。サンスクリット語の原典は「Gaṇḍavyūha sūtra」と言われる。この言葉を中国で「華厳」と考えていたのが、華厳宗の大成者、法蔵であったという。直訳すれば「茎の荘厳」となり、これでは意味が通らない。解釈について、いろいろな説がありまだ決着を見ていないようである。「Gaṇḍa」はドラヴィダ語起源の言葉であり、「泡」や「腫物」の意味もある。しかし「優れた、最高」の意味もある。「Vyūha」は「配置」や「章」、「集合」「配列」の意味がある。
なので、自分の理解としては「最高に配列された経典」(同格限定複合語)と思っている。善知識を訪れる順番が、見事な順番になっているのではないか、と想像する。
さて、この経典を「読む」には、普通の読書の常識から離れなければならない。
あらすじは、善財童子が文殊菩薩の教えを受けて発心し、「菩薩の道とは何か」を尋ねて、53人の善知識を訪問する内容である。
しかし、文章は極めて豪奢な修飾語で覆われた美文学というべきもので、ひとつひとつの節が長大、かつ連続する。
例えば、仏陀の徳は偉大なるが上にも偉大である、それは10年、100年、千年、万年、万年の100倍、それの2乗、さらにそれの2乗、、、などの文が、100項目以上続くこともある。
また過去、現在、未来のあらゆるところで法を説いている仏が、善知識の神通力によって、その場にある極めて貴重な宝石の中に映し出されている、というような描写が延々と続く。
この時点で、「これは普通の読書ではない」と気が付かなければならない。
これは一種の「修行」をしているのだ。
なので、つらくとも一語たりとも、読み飛ばしては、この経典の功徳を受けられない。
これはやはり「経典」の翻訳である。心して読まれんことを。
さとりへの遍歴が待望の文庫化。
はっきり言って感無量です。
本書の上巻では、サーラドヴァジャとアーシャー、つまり第6章と第7章が非常に重要であります。
サンスリットの和訳本は、いまいち取っ付きにくいかも知れませんが、
重要な資料なので、ぜひ皆様にオススメ致します。
江部鴨村訳の、口語全訳華厳経ももちろん優れた全訳華厳です。
ぜひ、ご参考になさってください。
値段が高いですけどね。