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  • 定本円谷英二随筆評論集成

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定本円谷英二随筆評論集成

5.0 out of 5 stars (9)

Product Details

  • Publisher ‏ : ‎ ワイズ出版
  • Publication date ‏ : ‎ December 1, 2010
  • Language ‏ : ‎ Japanese
  • Print length ‏ : ‎ 814 pages
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4898302491
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4898302491
  • Item Weight ‏ : ‎ 980 g
  • Dimensions ‏ : ‎ 5.91 x 1.5 x 8.31 inches
  • Amazon Bestseller: #517,361 in Japanese Books (See Top 100 in Japanese Books)
  • Customer Reviews:
    5.0 out of 5 stars (9)

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円谷, 英二
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Customer reviews

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Top reviews from Japan

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  • 5 out of 5 stars
    円谷英二の、日本映画の特撮技術の神髄が刻まれた一冊
    Reviewed in Japan on October 26, 2017
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    この本は、全特撮ファン、ひいては映画監督を目指す人間なら必読の一冊といっても過言ではない本の一つ。

    815ページという分厚さだが、円谷英一時代から円谷英二以降の彼のコメントやシナリオ等を集めた集大成とも言うべきボリューム。

    犬塚稔「稚児の剣法」の撮影を手掛けた円谷が林長二郎(長谷川一夫)について語ったり(帝国劇場で「鬼あざみ」を林が実演した時の熱狂と混乱!)、

    本多猪四郎と組んだ「ゴジラ」シリーズといった諸作品のエピソード、

    「ウルトラQ」に関するコメント、南海の船旅や香港、オーストラリアはメルボルンでの思い出。

    特にキャメラマンとしてスタートした円谷の撮影、技術、ディティール(造形)に対するこだわりが凄まじい。

    円谷が磨いてきた特技(特殊撮影技術)、特撮(特殊撮影)に関するテクニック、

    F.W.ムルナウ「サンライズ」におけるC・ロッシャー(チャールズ・ロッシャー)のホリゾント(舞台やセットで使う背景用の布または壁)を駆使した撮影の素晴らしさについて語り装置や撮影方法について詳細に語る。

    他にもスクリーン・バック、「新しき土」でバックグラウンド撮影やスクリーン・プロセス(合成)の技術を駆使した撮影、ストップ・モーションといったアニメーション、撮影速度の調整による効果と言った特殊技術、

    航空映画を撮るために操縦の教科書や実際に飛行機を操縦する訓練に挑み悪戦苦闘する話も面白い。ハワード・ホークス「コンドル」のエルマ・ダイアの撮影を引き合いに出しながら航空機上における撮影の“コツ”を語ったり、D.W.グリフィス(迫力の群衆、歴史スペクタクル、戦争映画等ドラマティックな作品多数)を超えるような映画を作っていかなきゃならない的なことについても熱い想いを語る語る。

    特殊撮影を手掛けた航空映画「海軍爆撃隊(海爆)」や「ハワイ・マレー沖海戦」の苦労話、

    帰山教正によるインタビューで語る「燃ゆる大空」のミニチュアを使った撮影技術、

    成瀬巳喜男&三村明「上海の月」でジョン・フォード「ハリケーン」張りの暴風雨を撮ろうとしたらカットの繋ぎの関係上「あんまり凄いのを撮られると困る」と言われセット撮影になってもミニチュアの制作に心血を注いだ話、

    アラン・ドワン「スエズ」やヘンリー・キング「シカゴ」で特殊撮影を手掛けたフレッド・サーセンのテクニックを座談会で話し合ったり、それで思い出したかのようにアーノルド・ファンク「新しき土」で行った地震を表現する技術についても種明かし。

    美術監督として後に黒澤明「七人の侍」や「羅生門」等で活躍した松山崇がジョージ・キューカー&ジョセフ・L・マンキーウィッツ「フィラデルフィア物語」の庭の造り込みについて語り出せば、円谷がライト(照明)による影と表のバランスの具合の良さについて語り出してしまう。

    そして戦後に語る機会が増えた「キングコング」の衝撃。

    円谷が様々な人間と対談しているのも凄い。監督として組んだ山本嘉次郎や本多猪四郎をはじめ、豊田四郎、五所平之助、作家の安部公房や星新一、佐野洋といった面々。

    円谷が映画について語る度に、思わずその映画のワンシーンが頭の中に浮かんでしまう。

    それは、一時の出会いとはいえ撮影仲間として心を通わせた佐々木太郎を想いながらレニ・リーフェンシュタール「青の光」の一場面を語った際もそうだった。ここにその一文を引用したいと思う。

    「青空にそびえ立つポプラの葉裏がきらきら光る並木道を静かに駅馬車の通う感傷的な場面」

    独逸(ドイツ)から技術を学び帰国し、その佐々木の映像を見たという円谷は、リーフェシュタールを思わせるような映像に感動したそうだ。残念ながら、作品の名前は忘れてしまったそうだが…気になる。

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  • 5 out of 5 stars
    とてもおもしろい本です
    Reviewed in Japan on September 23, 2016
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    円谷監督のエンジニアの姿勢、技術への取り組みの姿勢、優れた実験の結果が余すとこなく浮かび上がります。戦後日本はさまざまな部門で技術が発達しましたが、これは映画の特撮という部門で発達した一つの技術部門の歴史を語る本でもあります。監督の人となり、情熱も伝わってきて、とても面白く読みました。私は特に特撮映画のファンではないのですが、一部門の優れた先人の功績が丁寧にまとめられている本です。特撮ファンではなくても楽しめました。

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  • 5 out of 5 stars
    竹内博氏による入魂の編集
    Reviewed in Japan on August 5, 2011
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    ある意味で大伴昌司氏の正統な後継者であり、円谷プロダクションでも社員として活躍した編集者、竹内博氏の遺作になります。

    晩年、竹内氏は従来の著述業に加えて、取材を重ねた相手からの資料、あるいは出版物の発掘に精力を注ぎ込みました。

    それはまるで考古学者が遺跡を掘り起こすが如き作業であり、この本のように膨大な資料を集成したものとなりました。

    本の内容自体は過去に発表された円谷英二自身のインタビューや記事関係を採録したものですが、かつては古本市に足を運んだり、或いは国会図書館、大宅壮一文庫のような図書館で閲覧するしか無かった貴重な文献が誰でも読めるようになったことは竹内氏の功績に他なりません。

    氏自身による後書きに「あと最低十年は時間が欲しい」とあり、円谷英二のみならず、日本映画史の側面を紹介しようという意欲がうかがえ、かえすがえすもその早逝が残念でなりません。謹んでご冥福をお祈りします。

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  • 5 out of 5 stars
    特撮の神様・円谷英二の全文筆業績を完全網羅
    Reviewed in Japan on March 18, 2012
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    ■日本が世界に誇る特撮映画の巨人・円谷英二(1901-1970)。本書は我が国最高(ということは世界最高)の円谷研究家・竹内博氏が執念で探求した円谷英二の全文章(随筆、評論)を収めた大著。

    ■文章の他、インタビュー、対談、座談会も収録されている。とにかくその調査収集は徹底しており、映画や本の短い推薦文の類も網羅しているのだ。A5判2段組・全814頁。没後40年目に結実した感涙の大偉業である。

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